RED LINE

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2009RED LINE

RED LINE

★ 3.4 / 5.0スポーツ
放送年2009年
フォーマットスペシャル
話数1話
原作オリジナル

「Redline」の劇場版に先立つ短編パイロット作品。本編に向けた前日譚として機能し、メインストーリーへの導入となるエピソードを描く。キャラクター紹介やワールドビルディング、物語の背景設定などが盛り込まれており、視聴者が本編をより深く理解できるよう構成されている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

宇宙最速を決める超危険レース「レッドライン」を舞台に描く、2009年公開の劇場アニメ『REDLINE』に先立つ短編パイロット作品。本編の前日譚として機能し、主人公JPをはじめとするキャラクターたちの紹介や、命がけのレースが繰り広げられる独特の世界観を提示する。本編をより深く楽しむための導入として、ハイオクテインな世界への扉を開くエピソードだ。

みどころ・魅力

① 本編『REDLINE』への完璧な導入

劇場版を観る前に押さえておきたいパイロット作品。世界観のルールや登場人物の立ち位置がコンパクトに整理されており、本編視聴後に改めて見返すことで新たな発見もある、本編と二人三脚で楽しめる構成になっている。

② 「動かすことへの執念」が宿るアニメーション

本編同様、手描きにこだわった濃密な作画が短編ながら随所に炸裂する。スピード感を視覚的に叩きつけるカット割りとデザインは、商業アニメの枠を超えた熱量を持つ。スタジオ「MADHOUSE」の底力を体感できる一本。

③ 個性爆発のキャラクターたちとワールドビルディング

主人公JPをはじめ、レーサーたちのビジュアルと個性が短時間で鮮烈に刻み込まれる。異星人・改造人間・犯罪組織が入り乱れる退廃的でポップな世界観の設計図がここに凝縮されており、本編への期待値を一気に引き上げる。

キャスト・声優一覧

メイン
ハメシュ・フリーニ
ハメシュ・フリーニ
サブ
トラヴァ
トラヴァ
サブ
マシンヘッド鉄仁
マシンヘッド鉄仁
サブ
シンカイ
シンカイ
サブ
ボスボス
ボスボス
サブ
ボイボイ
ボイボイ
サブ
ソノシー・マクラーレン
ソノシー・マクラーレン
サブ
ジョニー ボーヤ
ジョニー ボーヤ
サブ
リンチマン
リンチマン
サブ

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スタッフ

監督小池健
音楽ジェイムス 下地

感想・評価

最初に見たとき——「有名なやつ」の前日譚から入った理由

Redlineは名前だけ知っている状態だった。「7年かけて作った手描き劇場版」「Cannesで話題になった」——そういう情報だけが頭の中にあって、本編はずっと積んでいた。で、本編より先にSP版があると知って、こっちから入ってみることにした。短いし、ウォームアップにちょうどいいかと思って。

再生してすぐ気づくのは、とにかくうるさいということだ。絵も音も情報量も、全部が「大声で話しかけてくる」感じ。最初の30秒で「あ、これ体力いる作品だ」と思った。それなのに気づいたら前のめりになって見ていた。短編ゆえの密度の高さというか、余白がゼロの状態が続くのに不思議と飽きない。エンドロールが終わった後、本編への期待値がちゃんと上がっていた。「前菜として」見始めたつもりが、それ自体でひとつの体験になっていた。

勝つためじゃなく走るために走る——速度そのものが目的になった人間たちの話

このSPを見て感じるのは、登場人物の誰も「勝利のために走っている」ように見えないということだ。名誉でも賞金でも生存でもない。ただ速く走ることへの純粋な欲動——それだけがドライバーたちを動かしている。台詞で説明されるわけじゃないが、映像の中にそれが滲み出ている。

アニメで「速さ」を表現するのは思ったより難しい。動きの流れ、音楽のタイミング、カメラの切り替え——全部が噛み合ったときにだけ「速さ」は体感になる。このSPはその噛み合いが複数カ所あって、そこで体が反応する。頭で「速いな」と処理するんじゃなくて、体が前に出る感覚。アニメでしか作れない体験として、これはかなり純度が高い。

尺が短いぶん、世界観の説明は徹底的に省いてある。「なぜこの人たちは命がけでレースをするのか」という問いへの答えは、言葉ではなくエンジン音とキャラクターの表情で語られる。それで十分伝わる、というスタンスで作られていて、その割り切り方が結果的に正解だったと思う。説明過多にしたら台無しになるタイプの作品だ。

本編が7年かかった理由も、SPを見るとうっすらわかる。この密度を90分以上維持しようとしたら、そりゃ尋常じゃない時間がかかる。何かに取り憑かれた人たちが作ったんだろうな、という匂いが画面から来る。それ自体がこの作品を見る理由のひとつになっている。

特に刺さったシーン

序盤、最初のレースが本格的に始まる直前——カメラが俯瞰から一気にコックピット視点に切り替わる瞬間がある。「レースが行われている」という外側の映像から、突然一人称の速度感に叩き込まれる。あの切り替えのタイミングが絶妙で、思わず姿勢が変わった。

そこに重なってくる音楽がまたいい。James Shimojiによる電子系のサウンドトラックが、映像の熱量と完璧に同期していて、「音楽が映像と一緒に走っている」という感覚がある。アニメで音楽がここまで映像と溶け合っているケースは多くない。BGMじゃなくて、映像の一部として機能している。

声の演技も、大げさにならずにテンションを維持していて、「叫んでいるのにうるさくない」という奇妙なバランスが保たれている。短い尺の中でそれが一貫しているのは地味に難しいはずで、ディレクションが相当丁寧だったんだろうと思う。

読んで見たくなったら——『RED LINE』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 手描きアニメの密度・筆致に価値を感じる人(CGとの差異を楽しめる目がある人)
  • 「物語より映像体験」で作品を選んでいる人
  • 音楽と映像の同期に敏感な人
  • 本編Redlineを見る前の導入として入りたい人
  • 10分以内に「何かが起きた感」を得たい人

合わない人

  • キャラクターの内面描写やドラマを求めている人(このSPにその時間はない)
  • 静かなテンポの作品が好きな人(全編ハイテンションで緩急がほぼない)
  • 「軽く流す」つもりで見ようとしている人(軽くない。体力を使う)
  • 世界観の説明を丁寧にしてほしい人(ほぼ説明なしで始まる)

次に見るなら

当然ながらRedline(2009年劇場版)が最初の一本。このSPはあくまで入口で、本編はさらに密度が上がる。7年かけた手描きの圧力を正面から受け止める準備が、SPを見終わった後にはできているはずだ。

映像体験として近いものを別作品で探すならFLCL。意味よりスピードと感触で押し切るスタイル、音楽と映像の一体感、「理解するより体感する」という受け取り方の正しさ——Redline SPと同じ種類の快楽がある。

「走ることへの純粋な欲動」というテーマで繋げるなら新世紀GPXサイバーフォーミュラも面白い。こちらはドラマ寄りだが、速さに人生を賭けるキャラクターたちの描き方に共通する何かがある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『RED LINE』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。サブスクリプションに加入済みであれば追加料金なしですぐに視聴できます。劇場版『REDLINE』本編と合わせて視聴することで、世界観をより深く楽しめますので、ぜひ本編の前にチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 『RED LINE』はどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスの加入状況に応じて、追加料金なしで視聴できます。
Q. 劇場版『REDLINE』と本作はどちらを先に観るべきですか?
A. 本作は劇場版の前日譚・パイロットにあたるため、先に視聴するのがおすすめです。本編後に見返すと新たな発見もあり、どちらの順番でも楽しめます。
Q. 本作だけでも楽しめますか?
A. 単体でも世界観やキャラクターの魅力は十分に伝わりますが、劇場版『REDLINE』との合わせ視聴でより深く楽しめる作品です。本編のダイジェスト的な入口として機能しています。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 短編パイロット作品のため、通常のアニメ1話よりも短い内容です。本編『REDLINE』(約102分)の前後に気軽に視聴できるボリュームです。

まとめ

『RED LINE』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVにて配信中です。サブスクリプションに加入済みであれば追加料金なしですぐに視聴できます。劇場版『REDLINE』本編と合わせて視聴することで、世界観をより深く楽しめますので、ぜひ本編の前にチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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