生徒会の一存

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2009生徒会の一存

生徒会の一存

★ 3.5 / 5.0コメディ
放送年2009年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作ライトノベル
制作Studio DEEN

碧陽学園の生徒会メンバーは人気投票で選ばれており、努力して入会した杉咲賢以外は全員可愛い女の子ばかり。メンバーたちは「涼宮ハルヒの憂鬱」「ドラゴンボール」「デスノート」などのパロディに満ちた、果てしないおしゃべりを繰り広げる。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

碧陽学園の生徒会は、メンバーが全校生徒の人気投票で選ばれるという特殊な仕組み。そのため役員は可愛い女の子ばかりで、唯一の男子・杉崎鍵だけが実力(成績)で席を勝ち取った異色の存在です。鍵が掲げる目標は「ハーレムを築くこと」。しかし生徒会室で待っているのは、ちびっこ会長の桜野くりむ、底知れぬ副会長・紅葉知弦、ツンデレ気質の椎名深夏、人見知りの椎名真冬という濃すぎる面々でした。本作は事件らしい事件がほとんど起こらず、生徒会室での果てしないおしゃべりとボケ・ツッコミの応酬が物語の中心となる、会話劇主体の学園コメディです。

みどころ・魅力

① 物語の9割が「生徒会室の雑談」という潔さ

ストーリーが進むことよりも、キャラクター同士の掛け合いそのものを楽しませる構成が最大の特徴です。テンポの良いボケとツッコミ、脱線しまくる議題、オチのない会話の心地よさが癖になります。日常系・会話劇が好きな人にとっては理想的な「ずっと観ていられる」作品です。

② 容赦ないパロディとメタネタの洪水

「涼宮ハルヒの憂鬱」「ドラゴンボール」「デスノート」をはじめ、数々の人気作品をネタにしたパロディが全編に散りばめられています。元ネタを知っているほど笑いどころが増える作りで、2000年代後半のオタクカルチャーを凝縮したような賑やかさが魅力。きわどい発言も飛び出すブラックな笑いも見どころです。

③ 個性が振り切れたヒロインたちの応酬

ロリ系会長のくりむ、何を考えているか読めない知弦、運動神経抜群のツンデレ深夏、引っ込み思案でオタクな真冬と、タイプの異なる4人がそろい踏み。そこに「ハーレム狙い」を公言する鍵が絡むことで、テンプレを逆手に取ったやり取りが次々生まれます。キャラ同士の関係性が深まっていく過程も楽しめます。

キャスト・声優一覧

椎名 深夏
椎名 深夏
メイン
富樫美鈴
椎名 真冬
椎名 真冬
メイン
優希堀中
杉崎 鍵
杉崎 鍵
メイン
近藤隆
紅葉知弦
紅葉知弦
メイン
斉藤佑圭
桜野くりむ
桜野くりむ
メイン
本多真梨子
藤堂リリシア
藤堂リリシア
サブ
能登麻美子
藤堂エリス
藤堂エリス
サブ
清水愛
残響死滅
残響死滅
サブ
櫻井孝宏
中目黒善樹
中目黒善樹
サブ
山本和臣
宮代奏
宮代奏
サブ
戸松遥
真儀瑠 紗鳥
真儀瑠 紗鳥
サブ
小菅真美

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スタッフ

監督佐藤卓哉
シリーズ構成花田十輝
原作葵せきな
原案キャラデザ狗神煌
キャラクターデザイン堀井久美
音楽かみむら周平
美術監督中村恵理、東潤一
音響監督岩浪美和
OP優希堀中「Treasure」
ED優希堀中「Mousou Fetish」
ED富樫美鈴「Up Up Down Down Left Right Left Right B A」
ED本多真梨子「Mousou Fetish ~Shiina Shimai ver.~」
ED斉藤佑圭「Mousou Fetish ~2 ban~」
EDHonda, Mariko and Saitou, Yuka「Up Up Down Down Left Right Left Right B A ~Ganbare Kurimu ver.~」
ED碧陽学園生徒会「Up Up Down Down Left Right Left Right B A ~2 ban~」
ED兵響学園生徒会「Mousou Fetish ~Sasuga!! Chizuru ver.~」
ED富樫美鈴と堀中優希「Up Up Down Down Left Right Left Right B A ~Shiina sisters ver.~」
ED碧陽学園生徒会「Yurupa☆Wonderful」
ED本田真梨子と斉藤佑佳「Yurupa☆Wonderful ~Kurimu & Chizuru ver.~」
ED本田真梨子「Zettai Kaichou Sengen?」
ED碧陽学園生徒会「Yurupa☆Wonderful ~2 ban~」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

深夜、特に観たいものもなくて、サムネと一行のあらすじだけで再生ボタンを押した類の作品だ。生徒会室、女の子が四人、男が一人。「ハルヒ以降に山ほど湧いた、学園で延々しゃべるだけのやつだろう」と完全に高をくくって見始めた。ところが一話の前半がまるごと「会議という名のただの雑談」で終わって、しかもそれが妙に居心地いい。二回目に観て気づいたのは、この作品が『何も起きないこと』を真顔でやり切っているということ。物語が進まないんじゃない、進めないほうを選んでいる。三回目になると、もう内容を追っていなかった。あの部屋の空気を吸いに行っている自分がいた。

ハーレムの皮をかぶった、終わらない放課後への執着

この作品、表向きは「男一人にかわいい女の子四人」のハーレムだ。主人公の杉崎鍵は、人気投票で選ばれた他のメンバーと違って、成績という実力だけで生徒会にねじ込んだ唯一の男で、口を開けば「全員と付き合う」と言ってのける。普通に読めば、ただのスケベな願望充足装置に見える。でも何度か観ているうちに、あの宣言は欲望の話じゃなくて、決着をつけたくない話なんだと思うようになった。誰か一人を選ぶというのは、この関係に答えを出すということで、答えが出た瞬間にこの部屋の時間は終わる。彼が全方位に手を伸ばし続けるのは、終わらせないための引き延ばしなんだ。

パロディの使い方も同じ方向を向いている。ハルヒ、ドラゴンボール、デスノート——彼らの会話は、外から借りてきたネタの上でしか転がらない。共有された記憶を確認し合うことが、そのまま仲間でいることの確認になっている。元ネタを知らない人間は、この部屋には入れない。つまりこの生徒会室は、同じものを観て育った者だけが入れる、閉じた放課後だ。だからこの作品は、ハーレムアニメというより「終わってほしくない時間」そのものを描いた話だと思っている。事件が起きないのは予算や尺の都合じゃなく、事件が起きた時点でこの幸福が壊れるからだ。何も起こさないことが、ここでは最大の優しさになっている。

特に刺さったシーン

刺さるのは、決まって何でもない場面だ。序盤、議題がいつのまにか消えて全員が好き勝手にしゃべり出すくだり。杉崎鍵を演じる近藤隆の、軽口を叩きながらどこか相手をよく見ている喋り方がいい。ふざけているのに、相手の言葉をちゃんと拾って返している。藤堂リリシア役の能登麻美子は、低めの落ち着いた声で場を一段下げてくる役回りで、騒がしい部屋にこの声が入るだけで空気が締まる。宮代奏の戸松遥はテンポの主導権を握る側で、序盤のたたみかけはこの人の間合いで決まっている。藤堂エリス役の清水愛の、ちょっと棘のある合いの手も効いていて、四人の声の高さがきれいにばらけているから、長い雑談がまったく潰れない。そして終盤、唐突に櫻井孝宏の残響死滅が場をさらっていく一幕。この一発のためにこの声を使うのか、と思わず笑ってしまった。派手な見せ場じゃなく、こういう「誰かがふと黙る一瞬」に、何度も巻き戻されている。

読んで見たくなったら——『生徒会の一存』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 事件もオチもいらない、ただ居心地のいい会話を延々浴びたい人
  • 元ネタ探しが好きで、パロディに気づいた瞬間がいちばん楽しい人
  • 放課後の部室みたいな、終わらない時間に弱い人

合わない人

  • 話が前に進まないと退屈で耐えられない人
  • ハーレム設定そのものが生理的に受けつけない人
  • パロディの元ネタを共有していないと、置いていかれた気分になる人

次に見るなら

らき☆すた——とにかく中身のない会話を浴び続けたいなら。オタク的な小ネタの密度と、何も起きないのに満たされる感じはかなり近い。

這いよれ!ニャル子さん——パロディを撃ち続ける勢いで笑わせにくるタイプ。元ネタ探しの楽しさが好きならこっち。

男子高校生の日常——性別は逆だけど、くだらない雑談だけで一話を成立させる強さは同じ。生徒会室を男子のノリに置き換えたような味がある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「生徒会の一存」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されており、これらのサービスに加入していればすぐに視聴できます。いずれもアニメ作品のラインナップが充実した定番のサービスですので、ご自身の利用環境に合わせて選ぶとよいでしょう。会話劇のテンポを存分に味わいたい方は、一気見できる配信サービスでの視聴がおすすめです。

よくある質問

Q. 「生徒会の一存」はどこで配信されていますか?
A. 2026年6月時点で、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3つのサービスで配信されています。いずれも月額制で視聴できるため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。
Q. ストーリー重視の作品ですか?
A. 大きな事件が起こるタイプではなく、生徒会室での会話劇が中心の作品です。キャラクター同士の掛け合いやパロディの面白さを楽しむ、日常系コメディとして観るのがおすすめです。
Q. パロディネタが多いと聞きましたが、元ネタを知らなくても楽しめますか?
A. 元ネタを知っているとより笑えますが、知らなくてもキャラクターのテンポの良い会話だけで十分楽しめます。気になったネタを後から調べてみるのも、この作品ならではの楽しみ方です。
Q. どんな人におすすめですか?
A. テンポの良い会話劇や、ボケとツッコミの応酬が好きな方に特におすすめです。キャラクター同士のやり取りをのんびり楽しみたい方や、賑やかな学園コメディを探している方にぴったりの作品です。

まとめ

「生徒会の一存」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されており、これらのサービスに加入していればすぐに視聴できます。いずれもアニメ作品のラインナップが充実した定番のサービスですので、ご自身の利用環境に合わせて選ぶとよいでしょう。会話劇のテンポを存分に味わいたい方は、一気見できる配信サービスでの視聴がおすすめです。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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