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テニスの王子様: 羽子板の王子様
| 放送年 | 2001年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
正月特別編は第1話から12話までの総集編である。しかし、レギュラープレイヤーたちが参加する奇妙なトーナメントも開催される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
テニスの王子様の正月特別編。第1話から第12話までのストーリーを振り返る総集編として構成されているが、それだけではない。青春学園のレギュラープレイヤーたちが一堂に集い、お正月らしい趣向を凝らした奇妙なトーナメントが繰り広げられる。試合の熱さとコメディならではの笑いが融合した、特別感あふれる一編だ。みどころ・魅力
① 総集編×オリジナル要素の二重構成
第1〜12話の名シーンを振り返りながら、本編では見られない正月限定の特別トーナメントを盛り込んだ贅沢な構成。初めて見る人には入門編として、既存ファンにはボーナストラックとして楽しめる一粒で二度おいしい内容になっている。② レギュラー全員集合の豪華なお祭り感
青春学園テニス部のレギュラーメンバーが一堂に会する特別編ならではの盛り上がりが魅力。普段の試合形式とは異なる「奇妙なトーナメント」という設定が、キャラクターの個性や掛け合いを引き立て、日常コメディとしての楽しさを最大限に引き出している。③ 30分で楽しめるコンパクトな特別編
SPフォーマットならではの手軽さが魅力。アクション・コメディ・スポーツの要素がぎゅっと凝縮されており、シリーズを見たことがある人なら隙間時間にサクッと楽しめる。お正月という季節設定が作品に特別な華やかさを加えている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| OP | ヒロエックス「Future」 |
|---|
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
テニプリの正月SPと聞いて、総集編だろうと思って流し見を始めたら、羽子板トーナメントが始まった。その瞬間の「何してんの」感は、何度見ても新鮮で困る。2001年放送という時代を考えると、この「お正月だから羽子板やろう」という発想を企画として通した人は、ある種の天才か確信犯のどちらかだと思う。
テニプリのレギュラー勢が羽子板を持って本気で競い合う絵面は、最初の視聴ではただただ笑えるのだが、2回目に見ると、実はちゃんと各キャラクターの個性が羽子板の打ち方にまで滲み出ていることに気づく。そこが恐ろしい。ギャグのつもりで作ったのか、本気でキャラクター描写をしたのかが判断できない。たぶん両方だ。
「何でもテニスにしてしまう」集団の、テニス以外の話
このSPが意外と面白いのは、総集編パートがあることで「テニプリとはなんだったか」をいったん整理させてくれることにある。1話から12話のダイジェストを挟むことで、羽子板トーナメントという完全に頭のおかしいイベントが「息抜き」ではなく「補足資料」として機能するんだよね。つまり本編で描き切れなかったキャラクターの軽薄な側面、日常の温度感、試合外の人間関係、そういうものが羽子板という舞台で浮かび上がる。
青学のレギュラーたちは、テニスでは明確な序列と役割を持っている。でも羽子板になった瞬間、その序列が少し崩れる。置鮎龍太郎さん演じる手塚が羽子板をどう打つか、というだけで笑えるし、津田健次郎さんの乾が「データ的に最適な羽子板の軌道は」とか言い始めそうなのに言わないことへの奇妙な安堵もある。皆川純子さんのリョーマが相変わらず「まだまだだね」のスタンスでいるのかどうか、そのあたりが見どころになる。
スポーツアニメの正月スペシャルというフォーマットは、本来キャラクターの息抜きを見せるためにある。でもテニプリはそこでも競わせる。トーナメント形式にする。勝敗をつける。この「緩められない」体質こそがテニプリの核心で、羽子板というどう考えてもシリアスに扱えない競技でさえ、ちゃんと対決として描こうとする。この馬鹿正直さが愛おしいし、同時に微妙に笑える。
コアなファンにとってはキャラクターの「素」を見るための30分で、初見層には「これがテニプリという作品の温度だ」という紹介回でもある。SP単体では成立しないが、本編ファンにとっては過不足のない補講だ。
特に刺さったシーン
羽子板トーナメントの序盤、高橋広樹さんの菊丸がやたらフィジカルを活かした動きで羽子板を打つシーンが好きだ。テニスコートでの軽業的な動きがそのまま羽子板に転用されていて、「この人どんな競技でもそれをやるんだ」という妙な一貫性がある。声のテンション含めて、菊丸のキャラクターが30秒で伝わってくる。
それから、高橋美佳子さんの桜乃が羽子板を見守るシーンの空気感。本編では試合の外から応援するポジションが多い桜乃だが、SPの緩い雰囲気の中では少しだけ違う顔が見える。声の温度が少し柔らかくなる瞬間があって、そういう細部を高橋美佳子さんはちゃんと使い分けてくる。
2回目に気づいたのは、羽子板の試合中の音響設計がちゃんとしていること。羽子板を打つ音が、打つキャラクターによって微妙に違う。これが意図的なのか偶然なのかはわからないが、乗っているうちに気になってくる。
読んで見たくなったら——『テニスの王子様: 羽子板の王子様』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テニプリ本編(特に1クール目)を一通り見ていて、キャラクターへの愛着がある人
- 総集編でも「この声でこのセリフもう一回聞きたい」と思える口の人
- スポーツアニメのギャグ回・番外編が好きで、緩い時間を楽しめる人
- 置鮎龍太郎・津田健次郎・皆川純子の声が好きで、理由なく再生できる人
合わない人
- テニプリ本編を見ていない人(総集編があるとはいえ、前提知識がないと薄い)
- 番外編・ギャグ寄りのSPに価値を見出せず、本筋だけ追いたい人
- 30分弱のSPに対してストーリーの密度を求める人
次に見るなら
同じくスポーツアニメの正月・番外SP的なノリを楽しみたいなら、ヒカルの碁の特別編が近い感触。本編の熱量を保ちつつ、キャラクターの日常側を見せるバランス感覚が似ている。囲碁というニッチな競技への真剣さとコメディの共存が好きなら合う。
テニプリ的な「スポーツを通じた少年たちの本気ぶり」をもう少し体系的に見たいなら、Prince of Tennis II(新テニスの王子様)に進むのが素直なルート。羽子板SPで確認したキャラクターがどう成長するか、という視点で見ると解像度が上がる。
ギャグとスポーツの融合という意味ではダイヤのAのサイドエピソード群も近い。野球という競技への敬意とバカバカしさが共存していて、テニプリの温度感に近いところがある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『テニスの王子様: 羽子板の王子様』は、dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに加入しているプラットフォームからすぐに視聴を始められます。30分程度の特別編ですので、気軽に楽しめる作品です。