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テニスの王子様 OVA ANOTHER STORYⅡ~アノトキノボクラ
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 4話 |
| 制作 | Production I.G |
第1話:白石が四天宝寺テニス部の部長になる。部を維持するため新入部員が必要で、才蔵の気を引こうとジョークで注目させようとするが失敗する。第2話:桃城が龍馬に清学の七つの怪談を語る。ありふれた話だが、3年生たちは部屋から急いで出ていく。不二は「それは…」と言う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
テニスの王子様の人気キャラクターたちの「あの頃」を描いたOVAシリーズ第2弾。第1話では白石蔵ノ介が四天宝寺テニス部の部長に就任した直後の奮闘を描く。部員確保のため才蔵への猛アプローチを試みる白石の姿が微笑ましい。第2話では桃城武が越前龍馬に清学の七不思議を語り聞かせる怪談エピソード。たわいない話のはずが、3年生たちが慌てて退室するというオチが笑いを誘う。本編では見られないキャラクターたちの素顔と青春の1ページが詰まった作品。
みどころ・魅力
① 白石蔵ノ介の「部長就任前夜」が明かされる
四天宝寺の絶対的エース・白石が、まだ部長として模索していた時期の姿を描く。普段の完璧さとは裏腹に、才蔵にジョークで近づこうとして空振りを続けるコミカルな白石は必見。ファンならではの「知られざる一面」が堪能できる。
② 桃城×龍馬の凸凹コンビによる怪談トーク
青学の人気キャラクター・桃城が龍馬に清学の七不思議を語る第2話は、緊張感ゼロなゆるい雰囲気が魅力。ありきたりな怪談のはずが3年生たちが一斉に逃げ出すという落差のあるオチに、思わず笑いが込み上げる。
③ 本編では語られなかった「過去の物語」で深まるキャラ理解
「アノトキノボクラ(あの時の僕ら)」というタイトルが示すように、各キャラクターが現在の姿になる以前のエピソードを収録。本編を見終えた後に視聴することで、キャラクターへの理解と愛着がさらに深まる構成になっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 音楽 | 渡部チェル |
|---|---|
| 音響監督 | 平光琢也 |
| OP | 斬新隊「アオゾラSTAGE」 |
| ED | 森久保祥太郎「HIKARI」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
テニプリは正直、あんまり通ってこなかった。リアルタイムで追っていたわけでも、後追いで全部見たわけでもなく、「いつか」と思い続けた代表格のシリーズだ。そこへ飛び込んでくる『ANOTHER STORYⅡ ~アノトキノボクラ~』、しかもOVAのさらにOVAという立ち位置。普通なら後回しにするところだが、「あの頃の私たち」という意味合いのサブタイトルに引っかかって手を出してしまった。原点の話、来歴の話——こういう切り口には妙に弱い。
本編との関係を先に言っておくと、これは補完寄りの外伝OVAだ。本編で活躍したキャラクターたちが「あの頃どうだったか」を掘り下げる形式で、テニプリを深く追ってきた人には刺さるが、知識ゼロで入ると厚みが半分になる。せめてシリーズの主要な対戦相手たちのことを知ってから入るほうがいい。
リーダーになっても、人を動かす正解なんてない
第1話、白石蔵ノ介が四天宝寺テニス部の部長に就任するエピソードで、あの人の意外な一面が見えた気がした。部員獲得のために才蔵の気を引こうとジョークを放つシーン——決まると思った瞬間があって、それがきれいに外れる。細谷佳正の声が「やってしまった」の間を自然に表現していて、笑えるのに妙にリアルだった。
このOVAが描こうとしているのは、キャラクターの「試合の外側」だ。テニプリは基本的にコートの上が主戦場で、そこでの強さや成長がドラマの軸になる。でもここでは、誰かが誰かを動かそうとして、うまくいかなかったり、意外な形で解決したりする。強いキャラクターが「リーダーとして不器用な瞬間」を持っている——本編ではなかなか描かれない角度だ。
第2話はトーンが変わってコメディ寄りで、桃城が語る怪談自体は特段面白くないのに、3年生たちが部屋を出ていく。不二の「それは…」で終わる。視聴者に説明しない。この省略が上手い。本編を追ってきた人間には「あ、そういうことか」と分かる何かがある。テニプリのシリーズ全体を知っていると、あの一言の重さが変わる構造になっている。
「OVAのOVA」という形式は贅沢なものだ。本編の尺では掘り下げられなかった日常、積み上げてきたファンへのカタログみたいな位置づけ。手塚国光を演じる置鮎龍太郎、乾貞治の津田健次郎、跡部景吾の諏訪部順一——そういった面々が積み上げてきたキャラクター像の「行間」を補完する試みとも言える。知っている人への、短いが密度のあるプレゼントだ。
特に刺さったシーン
第1話の白石が滑るシーン、これに尽きる。細谷佳正は「声優と夜あそび」でMCとして聞いていた声なので、キャラクターとして重なったときの落差が面白かった。普段の喋りと、白石として「頑張ってジョークを放つ男」の声は全然違う質感で、プロってそういうことか、と素直に思った。気取った台詞回しがひとつも機能しなかった瞬間の、あの微妙な間——笑えるのに、見ていて少しだけ胸に来るものがある。
第2話では越前が怪談を半分聞き流しているような距離感がちょうどよかった。皆川純子が演じる越前リョーマは、興味あるのかないのか判然としない、あの飄々とした少年をずっと変わらずやっている。シリーズを長く引っ張るキャラクターの軸というのは、こういう積み重ねで太くなるんだと感じた。
読んで見たくなったら——『テニスの王子様 OVA ANOTHER STORYⅡ~アノトキノボクラ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テニプリ本編を一通り見終えて、キャラクターたちのコート外の顔がもっと見たい人
- 白石蔵ノ介・四天宝寺が好きで、あのキャラクターの「部長就任期」を見たい人
- 1話完結の短いエピソードを隙間時間にさっと見たい人
- コメディ寄りの番外編で、シリーズへの愛着を補充したい人
合わない人
- テニプリ本編の知識がほとんどない状態で入ろうとしている人(キャラクター関係の前提が必要)
- 白熱した試合シーンを期待している人(このOVAに試合はほぼない)
- 長編のストーリー展開を楽しみたい人(エピソードは短編完結型)
次に見るなら
テニスの王子様 OVA ANOTHER STORY(無印・2008年)は本作の前作にあたる。「あの頃のキャラクターたち」という文脈をより深く味わうなら、先にこちらを見ておくほうがいい。同じ短編補完スタイルで、本作との対になる位置づけだ。
ハイキュー!! は別ジャンルだが、長期シリーズのファンが本編の隙間を補完するOVAを楽しむ文化という意味では近い。本編の試合より日常・関係性のほうが好き、という人なら、ハイキューのOVA群が同じ満足感を持つ。
黒子のバスケ EXTRA GAME はシリーズ本編後の番外編として位置づけられた作品で、長く追ってきたファンへの「ボーナスステージ」という文脈が本作と重なる。本編を完走した後に見る補完コンテンツとしての使い心地が似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『テニスの王子様 OVA ANOTHER STORYⅡ~アノトキノボクラ』は、dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで視聴できます。主要な動画配信サービスで配信されているため、すでにいずれかに加入している方はすぐに視聴可能です。テニプリファンはもちろん、キャラクターの過去エピソードに興味がある方もぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『テニスの王子様 OVA ANOTHER STORYⅡ~アノトキノボクラ』は、dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで視聴できます。主要な動画配信サービスで配信されているため、すでにいずれかに加入している方はすぐに視聴可能です。テニプリファンはもちろん、キャラクターの過去エピソードに興味がある方もぜひチェックしてみてください。










