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テニスの王子様 全国大会篇 Semifinal
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | M.S.C |
越前リョーマと青学テニス部は全国大会で、去年のベスト4・四天宝寺中学校と対戦する。関西大会優勝の四天宝寺は今年の優勝候補の一つ。さらに四天宝寺の各選手は青学の選手を上回る実力を持つと言われている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
越前リョーマ率いる青春学園テニス部は、全国大会準決勝で強豪・四天宝寺中学校と激突する。関西大会を制した四天宝寺は今年の優勝最有力候補のひとつであり、各選手のポテンシャルは青学を上回るとも評される。仲間を信じ、一つひとつの試合に全力で挑む青学テニス部。圧倒的な壁を前に、彼らはどんな戦いを繰り広げるのか。みどころ・魅力
① 全国屈指の強豪・四天宝寺との息詰まる試合展開
関西王者として名を馳せる四天宝寺は、個性豊かでパワフルな選手が揃う難敵。それぞれのシングルス・ダブルスで繰り広げられる緊張感あふれる試合展開は、テニスの王子様シリーズの中でも特に見ごたえのある対決のひとつとして語り継がれている。② 個性豊かなキャラクターたちの本気の激突
四天宝寺の選手たちは、奇天烈なプレースタイルや独自の技を持つ個性派揃い。青学の各選手がその個性に対峙し、追い詰められながらも成長していく姿は、本作の醍醐味そのものだ。キャラクター同士の対比と化学反応が存分に楽しめる。③ OVAならではのハイクオリティな作画と熱量
テレビシリーズとは異なり、OVA形式で制作された本作はアクションシーンの作画クオリティが高く、試合の躍動感がより鮮明に描かれている。全国大会という舞台の緊張感と高揚感が、映像のクオリティによってさらに引き立てられている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 多田俊介 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 石井明治 |
| 音楽 | 渡部チェル |
| 美術監督 | 川井憲 |
| 音響監督 | 平光琢也 |
| OP | 置鮎龍太郎「Kakaeta Kiseki」 |
| OP | 細谷佳正「恋の激しさエクスタシー」 |
| ED | 小野坂昌也「Thank you!!」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初はTVシリーズを追いかけていたつもりが、気づいたらOVAが何本も出ていて、「全国大会篇」だけでもSemifinalとFinalで分かれている。テニプリのシリーズ構成は本当に細かい。最初に手を出したとき、「Semifinalってことは途中じゃないか」と思って少し後回しにしたのだが、これが間違いだった。四天宝寺との対戦を描くこのSemifinalは、それ単体でも見応えが十分にある。2回目に見直したとき、個々の試合展開よりも各キャラクターの立ち位置の描き方に目がいった。2007年のOVAなのに、今もこの作品の続編が出続けているという事実が、さらに妙な感慨を呼ぶ。
「勝てるはずがない」をギャグにしないまま成立させる、テニプリの非論理的誠実さ
テニスの王子様という作品に対して「物理法則を無視したスポーツアニメ」という見方をする人は多い。確かにそのとおりで、四天宝寺の各選手は青学を上回る実力を持つと設定されている。この「格上の相手に勝ちに行く」という構図自体はスポーツアニメの定番だが、テニプリがほかと違うのは、その「格上」の描き方が真顔であるところだ。
普通のスポーツアニメなら、格上の相手にも欠点があったり、主人公サイドの成長で逆転するという論理的な積み上げがある。このSemifinalでも成長の描写はあるのだが、テニプリはそこに「でもこの選手はそもそも人間の限界を超えた動きができる」という要素を平然と乗せてくる。ツッコむ気が起きないのは、作品全体がその世界観を徹底しているからだ。ギャグとして笑いを取りにいっているわけではなく、完全に誠実な顔でやっている。
置鮎龍太郎の手塚は、この作品において一種の「基準点」として機能している。感情の振れ幅を最小限に抑えた演技が、作品の真顔感をそのまま体現している。対して津田健次郎の乾は、データと感情の間で揺れる場面で声のトーンが微妙に変わる。2回目以降で聞くと、その変化がかなり計算されていることがわかる。
このSemifinalはTVシリーズの延長として見ると「ようやくここまで来た」という感覚がある。一方でOVA単体で見ても、対戦相手の四天宝寺の個性がきちんと描かれているため、置いてきぼり感は少ない。ただし青学側のキャラクターへの思い入れがある程度ある前提で作られているので、TVシリーズを最低でも半分以上見た上で来るのが正しい順序だと思う。
特に刺さったシーン
菊丸の試合の場面で、高橋広樹の演技が突き抜けている。菊丸という役は明るさが前面に出るキャラクターなのだが、試合の緊迫した局面で声のトーンが低くなる瞬間があって、そこで「あ、ちゃんとこの人は追い込まれている」とわかる作りになっている。最初に見たときは流れで見ていて気づかなかったが、2回目で確認して、そこだけ何度か繰り返して聞いた。
皆川純子のリョーマは、この作品全体を通じて「主人公らしくない主人公」として機能している。感情を表に出さない役を長年やり続けているのに、それが単調にならないのはキャリアの積み重ねとしか言いようがない。Semifinalという位置づけ上、クライマックスはFinalに持ち越されるのだが、それでもこのパートで描かれるリョーマの「静かな観察者」的な立ち位置が、序盤から終盤にかけて少しずつずれていく感じがある。
読んで見たくなったら——『テニスの王子様 全国大会篇 Semifinal』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを一通り見ていて、全国大会の決着が気になっている人
- 石田彰・置鮎龍太郎・津田健次郎あたりの演技を声で聞き分けられるくらいのリスナー
- スポーツアニメの「物理無視」をツッコむより乗っかるタイプ
- 2000年代のアニメ作画の空気感が好きで、そこに郷愁がある人
- テニプリIIまで知っている上でシリーズの変遷を追いたい人
合わない人
- テニプリ未履修でこのOVAから入ろうとしている人(青学側のキャラへの事前理解が前提)
- スポーツアニメに現実的な技術描写や戦術の積み上げを求める人
- OVA1本で完結した話を求めている人(Finalへの続き物なので)
- 感情移入の入り口を主人公の成長弧に求めるタイプ(リョーマはあまり変わらない)
次に見るなら
同じくスポーツアニメの「物理法則より熱量」路線として、黒子のバスケを挙げたい。こちらも「ありえない能力を真顔で描く」方向性が徹底していて、テニプリに慣れた目で見るとむしろ馴染みやすい。バスケという競技の速度感もあって、テンポの違いが新鮮に感じられる。
ハイキュー!!は逆方向の比較として面白い。こちらは物理的にありえる範囲で「限界突破」を描く路線で、テニプリとは正反対のアプローチをとっている。テニプリを見た後にハイキューを見ると、スポーツアニメが取れる選択肢の幅を改めて実感できる。
OVAという形式で長期シリーズを補完するという構造に興味があるなら、銀魂の劇場版・OVA群が参考になる。本編との距離感の取り方、コアファン向けとライト層向けのバランスの置き方など、テニプリのOVA戦略と比較しながら見ると発見がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『テニスの王子様 全国大会篇 Semifinal』は、dアニメストア・U-NEXT・Netflix・Huluの4サービスで視聴できます。主要な配信プラットフォームに対応しているため、すでにいずれかに加入中の方はすぐに楽しめます。各サービスの無料トライアルを利用すれば、まずお試しで視聴することも可能です。