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ワクドナルド
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Studio Pierrot |
マクドナルドが伝説的なアニメスタジオPierrotと提携し、初の公式WcDonald’sアニメを制作します。4つのエピソード短編でWcDonald’sの世界へ。毎週WcDonald’sソースとWcNuggets の物語が展開されます。短編はアクション、ロマンス、メカ、ファンタジーのアニメ4大ジャンルを題材にしています。
作品概要・あらすじ
あらすじ
マクドナルドが名門アニメスタジオ・Pierrotと手を組み、架空のファストフードブランド「WcDonald’s」を舞台にした初の公式アニメを制作。全4話の短編シリーズで、WcDonald’sのソースとWcNuggetsをめぐる物語が毎週展開されます。アクション・ロマンス・メカ・ファンタジーというアニメの代表的な4大ジャンルをそれぞれ1話ずつ体現する意欲的な構成で、本格的なアニメ演出とブランドコラボが融合した異色の作品です。みどころ・魅力
① Pierrot×マクドナルドという前代未聞のコラボ
『NARUTO』『BLEACH』などの大ヒット作を手がけた老舗スタジオPierrotが制作を担当。企業プロモーションとは思えないクオリティのアニメーションが楽しめる点が最大の見どころです。スタジオの本気度が随所に感じられる映像体験となっています。② 4大ジャンルを1話ずつ体験できる贅沢な構成
アクション・ラブコメ・メカ・ファンタジーと、アニメを代表する4ジャンルを独立した短編として描く構成が斬新です。それぞれ異なる世界観とトーンで展開されるため、どのジャンルのファンにも刺さる内容になっています。③ 「WcDonald’s」という架空ブランドのメタ的な面白さ
アニメ作品の背景に長年登場してきた架空のファストフード店「WcDonald’s」がついて公式化。アニメへのリスペクトと遊び心が詰まった設定が、知る人ぞ知るネタとして多くのファンを沸かせました。トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間、「え、なんで?」と声に出た。マクドナルドがPierrotと組んでアニメを作った。それがWcDonald’s、つまりワクドナルド。公式がパロディ名称を採用して本気でアニメを4本作ったという事実が、最初に理解できなかった。「企業コラボ短編でしょ、どうせPR用の2分動画」と思いながら再生ボタンを押したのを覚えている。ところが実際に見始めると、アクション、ロマンス、メカ、ファンタジーという4大ジャンルを1本ずつ真剣にやっている。2回目を見て気づいたのは、各エピソードのジャンル忠実度の高さで、制作側が「ちゃんとやる」という意志を持って作っていることだった。Pierrotというスタジオ名の重さも、見るほどに効いてくる。
本気のパロディは、いつの間にかパロディじゃなくなる
このONAが面白いのは、「WcNuggetsとソースを巡る物語」という設定を、4つの全く異なるジャンルで使い回している点だ。表向きはマクドナルドのプロモーションで、世界観はファストフード店のパロディ。なのに各エピソードは、アクション回ならアクション映画のカタルシスを、ロマンス回ならちゃんとした感情の動きを、それぞれのジャンルの文法で誠実に作っている。
これは単なるコラボ企画の消費物ではなく、「ジャンルとは何か」を逆照射する実験に近い。アニメのジャンル文法は、設定がどれだけ馬鹿げていても機能する。主人公がナゲットを守るために戦っても、ロボットに乗って宿敵と決着をつけても、観客はちゃんとアドレナリンを出す。それがこの作品が静かに証明していること。
ONAという配信形式ならではの実験性もある。TVシリーズでは絶対に通らない「企業名を冠したパロディ世界で毎週ジャンルを変える」というフォーマットが、短編ONA集という形式によって成立している。映像品質もTVとは異なるアプローチで、各エピソードの色使いやカット設計が、そのジャンルのビジュアル慣習を意識的にトレースしているように見える。メカ回のメカがちゃんとメカしているし、ファンタジー回の景色はファンタジーの空気を持っている。
Pierrotが本気でやった証拠は、「楽しんでいる感」が画面に出ていることだ。制約の多い企業案件を、スタジオが内側から食い破るようにして面白くしようとした跡がある。そういう仕事の跡を見るのは、作品の内容とは別の次元で気持ちがいい。
特に刺さったシーン
メカ回の中盤、機体が起動する前後のカットが好きだった。「WcDonald’sのロゴが入ったメカが発進する」という絵面の馬鹿馬鹿しさを、演出がまったく笑いに逃げずにシリアスに処理している。ここで笑わせに来たら凡庸だったと思う。あの真顔のままメカを飛ばす判断が、このONA全体のトーンを決めていた。思わず「わかってるな」と独り言を言った。
ロマンス回は、序盤の距離感の描写が丁寧で、短い尺の中で関係性の変化を感じさせる構成になっている。声優陣が台詞の間でちゃんと感情を乗せていて、プロモーション用の流し聞きで終わらない密度があった。2回目で聞き直すと、序盤の棒読みっぽいテンションが、実はキャラクターの緊張を表現していたと気づく場面があって、そこで少し見直した。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「企業アニメがどこまで本気を出せるか」に純粋に興味がある人
- Pierrotの仕事量や技術的なアプローチをスタジオ単位で追っているオタク
- 短編ONA・オムニバス形式が好きで、隙間時間に完結できる尺感を求めている人
- ジャンルパロディやメタフィクションが好きで、「本気でやるギャグ」に弱い人
- マクドナルドという記号に感情移入できる世代(食べながら見ると倍楽しい)
合わない人
- 企業コラボという時点で「広告を見せられている」感が消えない人
- 1クール以上の長尺で世界観に浸りたいタイプ。各話が短いので感情移入の前に終わる
- 設定の馬鹿馬鹿しさが最後まで気になって物語に入れない人
- 配信サービスで気軽に見たい人(現状Amazon DVD購入のみで、すぐ手が届かない)
次に見るなら
電音部:音楽メディアミックスのONAという点で構造が近い。企業が関わった短編アニメが、スタッフの本気によってコンテンツとして成立するか否かの境界線を、あちらもぎりぎりのところで越えようとしている。ジャンルは全く違うが「企業案件を作品に昇華しようとした跡」を見たい人に。
FLCL(フリクリ):「なぜこんなものが存在するのか」という疑問を持ちながら見始めて、気づいたら引き込まれているタイプの作品。ONAという形式とは違うが、既存ジャンルの文法を自在に使いながら独自の体験を作る設計思想は共鳴する。ワクドナルドのメカ回が好きなら特に。
少女終末旅行:全く異なるジャンルだが、短い尺で「その回のジャンル感」を作り切る密度という点で近いものがある。ONAの短編集に慣れた目線で見ると、1話完結の空気の使い方が巧みだとわかる。次に短い尺で完結する誠実な作品を探しているなら。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ワクドナルド』は特定の有料配信サービスへの加入なしで視聴できます。公式プロモーションとして無料公開された作品ですので、気軽にチェックしてみてください。全4話と短くまとまっているため、隙間時間にさっと見られるのも魅力です。
