Fate/stay night[Heaven’s Feel] ⅠⅠⅠ.spring song

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2020Fate/stay night[Heaven's Feel] ⅠⅠⅠ.spring song

Fate/stay night[Heaven’s Feel] ⅠⅠⅠ.spring song

★ 4.2 / 5.0アクションドラマファンタジーサイコロジカル超自然スリラー
放送年2020年
フォーマット劇場版
話数1話
原作ビジュアルノベル
制作ufotable

人気ビジュアルノベル「Fate/stay night」の第3ルート映画化三部作の第3作。少女を救うため、選んだ正義を遂行するため、青年はもはや真実に目を背けない。魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)は、万能な願いを叶える聖杯を巡る聖杯戦争で力を合わせて戦う。しかしこの戦いは…

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

人気ビジュアルノベル「Fate/stay night」のHeavens Feelルートを映画化した三部作の完結編。前作で深刻なダメージを負った衛宮士郎は、魔術師としての力を失いながらも間桐桜を救うために戦い続ける。聖杯戦争の真相が明らかになるなか、士郎は己の「正義の味方」としての信念と、愛する者への想いのはざまで究極の選択を迫られる。すべての決着が、ついにここで明かされる。

みどころ・魅力

① ufotableが贈る圧倒的なクライマックス映像

三部作の集大成として、ufotableが全力を注いだ戦闘シーンと映像美が炸裂する。特に終盤のバトルシーンはスケール・密度ともにシリーズ最高峰で、劇場公開当時に大きな話題を呼んだ。アニメファンなら一度は目撃すべき圧倒的なクオリティだ。

② 衛宮士郎の「選択」が問いかける正義の意味

「正義の味方」であることへの執着と、目の前の一人を救いたいという感情のぶつかり合い。Fateシリーズのなかでも異色の結末に向かうHeavens Feelルートは、ヒーロー像そのものを揺さぶる深いドラマとして完結する。

③ 間桐桜を中心に据えた濃密な人間ドラマ

UBWルートとは異なり、ヒロインとして間桐桜が全面に立つ本作。彼女が背負った業と士郎の想いが交差するクライマックスは感情的な重量感があり、シリーズを通して観ることでその感動がいっそう深まる。

キャスト・声優一覧

衛宮士郎
衛宮士郎
メイン
杉山紀彰
間桐桜
間桐桜
メイン
下屋則子
遠坂凛
遠坂凛
メイン
植田佳奈
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
メイン
門脇舞以
アルトリア・ペンドラゴン
アルトリア・ペンドラゴン
サブ
川澄綾子
メドゥーサ
メドゥーサ
サブ
浅川悠
ヘラクレス
ヘラクレス
サブ
西前忠久
藤村大河
藤村大河
サブ
伊藤美紀
伊藤美紀
言峰綺礼
言峰綺礼
サブ
中田譲治
アーチャー
アーチャー
サブ
諏訪部順一
蒼崎橙子
蒼崎橙子
サブ
柳洞一成
柳洞一成
サブ

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スタッフ

監督須藤友徳
原作奈須きのこ
原案キャラデザ竹内友崇
キャラクターデザイン田畑壽之、須藤友徳、碇谷敦
美術監督衛藤功二
OPシェイリー・メアリー「In Early Spring」
EDエイマー「春はゆく」

関連作品

アニメ

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初にFate/stay nightのゲームをやったのはずいぶん前のことで、さくらルートだけ途中で積んでいた。重さに負けた。だから劇場版3部作の発表を知ったとき、「よりによってこのルートを3本かけて映像化するのか」という気持ちが半分あって、正直なところ構えながら第一章を見に行った。 第三章まで追いかけてきて、その「構え」は正しかったし間違いでもあった。重さはそのままだが、ufotableはその重さを映像の密度に変換することに成功している。劇場の暗闇と大音量の中で見る必要がある映画で、この第三章はとりわけそれが強い。序盤から杉山紀彰の演じる士郎が少しずつ変質していくのが声のトーンで分かってきて、「このシリーズ、ちゃんと終わる気がする」と思ったのを覚えている。

英雄でなくなることを選ぶ——衛宮士郎がこの映画で初めて人間になる

HF3部作を見終えてずっと引っかかっているのは、衛宮士郎の「諦め」の質だ。 UBWルートの士郎は最後まで英雄の夢を手放さない。それがあのルートの清々しさであり、ある種の頑固さでもある。HFの士郎は違う。さくらを救うために、正義の味方であることを手放す。これは士郎にとって最大の敗北に見えて——と同時に、人間としての最初の選択でもある。 「ひとりを救うために百人を見捨てる」という判断を、英雄の論理は絶対に許さない。英雄は常に最大多数に向かう。でもこの映画が本当に問うているのは、「英雄の論理が正しいとして、お前は本当にそれでいいのか」という一点だ。士郎はここで初めて「よくない」と答える。 諏訪部順一演じるアーチャーが後景に退き、代わりに中田譲治演じる言峰綺礼が前面に出てくる構造は、この対比を強調するために機能している。綺礼は「快楽の肯定」という論理で動く人間だ。一方で士郎は、夢を諦めた後に残った「それでも動く理由」だけで動いている。この二人が対峙するとき、「正しさとは何か」という問いが意外な形でぶつかる。 植田佳奈の凛が正論を言えば言うほど士郎の選択の歪さが際立ち、川澄綾子のセイバーオルタは本来のアルトリアとの声の落差によって「正しさが反転した姿」を体感させてくれる。二種類の「正しさ」が同時に崩れていく様を、音として体験させる映画だった。 英雄になれなかった話ではなく、英雄になることを選ばなかった話。そしてその選択が「正解かどうか」を、この映画は最後まで判定しない。その無判定ぶりが、見終わったあとに長く残る。

特に刺さったシーン

終盤のクライマックス——これは劇場音響でないと半分も伝わらないと思う。ufotableの映像密度が最高潮になる場面で、効果音と梶浦由記の音楽が混ざり合うレイヤーの豊かさが、家のスピーカーで見返したときに別の映画みたいに感じた。劇場で見た感覚との落差が大きすぎて、むしろ「あのとき劇場にいて正解だった」という確信になった。 もう一箇所は中盤、士郎がある決断を下す静かなシーン。派手な演出はなく、ただ台詞と沈黙で構成されている。杉山紀彰がほとんど感情を表に出さない演技で士郎の「決まった感」を出していて、泣いたというより胸に重いものが落ちてきた感覚があった。声のトーンが落ちるほんの少しのタイミングで、このキャラクターが何かを手放したのだと分かる。ここはテキストではなく演技でしか表現できない部分で、杉山紀彰がこのシリーズに長年いた意味がある一点だった。

読んで見たくなったら——『Fate/stay night[Heaven’s Feel] ⅠⅠⅠ.spring song』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • Fate/stay nightのさくらルートを原作で通ったことがある人
  • 第一章・第二章をすでに見ている人(前提なしに見ると状況を把握するだけで終わる)
  • 「正義より一人の人間を選ぶ」話が好きな人
  • ufotableの作画・音響クオリティを劇場スクリーンで体験したい人

合わない人

  • Fateシリーズ未履修のまま単品で見ようとしている人(世界観の説明が一切ない)
  • 後味のいい結末を求めている人(この映画の余韻は重い)
  • アクション成分メインで見たい人(感情戦と倫理の話がほとんど)
  • 第一章・第二章を見ていない人(登場人物の関係性が既知前提で進む)

次に見るなら

Fate/Zero——同じ聖杯戦争を前日譚として描いた作品。こちらはより大人向けで、「正義とは何か」「英雄とは何か」という問いがHFとは別の角度から刺さる。HF3を見てFateシリーズの倫理観に興味が出たなら次はこれ。ufotableのアニメーションで見られる。

劇場版 空の境界——ufotable×奈須きのこの組み合わせで製作陣がHFと重なる。全7章構成で重さもあるが、映像と梶浦由記の音楽のクオリティはHFと同水準。「人間でなくなることと、人間であり続けること」を軸にした話が好きなら刺さる。

魔法少女まどか☆マギカ——ジャンルは違うが「たった一人を救うために全てを賭ける」テーマの近さで選んだ。こちらは少女たちの話だが、HF3の士郎の選択と根っこで響き合う部分がある。見ていないなら劇場版3部作ではなくTVシリーズから。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『Fate/stay night[Heavens Feel] Ⅲ.spring song』は、現在**dアニメストア**および**Hulu**で配信中です。三部作の完結編のため、Ⅰ・Ⅱからまとめて視聴するのがおすすめです。どちらのサービスでも前作から続けて観られる環境が整っています。

よくある質問

Q. Heavens Feelルートだけ先に観ても楽しめますか?
A. 本作はFate/stay nightの三つのルートのうちの一つです。単体でも楽しめますが、原作ゲームやアニメ版(UBW等)でFateの世界観に触れてからⅠ作目より順に観ると、キャラクターへの愛着やドラマの深みが大きく増します。
Q. 映画三部作はどこで全作観られますか?
A. Ⅰ〜ⅢすべてdアニメストアとHuluで配信されています。三部作まとめて一気見したい方は、どちらのサービスも対応していますので安心して視聴を始められます。
Q. グロ・ダークな描写はありますか?
A. Heavens Feelルートはシリーズのなかでも特にダークな描写が多く、暴力的・精神的に重いシーンが含まれます。残酷表現が苦手な方は注意が必要ですが、映画版はR15+指定で映像的に丁寧に処理されています。
Q. Fateシリーズ初心者にもおすすめできますか?
A. 初心者には、まずTVアニメ版「Fate/Zero」や「Fate/stay night [Unlimited Blade Works]」から入ることをおすすめします。本三部作はシリーズの知識があるほど感動が深まる作品です。

まとめ

『Fate/stay night[Heavens Feel] Ⅲ.spring song』は、現在**dアニメストア**および**Hulu**で配信中です。三部作の完結編のため、Ⅰ・Ⅱからまとめて視聴するのがおすすめです。どちらのサービスでも前作から続けて観られる環境が整っています。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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