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血界戦線 & BEYOND
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | bones |
3年前、ニューヨークと異次元の世界を結ぶ門が開き、怪物と人間が透明な泡に閉じ込められた。街の復興後、モンスター、魔法、狂気が「地獄のエルサレム」と呼ばれるこの地域に溢れている。若き写真家レオナルドは、姉との交換条件で「神の全知の眼」を手に入れたが、その力で街の謎に立ち向かうことになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
謎の大爆発により異世界との門が開いたニューヨークは、今や人間と怪異が共存する「地獄のエルサレム」へと変貌した。この混沌とした街で活動する秘密組織「ライブラ」に加わった青年レオナルド・ウォッチは、妹との約束の代償として手に入れた「神の全知の眼」を持つ。1期の出来事から一歩踏み込んだ各メンバーの過去と素顔が描かれ、仲間たちとの絆がより深く掘り下げられていく群像劇。みどころ・魅力
① 個性豊かなキャラクターたちの掘り下げエピソード
2期ではライブラの各メンバーにスポットを当てた回が充実しており、1期では謎めいていたキャラクターたちの背景や人間関係が丁寧に描かれる。チェインやザップなど脇役の魅力が格段に増し、群像劇としての奥行きが大きく広がっている。② 内藤泰弘ワールド全開のビジュアルと世界観
「地獄のエルサレム」という設定を最大限に活かした、人外・魔法・SF・オカルトが入り混じる独自の世界観が健在。奇抜なモンスターデザインや疾走感あふれるバトルシーン、細部まで作り込まれた街並みが視覚的な没入感を高める。③ シリアスとギャグのテンポよい切り替え
緊迫した戦闘や重い人間ドラマがありながら、随所に挟まるコメディシーンがテンポよく息抜きになる。シリアスになりすぎず、かといってギャグに流れすぎない絶妙なバランスが血界戦線シリーズの真骨頂であり、幅広い層が楽しめる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 高柳滋仁 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 加茂靖子 |
| キャラクターデザイン | 川元利浩 |
| 音楽 | 岩崎太整 |
| 美術監督 | 東潤一 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | ユニゾン・スクエア・ガーデン「fake town baby」 |
| ED | DAOKO x 岡村靖幸「ステップアップLOVE」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見たのは放送当時だったか、少し後だったか、もう正確には覚えていない。「ニューヨークに異次元の門が開いて、人間と怪物が一緒に暮らしている」というあらすじだけ聞いて、「またそういうやつか」とたかをくくっていた記憶がある。そこで完全に外してきた。ただの異能バトルじゃなくて、街のざわつきそのものがコンテンツになっていた。
BEYONDも確かに見た。見たはずなのに、脳内の記憶フォルダを開けると1期の映像が先に出てくる。OP「Hello, World!」が流れてくる、あの感触。BEYONDで何があったか問われると少し詰まる。それが正直なところだ。悪い意味ではなく、1期がそれほど鮮明に残っているということでもある。
「異常」が「日常」になった街で、それでも人が腹を空かせて眠る話
血界戦線という作品を一言でまとめるのは難しい。バトルアニメとして見ると物足りないと感じる人もいるだろうし、日常系として見ると突然すごい暴力が来る。あの宙ぶらりんさが、たぶん意図的だ。
舞台となる「地獄のエルサレム」、つまり元ニューヨークは、3年前に異次元の門が開いて以来、モンスターも魔法使いも普通の人間も同じ街で共存している。レオナルドが配達に走り回り、クラウスたちが怪物と戦い、屋台のホットドッグはたぶん今日も普通に売れている。
この作品が一番うまいのは、「異常なことが起き続ける街」を描きながら、そこに住む人間たちの体温を一切下げなかったことだと思う。どんな化け物が出てきても、どんな陰謀が動いていても、主人公たちは腹を空かせ、失敗し、仲間に怒鳴られながら次の日も同じ場所に立っている。世界の終わりが背景にあっても、人の生活はやめられないという話だ。
2回目に見ると気づくのは、レオナルドという人物の奇妙な立ち位置だ。彼は「神の全知の眼」という規格外の力を持っているのに、作中でずっと振り回され役に立てず、それでも誰かのために走り続ける。彼が主人公として機能しているのは、強さのためではなく、「この街の異常さに慣れながらも慣れていない、一般人に一番近い視点」を持っているからだ。読者の目線がそこに置かれる。
BEYONDでその構造はほぼ同じまま引き継がれた。1期ほどの求心力がなかったとすれば、それは松本大洋の原作コミックから外れたオリジナル回の比率が上がったこと、そして1期のクライマックスで描かれた感情の重心が、BEYONDでは少し分散したことが理由かもしれない。ただ、街の空気自体は変わっていなかった。
特に刺さったシーン
釘宮理恵が演じるウィリアム・マクベスのシーンは、2回目に見て改めてすごいと思った。ヴィランとしての台詞回しでありながら、どこか疲れた人間の声が混じっている。釘宮理恵の演技は「強キャラのかわいさ」で語られがちだが、このキャラクターでは正反対の方向に振り切っていて、その振れ幅に気づいたとき少し背筋が伸びた。
宮野真守のドグ・ハマーは、出番の密度に対して印象が異様に濃い。中盤以降のある対決シーン、感情が爆発するタイミングの台詞で思わず手を止めた覚えがある。「この声優にこれをやらせると、こうなるのか」という発見があった。
藤原啓治が演じるデルドロ・ブローディは、1期でも印象的だったが、BEYONDで再び出てきたとき、声の質感がそのまま続いていることに安心した。キャラクターの継続性が声で保証されている、という感覚がある。
読んで見たくなったら——『血界戦線 & BEYOND』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「都市の混沌」そのものが好きな人。特にニューヨーク的なごちゃつきに美学を感じるタイプ
- バトルよりも、キャラクターが街を歩いている空気感で作品を好きになれる人
- 坂本真綾・緑川光のような、声で時代を作ってきた声優の演技を聴きながらアニメを見る人
- 1話完結に近いエピソードが続く構成でも楽しめる人
合わない人
- 主人公が強くなっていく成長譚を期待している人には、レオナルドはずっとストレスかもしれない
- 「で、何が起きてるの?」を整理しながら見たい人には、世界観の投げっぱなし感がきつく感じることがある
- BEYONDから入ると、文脈が薄くて楽しみにくい。1期から順番に見ることを強く勧める
次に見るなら
デュラララ!!——池袋という「ごちゃついた都市」を舞台に、異能・裏社会・一般人が入り乱れる群像劇。血界戦線の「街が主役」という感覚に近い。登場人物が多く、関係性を追う楽しさがある。
トライガン——荒廃した世界を舞台に、強さを持ちながら暴力を拒み続ける主人公の話。血界戦線が持つ「バトルでありながら人情が主軸」という温度感と重なる部分が多い。松本大洋原作ファンなら特に。
ノーゲーム・ノーライフではなく——異世界×ニューヨーク的な乗りを求めるならゲートライトニングより91Daysのほうが、血界戦線の持つ「人間の業」に近い温度を持っている。同年代の作品として並べて見ると、2017年前後のアニメが何を描こうとしていたか見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『血界戦線 & BEYOND』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴可能です。いずれのサービスも1期『血界戦線』とあわせて配信されているため、続けて視聴しやすい環境が整っています。すでに加入中のサービスからそのまま楽しめるのが嬉しいところです。




