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宇宙パトロールルル子
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TRIGGER |
銀河系内の特別指定宇宙地域・荻窪を舞台とした物語。地球人と宇宙人が共存できるこの地で、父と暮らす中学生ルルコは、どんな状況でも「超普通」な女の子。そんな彼女の前に、謎の転校生ΑΩノヴァが突如現れる。
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配信状況まとめ
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
作品概要・あらすじ
あらすじ
銀河系内の特別指定宇宙地域として認定された東京・荻窪を舞台に、地球人と宇宙人が肩を並べて暮らす日常を描いたSFコメディ。平凡な中学生・ルルコは、どんな非常識な状況でも動じない「超普通」な感性の持ち主。そんな彼女のもとに、謎めいた転校生ΑΩノヴァが現れたことをきっかけに、荻窪の日常が少しずつ揺れ始める。TRIGGER制作による全13話の短編シリーズ。みどころ・魅力
① TRIGGER流の疾走感あふれるアクション演出
『キルラキル』などで知られるTRIGGERが手がけるショートアニメならではの、1話5分に凝縮されたテンポの良さが最大の武器。派手なエフェクトと勢いのある作画が、短尺ながら毎話ごとにしっかり爽快感を届けてくれる。② 宇宙人×荻窪という絶妙なスケール感のギャップ
宇宙規模の事件がなぜか荻窪の商店街レベルで繰り広げられるシュールさが笑いの核心。壮大な設定と庶民的な舞台のズレが独特のコメディリズムを生んでおり、SF的ガジェットと日常風景の組み合わせが癖になる。③ ルルコとノヴァのじれったいラブコメ関係
無自覚に超然としたルルコと、彼女に翻弄され続けるノヴァの掛け合いが全編の縦軸。短い尺の中に恋愛模様のフックが毎話散りばめられており、ラブコメとしての引きも侮れない。キャスト・声優一覧





















スタッフ
| 監督 | 今石洋之 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 芳垣祐介、まご |
| 音楽 | 末廣健一郎 |
| 音響監督 | 浦狩裕樹 |
| OP | Fujirokyu「CRYまっくすド平日」 |
| ED | Teddyloid ft. Bonjour Suzuki「Pipo Password」 |
| ED | Teddyloid ft. Bonjour Suzuki「Pipo Password Luluco on Silent Planet Remix」 |
| ED | Fujirokyu「CRYまっくすド平日」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
TRIGGERが1クールの合間に挟んできた7分枠、くらいの認識で見始めた。2016年当時、キルラキルやリトルウィッチアカデミアで散々殴られた後だったので、「今度はショートでどこまでやれるか見てやろう」という、やや上から目線の入り方だった。
5分で反省した。
1話で世界観を叩き込み、主人公を変身させ、ギャグを3本入れ、ちゃんと泣かせどころまで仕込んでくる密度に、最初は笑っていた口が徐々に開きっぱなしになった。2周目で気づいたのは、このアニメが「カオス」に見えて実はかなり計算された順序で感情を積み上げているということ。7分という制限が暴走の言い訳ではなく、テンポの武器になっている。
荻窪を「特別指定宇宙地域」にするという設定の、あの中央線感覚のシュールさも、後から効いてくる。
「普通でいたい」という願いが、恋をすると一番ダサくなる話
ルル子は「超普通の女の子」を自分のアイデンティティにしている。宇宙人と人間が当たり前に共存する荻窪で、特別な能力もなく、変な種族でもなく、ただの中学生として生きていることに、彼女はある種の矜持を持っている。
このアニメが単純な変身ヒロインものではないのは、その「普通でいたい」という欲求が、物語を通じてじわじわと解体されていくからだ。スペースパトロールの制服を着て、上司に「胸から人格を射出しろ」と言われ(稲田徹のOver Justiceが言うとなぜか笑えるのだが)、それでもルル子は「こんなの普通じゃない」と思い続ける。
ところが恋が入った瞬間に、普通でいたいという防衛線が完全に崩壊する。AΩノヴァへの気持ちを自覚してからのルル子は、もう「超普通」ではない。変身シーンの熱量が変わる。声が変わる。市道真央がここの演技の温度差を意識的にコントロールしていて、序盤の棒読み気味の「超普通です」と、後半の叫ぶような告白では、同じキャラクターとは思えない落差がある。この変化が音で聞こえるのが、短尺アニメとしては異例の誠実さだと思う。
榎木淳弥のノヴァも、無表情・無感動キャラの仮面をどこで脱ぐかという設計が絶妙で、声に感情が乗り始めるタイミングを逃すと別の話になってしまう。「声優と夜あそび」MCとしての明るいイメージを知っている人間には、あの抑制された演技が余計に刺さる。
「普通でいたい」という感情は、10代のものとして描かれているが、30代で見ると別の読み方ができる。変わることへの恐怖、巻き込まれることへの抵抗感、それでも何かに熱くなってしまう自分への戸惑い。ルル子の物語は、恋愛のふりをして「自分を変えることへの覚悟」を描いている。7分×13話でここまで持ち込むTRIGGERの暴力性は、やはりどこか異常だと思う。
特に刺さったシーン
終盤、ルル子が自分の気持ちを言語化しようとして、うまく言えなくて、それでも体が動いてしまうシーンがある。市道真央の芝居が突然地に足をつけて、ギャグアニメのノリから切り離されたような静けさになる瞬間。
2回目に見たとき、そこへ至るまでの各話でルル子がじわじわと変化していることに気づいて、1回目は見逃していた積み上げが全部回収された感覚があった。ショートアニメだからと油断して流し見していたのを反省した。
Over Justiceの登場シーンはどれも笑えるのだが、稲田徹の全力投球が回を追うごとにむしろ愛おしくなっていく。あの「正義を叫ぶおじさん」が後半で機能する場面の使い方も、構成として地味に上手い。岩田光央のケイジ(父親)も、コメディとして消費されながら要所で感情の支点になっていて、ベテラン声優の仕事の効率の良さを感じる。
読んで見たくなったら——『宇宙パトロールルル子』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TRIGGERの作風が好きで、でもまだ宇宙パトロールルル子を未視聴の人(なぜ今まで見なかった)
- 1話7分で完結するから「見る時間がない」が口癖の人——その言い訳が通用しない形式
- ストレートな恋愛感情を、照れずに正面から叫ぶアニメが好きな人
- 全話通してTRIGGER作品へのオマージュを拾う作業が好きな人(2周目のお楽しみ)
合わない人
- テンポが速すぎてキャラクターに感情移入する時間が欲しい人——7分は容赦しない
- ギャグとシリアスの混在が生理的に合わない人——このアニメはその境界線を意図的に壊す
- 設定の整合性を細かく気にする人——荻窪が宇宙地域である理由は問わないのが正しい見方
次に見るなら
キルラキル——同じTRIGGERで、「戦いながら自分を発見するヒロイン」という構造が共通している。テンポと熱量の出所が同じなので、宇宙パトロールルル子が好きなら体が反応するはず。こちらはフル尺なので、覚悟して時間を確保してから見ること。
FLCL(フリクリ)——「普通でいたい思春期が非日常に巻き込まれる」という骨格の元祖のひとつ。ショートアニメではないが、1話あたりの情報密度と「見終わった後に何かが変わった感覚」の近さが際立っている。ガイナックス時代のTRIGGER的DNA。
ポプテピピック——カオスの方向性は全然違うが、「ショートアニメという形式で視聴者の期待を壊すことを楽しんでいる」という姿勢が似ている。宇宙パトロールルル子で短尺アニメへの先入観が崩れたなら、次の段階としてどうぞ。
よくある質問
まとめ
『宇宙パトロールルル子』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴可能です。いずれも見放題対象作品として配信されているため、各サービスの既存会員であれば追加料金なしですぐに楽しめます。短編全13話とコンパクトにまとまっているので、空き時間にサッと一気見できるのも魅力です。
