※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

フリクリ プログレ
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 6話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Production I.G |
ナオタとハルハラハルコの冒険から数年が経った。一方、銀河系ではメディカルメカニカとフラタニティという二つの勢力の戦争が繰り広げられている。そこへ、平凡な日常に何も期待していない少女ヒドミが登場する。だが、新しい教師ハルコが学校に現れたことで、彼女の人生は一変する。やがてメディカルメカニカが…
作品概要・あらすじ
あらすじ
「フリクリ プログレ」は、ナオタとハルハラ・ハルコの冒険から数年後の世界を描く続編。何事にも期待せず無感動な日常を送る少女・ヒドミは、ある日、破天荒な新任教師ハルコと出会う。その瞬間からヒドミの頭部を巡って謎のロボットが暴れ出し、平穏だった彼女の日常は一変。銀河系ではメディカルメカニカとフラタニティ、二つの勢力の戦争が激化していた。思春期特有の衝動と葛藤を、疾走感あふれる映像と音楽で描き出す、青春メカSFアクション。
みどころ・魅力
① 約20年を経て蘇る「フリクリ」の世界観
2000年代に熱狂的な支持を集めたオリジナル「フリクリ」の正統続編。前作のエッセンスを受け継ぎつつ、新たな主人公ヒドミを中心に物語が再構築されており、シリーズ初見でも楽しめる作りになっています。ハルコの再登場もファン必見のポイントです。
② スピード感あふれる映像と音楽の融合
めまぐるしく切り替わるカット、緩急のついた演出、そしてロックサウンドが一体となった独特の映像体験が最大の魅力。アクションシーンの爆発力と、感情を揺さぶる音楽の使い方は、観る者を一気に作品世界へ引き込みます。
③ 思春期の衝動を描く成長物語
無関心を装う少女ヒドミが、非日常との遭遇を通じて自分の本当の感情と向き合っていく姿が丁寧に描かれます。メカやSFの派手な要素の裏側にある、繊細な青春ドラマこそ本作の核。共感と切なさが詰まった物語です。
キャスト・声優一覧























スタッフ
| 原案キャラデザ | 貞本義行 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 久保田誓 |
| 音楽 | the pillows |
| 美術監督 | 荒井和浩 |
| 音響監督 | なかのとおる |
| ED | ザ・ピロウズ「Spiky Seeds」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、期待はしていなかった。あの2000年の『フリクリ』を十代の終わりに浴びて、頭の中をベスパで殴られたような感覚をずっと引きずってきた人間からすると、18年越しの続編というのは地雷の匂いしかしない。実際、配信が始まった頃に「プログレは微妙だった」という声を何度か聞いた気がして、しばらく避けていた。それでも結局見たのは、ハル子がまた帰ってくると知ったからだ。最初は身構えながら再生して、序盤のヒドミの無表情を眺めているうちに、あれ、これは前作の焼き直しを狙った作品じゃないな、と思い直した。2回目で気づいたのは、ヘッドホンをした少女の「聞こえているのに聞かないふり」が、画面の隅々まで設計されていること。第一印象で切らなくてよかった、と思える数少ない続編だった。
ヘッドホンで世界を遮断する少女が、それでも音を聞いてしまう話
主人公ヒドミは、ずっとヘッドホンをつけている。音楽を聴くためというより、外の音を入れないため。表情は乏しく、まわりに期待していない。前作のナオタが「退屈だ、退屈だ」と背伸びしていたのに対して、ヒドミは退屈すら諦めている。この差が、そのまま二つの時代の思春期の温度差に見える。ナオタの2000年は「何も起きない田舎」に苛立っていたが、ヒドミの2018年は「何も起きないことに慣れてしまった」状態から始まる。シャッターが下りているのだ、最初から。
この作品が描こうとしているのは、単なる思春期の通過儀礼ではない。心を閉じることを覚えてしまった子が、それでも音を遮断しきれない、という話だと思う。ヘッドホンは便利な装置だ。世界を半分に減らせる。でも完全には消せない。隣の席のやつの声も、好きかもしれない相手の足音も、結局は漏れて入ってくる。ハル子という台風が外側から殴り込んでくることで、ヒドミの防音室は強制的にこじ開けられる。前作のN.O.(ネバー・オーバー)が「頭から何かが出てくる」象徴だったように、ここでも「内側に溜め込んだもの」が物理的に噴き出してしまう。閉じていたものを開けるのは、いつだって自分の意志ではなく、外から来た面倒な誰かなのだ。
そして残酷なのは、ハル子がヒドミを救いに来たわけではないこと。彼女はいつだって自分の目的のために通り過ぎていく。林原めぐみの声が18年経っても1ミリも丸くなっていないのが、その身も蓋もなさを完璧に支えている。大人は助けてくれない。ただ、通り過ぎる時に窓を割っていく。割られた窓から入ってきた風で、子どもは初めて自分が部屋に閉じこもっていたことに気づく。プログレが描いたのは、その風の冷たさだったと思う。
特に刺さったシーン
水瀬いのりの芝居が、中盤で一段ギアを変える瞬間がある。序盤のヒドミはとにかく声がこもっている。ヘッドホン越しの世界に合わせて、感情の振れ幅をわざと殺した発声をしている。それが、感情のタガが外れる終盤の展開で、急に湿度を持って溢れ出す。あの「閉じていた子の声が初めて開く」演技の段差にやられた。一回目はストーリーを追うのに必死で流したが、二回目に聞くと、彼女が最初からどれだけ抑えていたかが逆算でわかって、思わず巻き戻した。
もう一つ挙げるなら、ヒドミの同級生・井出を演じる福山潤のテンポ感。重くなりがちな話の合間で、彼の軽口がいい換気扇になっている。そして黒沢ともよのアイコが、その井出との関係でいちいち場をかき回すのが楽しい。沢城みゆきが投入される後半は、画面の緊張がもう一段上がる。豪華という言葉で済ませたくないが、この声の布陣だからこそ、暴走する作画に芝居が食われずに立っていた。
読んで見たくなったら——『フリクリ プログレ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 前作『フリクリ』を浴びて、いまだに引きずっている人
- 説明されない比喩や象徴を、自分の中で噛み砕くのが好きな人
- 派手なメカアクションの裏に、地味な感情の話を見つけたい人
- 思春期に世界をシャットアウトしていた記憶がある人
合わない人
- 筋が一本道で、起承転結がきれいに畳まれていないと落ち着かない人
- 前作を未見で、いきなりこの熱量に放り込まれるのがしんどい人
- 各話で演出のトーンが揺れることを「ブレ」と感じる人
次に見るなら
まずは順番が逆になってもフリクリ(2000年のオリジナル)。これを見てからプログレに戻ると、ハル子という存在の身勝手さと、思春期の温度差が立体的に見えてくる。前作ありきの作品だ。
同時期に作られたフリクリ オルタナも対で。プログレが「閉じた子が開く話」なら、オルタナは「友達といる時間が終わっていく話」。同じ世界観で真逆の手触りをやっていて、二本見て初めて答え合わせができる。
暴走する作画と思春期の爆発が好きなら天元突破グレンラガン。スケールの振り切れ方は段違いだが、「子どもが外から来た誰かに引きずり出される」という骨格は地続きで、プログレの熱が物足りなかった人の腹を満たしてくれる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「フリクリ プログレ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴することができます。複数のサービスで配信されているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。これから視聴する場合は、無料お試し期間などを活用して自分に合ったサービスを選ぶとよいでしょう。
よくある質問
まとめ
「フリクリ プログレ」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴することができます。複数のサービスで配信されているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。これから視聴する場合は、無料お試し期間などを活用して自分に合ったサービスを選ぶとよいでしょう。




