※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島
| 放送年 | 2005年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
麦わら海賊団はグランドラインの娯楽島でバロン・オマツリが運営するリゾート地の広告を見つける。ルフィはここで休息を取ることにする。しかし到着すると、リラックスするためには団結力を試すコンテストに参加する必要があった。島には不可解な雰囲気が漂い、麦わら海賊団内で戦いが始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
麦わらの一味が手にしたのは、グランドラインに浮かぶ娯楽の島「オマツリ男爵のリゾート」の広告だった。束の間の休息を求めて上陸したルフィたちだったが、島でくつろぐためには男爵が用意する「団結力を試すコンテスト」に挑まなければならない。次々と課される過酷な試練のなか、いつしか仲間の間にすれ違いと諍いが生まれていく。穏やかな笑顔を浮かべるオマツリ男爵と、不気味な静けさに包まれた島。その裏に隠された真実とは——。仲間の絆そのものが問われる、異色の冒険が幕を開ける。みどころ・魅力
① シリーズ屈指の“異彩”を放つ独特の世界観
明るい冒険活劇というワンピースの印象を覆す、不穏でミステリアスな空気感が全編を貫きます。色彩や演出、島に漂う不気味さは他の劇場版と一線を画し、観る者に強烈な印象を残します。シリーズの中でも忘れがたい一本として語り継がれる理由がここにあります。② “仲間の絆”を真正面から問うストーリー
いつも一枚岩に見える麦わらの一味が、試練のなかで少しずつすれ違っていく姿が丁寧に描かれます。当たり前にあると思っていた絆の尊さと脆さの両面に光を当てる構成は、シリーズファンほど胸に刺さるはずです。仲間とは何かをあらためて考えさせられます。③ 緊張感あふれる演出と引き込まれる謎解き
オマツリ男爵の正体や島に隠された秘密が、物語が進むほど不穏さを増していきます。コメディとファンタジーの要素を含みつつも、先の読めない展開と張り詰めた空気が観る者を画面に釘付けにします。ラストに向けて一気に加速する物語運びも見逃せません。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 細田守 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | すしお、久保田誓、山下高明 |
| 音楽 | 田中公平 |
| 美術監督 | 串田達也 |
| ED | 氣志團「夢見る頃を過ぎても」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ONE PIECEの劇場版だから、笑って泣ける夏の冒険活劇だろうと高をくくって見始めた。麦わらの一味がリゾート島でドタバタやる、いつものやつだと。最初の30分くらいまではそのつもりでいられた。色が明るくて、音楽も賑やかで、チョッパーがいつも通り可愛い。ところが島の奥に進むにつれて、画面の温度がじわじわ下がっていくのに気づく。一味の口数が減り、笑顔が固くなり、いつの間にか「これ、本当にONE PIECEか?」と背筋が冷えていた。後から監督が細田守だと知って、ああ、なるほどと。陽気な看板の裏に、まったく別の生き物が潜んでいる映画だった。
「仲間」という言葉が、こんなに怖い武器になる映画はない
この作品が描いているのは、団結の素晴らしさ——ではない。むしろその逆で、団結を信じている人間が、どこから崩れていくのかを冷徹に観察している。バロン・オマツリのリゾートは、訪れた海賊団に「チームワークを試すコンテスト」を強いる。最初はゲームのつもりだ。ところが負けが込むうちに、麦わらの一味のあいだに小さな苛立ちが生まれ、それが疑いになり、やがて互いを責める声に変わっていく。普段なら一瞬で吹き飛ぶはずの揉め事が、この島では消えずに澱のように溜まっていく。
恐ろしいのは、外から強敵が殴り込んでくるわけではないところだ。敵は、彼らの絆そのものを養分にしている。仲が良ければ良いほど、壊れたときの落差が大きい。その落差を、島は静かに啜って太っていく。つまりこの映画は「一味の強さ」を逆手に取っている。いつもなら最大の武器である結束が、ここでは一番もろい急所として描かれる。子供向けじゃない、とつい言いたくなるのは、暴力が激しいからじゃない。信頼していた相手に「お前なんか」と吐き捨てられる瞬間の、あの生々しい痛みを真正面から映すからだ。仲間という言葉を安易に信じている人ほど、この島では呑まれる。単なるお祭り騒ぎの番外編ではなく、「絆は無条件に強いのか?」という問いを観客に突きつけてくる、異物のような一本だ。
特に刺さったシーン
一味が互いに不信を募らせ、声を荒げ始める中盤の一連の流れがどうしても忘れられない。誰か一人が悪いわけじゃない。ほんの小さなすれ違いが積み重なって、気づけば取り返しのつかない言葉が飛び交っている。山口勝平のウソップ、中井和哉のゾロ、平田広明のサンジ、それぞれの声が普段の軽口とは違う、棘のある低さを帯びていくのが耳でわかる。とくに大谷育江のチョッパーが、不安で声を震わせながらみんなの顔色をうかがう芝居が刺さった。あの小さな声で「どうしたの、みんな」と言われると、こっちまで胸が締めつけられる。そして大塚明夫のバロン・オマツリ。陽気な祭りの主催者の仮面の下から、底の見えない静けさがにじみ出てくる声の使い分けが見事で、笑っているのに一切笑っていない。劇場の暗がりで聞いたら、たぶんもっと怖かったはずだ。
読んで見たくなったら——『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 明るい看板の裏に潜む不穏さ、ぞわっとする後味が好きな人
- 細田守の演出に興味がある人、作家性の強いアニメ映画を見たい人
- 「絆」や「仲間」を手放しで肯定しない、ひねった物語に惹かれる人
- いつものONE PIECEとは違う角度から一味を見てみたい人
合わない人
- 痛快で爽快な、笑って泣ける王道の冒険活劇を期待している人
- 一味がワイワイ仲良くしている空気だけを楽しみたい人
- 後味の悪さ・不穏さが生理的に苦手な人
- 原作の流れに沿ったストーリーを求めている人
次に見るなら
同じ細田守の作家性をたどるなら時をかける少女。明るい青春の手触りの奥に、取り返しのつかなさや喪失の影をそっと忍ばせる演出は、この島の不穏さと地続きだ。
陽気な絵柄の下に得体の知れない恐怖が同居する感触が好きならマインド・ゲーム。常識をひっくり返す映像の暴れっぷりと、奥に潜む生と死の問いが、この映画に呑まれた人にはきっと響く。
そのうえで、いつもの痛快なONE PIECEで口直しをしたくなったらONE PIECE FILM Z。一味の結束が今度はまっすぐ強さとして爆発するので、この島で味わった寒さとの落差まで含めて楽しめる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』は、U-NEXTとNetflixで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。お使いの環境やすでに加入しているサービスに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。気になった今のタイミングで、ぜひチェックしてみてください。


































