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ONE PIECE FILM Z
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
古代兵器に匹敵するとされる海軍の切り札「ダイナ石」が、反政府勢力に盗まれた。その首謀者は元海軍大将「Z」。圧倒的な力を持つZはルフィたち麦わら海賊団の前に立ちはだかる。一味はZと彼の軍団を倒し、新世界の終焉を防ぐことができるのか。
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| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
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作品概要・あらすじ
あらすじ
海軍の秘密兵器「ダイナ石」が何者かに強奪された。首謀者は、かつて海軍大将を務めた伝説の兵士「Z」。圧倒的な強さと確固たる信念を持つZは、新世界そのものを終わらせようと動き出す。麦わら海賊団のルフィは偶然Zと交戦し大敗を喫するが、仲間とともに再起を図る。Zの真の目的とは何か。そして、ルフィはその拳でZを超えられるのか。
みどころ・魅力
① 「Z」という圧倒的なラスボスの存在感
本作最大の魅力は、元海軍大将「Z(ゼット)」というキャラクターそのものだ。単なる悪役にとどまらず、確固たる信念と悲しき過去を持つZの人間としての深みが、作品全体に重厚なドラマをもたらす。大塚芳忠の熱演も相まって、劇場版史上屈指のラスボスとの評価も高い。
② ルフィとZの真っ向勝負・バトルの迫力
劇場版ならではのスケールで描かれるアクションシーンは圧巻。特にルフィとZの一騎打ちは、互いの信念をぶつけ合う魂のぶつかり合いでもある。ギア技の迫力あるビジュアルと、映画館クオリティのアニメーションが融合した、シリーズ随一の戦闘シーンを堪能できる。
③ 麦わら一味のコメディと絆
シリアスな本筋の合間に、麦わら一味らしいテンポのよいコメディが随所に散りばめられている。一味全員が活躍する場面も多く、キャラクターの個性が光る。笑いあり涙ありの構成で、ONE PIECEファンはもちろん、劇場版から入る視聴者にも楽しめる仕上がりとなっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 長峯達也 |
|---|---|
| ED | Avril Lavigne「How You Remind Me」 |
| ED | Avril Lavigne「Bad Reputation」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ワンピースは本編を追っていないので、映画だけ見るのもどうかな、という状態がずっと続いていた。2012年公開のこの作品も、タイトルだけは知りつつ、そういう「見れていないリスト」の常連だった。結局見たのは公開からかなり経ってからで、本編未履修でどこまで楽しめるか半信半疑だったのが正直なところだ。
実際に見てみると、思ったより入れた。麦わら一味の関係性は画面から直接伝わってくるし、敵役のZというキャラクターが映画単体としてきちんと完結した存在として描かれていて、本編の文脈をあまり必要としない設計になっていた。大塚芳忠の声がZに乗ったとき、「ああ、これは普通の悪役じゃない」とすぐわかる。その一点だけで、画面への信頼感がぐっと上がった。
「正義」を信じ切った人間が、正義に裏切られる話
この映画を「麦わら一味vs元海軍大将」の構図で見ると、半分しか見えない。Zという男が何者で、なぜここまで来てしまったかを追うと、映画の重心がどこにあるかが変わってくる。
Zはかつて海軍の人間だった。「正義」の側にいた。悪を裁き、弱者を守り、自分の信念に従って生きてきた人物として描かれている。しかしその正義の組織が、ある時点で彼を切り捨てた。詳細はぼかして書くが、彼が守ろうとしたものが、守るべき側の論理によって踏みにじられる出来事があった。そこから先のZは、正義という概念そのものへの復讐として動いている。
面白いのは、Zが「悪に堕ちた」という描き方をしていないことだ。信念は一貫している。むしろ純化している。「この世界ごと焼いてしまえば、少なくとも今の腐った秩序は終わる」という論理は、絶望から来る倫理的な結論として、内側からは整合性がある。大塚芳忠がその声に凄みと哀愁を同居させているから、スクリーンで見ると台詞一本一本の重さが違う。「悪役の演説」ではなく、「壊れた信念の独白」に聞こえる。
ルフィはそういう複雑な文脈をほとんど理解しないまま、ただZと戦う。本編未履修の自分には、それが最初は物足りなく見えた。2回目に通して見たとき気づいたのは、ルフィが「わかって戦っていない」ことそのものが、この映画の対比として機能しているということだ。Zが背負っている「意味」に対して、ルフィは意味を持たずにぶつかる。それが結果として、Zに何かを届ける。
「正義を信じて、正義に裏切られた人間はどこへ行くか」という問いを、少年漫画の劇場版でここまで正面から扱っているのは、見る前に想像していなかった。本編に長く付き合ってきたファンには、また別の重さで刺さる構造になっているはずだ。
特に刺さったシーン
終盤、Zとルフィの決着がついた後の流れ。戦いの決着というより、ある種の「手放し」として機能している場面で、そこに至るまでの積み重ねがあるから、セリフが少なくても画面が重い。大塚芳忠の声が、あのシーンで急に柔らかくなる瞬間がある。芯は変わっていないのに、どこかで力が抜けた音になっている。声優の技術として純粋に見ても、あそこは何回見ても同じように来る。
もう一か所、中井和哉のゾロが絡む中盤のバトルシーン。劇場の音響で見るとまた違う迫力で、効果音と音楽の混ざり方が映画館向けに作られているのがわかる。セリフの少ないキャラクターほど、声のトーンと間の取り方が全部を語る。中井和哉はそれを毎回やってのけているのだが、スクリーンサイズで見ると説得力が一段上がる。
山口勝平のウソップ、大谷育江のチョッパーが担っているコメディパートは、映画全体のテンションを調整する機能を持っている。あの二人がいないと、Zの話がただ重くなりすぎる。本編を知らなくても、キャラクターの関係性が声だけで伝わってくる。
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この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ワンピース本編は未履修だが、劇場版から入ってみたい人(このくらいの距離感でも十分楽しめる)
- 「敗者の論理」を持つ悪役が好きな人。Zは単純な強敵ではなく、見終わった後も引きずるタイプのキャラクター
- 大塚芳忠の演技が好きな人。このZは代表作のひとつだと思う
- 劇場用に設計された音響・スケールのアクションを求めている人
合わない人
- 本編の積み重ねを踏まえた上でのカタルシスを求めている長年のファン。映画単体の完結度は高いが、本編との繋がりは薄い
- ワンピース特有の長尺バトルと仲間へのテーマを繰り返すトーンが苦手な人
- コメディパートと重いテーマが混在する温度差が気になる人
次に見るなら
劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 THE LAST——長期連載の劇場版として、本編の文脈を活かしつつ単体でも成立させた設計という点で近い。本編未履修でも入れるが、知っている人ほど刺さる構造。
ドラゴンボール超 ブロリー——少年漫画の劇場版が「単体映画」としてどこまでやれるかに振り切った一本。アクションの物量と音響体験重視の人にはこちら。映画館向けに作られた画作りの密度が高い。
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編——「信念を持って散る大人」を描く構造がFILM Zと共鳴する。炎柱の在り方とZの在り方は、方向は違うが同じ問いの答え違いとして見ると面白い。
よくある質問
まとめ
『ONE PIECE FILM Z』は現在、U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Netflix・Hulu・Disney+の主要5サービスすべてで視聴可能です。サブスクに加入していれば追加料金なしで楽しめるため、気軽に視聴を始められます。お使いのサービスからすぐにチェックしてみてください。




































