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ONE PIECE 〜ハートオブゴールド〜
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Toei Animation |
麦わらの海賊団がアルケミ島から逃げ出した少女オルガに出会う。アルケミ島は金属生産と極めて貴重な純金の製造で知られていたが、200年前に消滅した。オルガは純金に関心を持つ海兵に追われている。海軍本部と闇市場を支配するギルド・テソーロはオルガのことを聞き、賞金稼ぎマッド・トレジャーを雇う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
麦わらの一味は、難攻不落の海上カジノ「グラン・テゾーロ」へと足を踏み入れる。そこは世界中の海賊や海兵、富豪が集う黄金の歓楽都市だった。一味は逃亡中の少女オルガと出会うが、彼女は純金にまつわる秘密を握る存在として、海軍と闇社会の双方から追われていた。カジノを支配する黄金帝テゾーロ、そして賞金稼ぎマッド・トレジャーの思惑が交錯するなか、ルフィたちはオルガを守り、巨大な陰謀の渦中へと巻き込まれていく。黄金に彩られた島で繰り広げられる、スケールの大きな冒険活劇。みどころ・魅力
① 黄金に輝く海上カジノという舞台設定
本作最大の魅力は、すべてが黄金で彩られた海上カジノ「グラン・テゾーロ」という華やかな舞台です。きらびやかな景観のなかで繰り広げられる冒険は、特別編ならではのスケール感にあふれ、いつもとは違う非日常的な世界観を存分に楽しめます。② 少女オルガを巡るドラマと一味の絆
純金の秘密を抱え、追われる立場の少女オルガ。彼女を守ろうとする麦わらの一味の姿には、ONE PIECEらしい仲間思いの精神が貫かれています。コメディとシリアスのバランスが取れた人間ドラマが、物語に厚みを与えています。③ 個性的な敵キャラクターとの攻防
カジノを支配する黄金帝テゾーロ、そして賞金稼ぎマッド・トレジャーといった強烈な敵キャラクターが登場します。彼らの野望と一味の戦いが交錯するアクションは見応え十分で、終盤に向けて加速する展開から目が離せません。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 長峯達也 |
|---|---|
| 美術監督 | 渡辺佳人、小川友佳子 |
| ED | 大槻真紀「Destiny」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ワンピースは、長すぎて乗れなかった。これは言い訳じゃなく事実で、1000話を超えた船に今から飛び乗る体力は、とっくに残っていない。だから〜ハートオブゴールド〜も、最初は「2時間で完結するスペシャルなら、本編に入れなかった人間でも乗れるのか」を確かめる、その程度の軽い気持ちで再生した。結論を先に言うと、半分は乗れて、半分は置いていかれた。麦わらの一味の距離感は説明ゼロでも伝わってくるのに、ところどころ「ここ、本編を知ってる人間には刺さるやつだろうな」という気配だけが残っていく。妙なもので、2回目に見たときは、その置いていかれる感覚のほうが面白くなっていた。知らないまま乗った船の、知らない景色を眺めている時間。
金で全部買おうとした男と、金に一円も興味がない男の話
アルケミ島は純金を生んだ島で、200年前に消えた。その純金を巡って、海軍も闇市場も、賞金稼ぎまでもが動き出す。つまりこの話の燃料は、最初から最後まで「金」だ。少女オルガが追われる理由も金、テソーロのギルドが世界に食い込んでいる理由も金。登場人物のほとんどが、黄金の引力に従って配置されている。
面白いのは、その渦の真ん中に放り込まれる麦わらの一味が、金にまるで興味がないことだ。彼らが命を張る理由は、目の前の少女が泣いているから、ただそれだけ。価値の基準がそもそも違う人間が、価値の権化みたいな世界に殴り込んでいく。だからこれは宝探しの話に見えて、実のところ「金で買えるもの」と「金では絶対に買えないもの」を、二時間かけて並べて見せる話なんだと思う。テソーロは金で人も島も忠誠も買えると信じていて、ルフィたちは買えないものしか持っていない。どちらが正しいかなんて作品はわざわざ説教しないけれど、終盤、買えなかったもののほうが船を動かしているのが画面で分かる。本編を知らない自分にすら、その一点だけはまっすぐ届いた。長い物語のテーマを、外から来た人間にも一行で渡してくれる——スペシャルの仕事として、これはかなり親切な作りだ。
特に刺さったシーン
声で得をしている作品だ、と二回目でようやく腑に落ちた。中井和哉のゾロは、台詞が少ない場面ほど存在感が増す。低い声がワンテンポ遅れて画面に重さを足していく感じが、終盤の緊迫した展開でじわっと効く。対照的に大谷育江のチョッパーは、本編を知らなくても「この子が泣くと負ける」と直感で分かる声をしていて、追われる少女オルガに寄り添う序盤のやり取りで、思わず姿勢を正してしまった。山口勝平のウソップが軽口で空気を緩める呼吸も相変わらず巧い。そして敵側。関智一のロブ・ルッチが短い出番で画面の温度を下げていくのと、吉野裕行が演じるサイコ・Pの粘っこい不穏さが、宝を巡る盤面にちゃんと毒を盛っている。派手なアクションよりも、こういう声の配置で物語が締まっていく瞬間のほうが、自分には刺さった。
読んで見たくなったら——『ONE PIECE 〜ハートオブゴールド〜』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編は追っていないけれど、ワンピースの空気だけ二時間で味わってみたい外野の人
- 宝・賞金・裏切りといった、金が転がす盤面の駆け引きが好きな人
- 麦わらの一味の関係性を、説明抜きの掛け合いで感じたい人
合わない人
- 本編の重要な伏線や、長く積み上げた関係性の答え合わせを期待している人
- 一本の映画として完璧に閉じた構成を求める人(あくまでスペシャルの寄り道だ)
- 金や宝を巡る話より、純粋な冒険のロマンだけを浴びたい人
次に見るなら
ONE PIECE FILM GOLDが好きなら、というより、この〜ハートオブゴールド〜はONE PIECE FILM GOLDと地続きの企画だ。金の引力で世界を支配する男という主題を、劇場の尺でもう一度浴びたいなら迷わずこちらへ。
金と欲が人を狂わせる構図が刺さったなら、HUNTER×HUNTERの「グリードアイランド」周辺がおすすめ。欲望をゲーム盤の上に並べて見せる作りが、テソーロの世界観と通じるものがある。
賞金稼ぎという立ち位置に惹かれたなら、カウボーイビバップ。金で動く大人たちの乾いた距離感と、それでも捨てきれない何かの話で、こちらは本編の長さを気にせず飛び込める。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ONE PIECE 〜ハートオブゴールド〜」は、U-NEXTとNetflixで視聴することができます。どちらのサービスでも配信されているため、ご自身が利用しやすい環境で楽しめます。黄金の世界で繰り広げられる特別編を、ぜひこの機会にチェックしてみてください。


































