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歌舞伎町シャーロック
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Production I.G |
新宿区の東側。混沌とした街の中心部にネオン輝く歌舞伎町が広がる。光が射す場所には深い影がある。この夜の舞台で奇妙な殺人事件が発生した。これはサスペンス?いや、コメディ?判別不可能なドラマが始まろうとしている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
新宿区の東側、混沌とした街の中心にネオン輝く歌舞伎町が広がる。光が射す場所には深い影があり、この夜の街で奇妙な殺人事件が発生する。事件を追うのは、歌舞伎町の片隅「探偵長屋」に暮らす一癖も二癖もある探偵たち。中でも風変わりな名探偵シャーロックは、推理を披露するときなぜか高座に上がり、落語仕立てで謎を解き明かす。彼に巻き込まれていく新米医師ワトソンと共に、笑いと不条理、そして切実なドラマが入り混じる事件の数々へ。これはサスペンスか、それともコメディか——判別不能な物語が、歌舞伎町の夜に幕を開ける。みどころ・魅力
① 落語で推理を語る唯一無二の名探偵
本作最大の個性は、シャーロックが事件の真相を「落語」として高座で語るという演出。推理シーンが一席の噺へと様変わりし、緊張感のある謎解きが一気にエンタメへ転換する。原作付きではないオリジナル作品ならではの大胆な発想が光る。② コメディと人間ドラマの落差
脱力系のギャグや探偵長屋の住人たちの賑やかなやり取りで笑わせながら、各事件には人間の業や哀しみが潜む。軽妙な空気と重いテーマのギャップが物語に厚みを与え、回が進むごとに引き込まれていく構成になっている。③ 歌舞伎町を舞台にした濃密な群像劇
制作はProduction I.G。猥雑でエネルギッシュな歌舞伎町の街並みを丁寧に描き、個性豊かな探偵たちが織りなす群像劇として展開する。一話完結の事件を積み重ねながら、街全体を覆う大きな謎へと収束していく長編的な味わいも魅力だ。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 吉村愛 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 岸本卓 |
| キャラクターデザイン | 矢萩利幸 |
| 音楽 | 伊賀拓郎 |
| 美術監督 | 片平真司 |
| 音響監督 | 長崎行男 |
| OP | EGO-WRAPPIN’「CAPTURE」 |
| ED | EGO-WRAPPIN’「CAPTURE」 |
| ED | ロザリーナ「百億光年」 |
| ED | 石崎ひゅーい「パレード」 |
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アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
シャーロック・ホームズものと聞いて、正直そんなに身構えていなかった。これまで何度も翻案されてきた素材だし、また誰かが小綺麗に焼き直すんだろう、くらいの気持ちで再生ボタンを押した。歌舞伎町。タイトルでそう言い切っている時点で何かがおかしいのに、なぜか油断していた。最初の数分で、その油断は引っぱがされた。名探偵が推理を「落語」として高座で語り出したとき、画面の前で声が漏れた。なんだこれは、と。1回目は単純に勢いに飲まれた。2回目に見返して気づいたのは、このふざけた外側の下に、わりと容赦のない人間の話が沈んでいることだった。ネオンの明るさと、その足元に溜まる影。あらすじにあるその一文が、見終わってから妙に効いてくる。
探偵が「推理を演じる」とき、事件は誰のための物語になるのか
この作品の核にあるのは、たぶん「語ること」そのものだ。シャーロックは事件を解いたあと、その真相を高座で落語にして語る。観客を集め、笑いを取り、オチをつける。最初はただの奇癖、変わり者の名探偵を立てるための飾りに見える。でも見返すほど、この設定が物語全体の骨格になっていることがわかってくる。事件は起きた瞬間に「事実」だが、語られた瞬間に「物語」になる。誰がどう語るかで、被害者も加害者も、まるで違う顔を見せる。シャーロックの落語は、その編集権を握る行為だ。彼は真実を暴く側であると同時に、真実をどう着地させるかを選ぶ側でもある。
だからこの作品は、単なる名探偵の謎解きエンタメではなく、「混沌とした街で起きた出来事を、人はどうやって自分が抱えられる形に変えていくのか」という話に見えてくる。歌舞伎町という、整理されることを拒むような場所が舞台なのは偶然じゃない。ここでは正義も悪も、きれいに割り切れない。割り切れないものを、それでも誰かが語って、笑いに変えて、明日を生きられる温度まで冷ましていく。小西克幸が演じるシャーロックの、あの飄々とした語り口が引き受けているのは、その冷却装置の役割なんだと思う。彼が壊れているように見えて壊れていないのは、語るという出口を持っているからだ。コメディの皮をかぶった、わりと真剣な再生の話だった。
特に刺さったシーン
シャーロックが初めて高座に上がるくだり。ここでこの作品の全部が決まったと思っている。小西克幸の声が、推理の論理を追う冷たさと、客を笑わせにいく軽さのあいだを一瞬で行き来する。理屈っぽいのに、なぜか可笑しい。横で中村悠一のワトソンが完全に置いていかれた顔をしているのが最高で、このコンビの温度差そのものがギャグとして成立している。中村悠一のあの常識人ぶり——突っ込みたいのに突っ込みきれない、巻き込まれていく感じの芝居が抜群にうまい。あと地味に効いているのが諏訪部順一のハドソン夫人で、低く艶っぽい声が予想を裏切ってくるたびに笑った。坂本真綾のアイリーン・アドラーが画面に出てくると、空気の密度が変わる。序盤の何気ない会話シーンで、声だけで「この人は危険だ」と分からせてくる芝居があって、思わず巻き戻した。
読んで見たくなったら——『歌舞伎町シャーロック』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 既存のホームズ翻案に飽きていて、原型を大胆に崩した解釈を見たい人
- コメディの顔をしながら人間の業を描く、温度の落差が好きな人
- 小西克幸・中村悠一・諏訪部順一・坂本真綾あたりの芝居をじっくり味わいたい人
- 歌舞伎町という街の猥雑さ・うさんくささそのものに惹かれる人
合わない人
- 原作に忠実な本格ミステリーとしての謎解きを期待している人
- キャラが全員クセ強めなので、落ち着いた群像劇を求めている人
- 毎話の事件をきれいに伏線回収してほしい、構成の整理を重視する人
次に見るなら
街の混沌と人間ドラマの組み合わせが好きならサラリーマンNEO……ではなく、雰囲気で言うなら残響のテロル。都市を舞台に、事件の裏にある語られなかった感情を掘っていく手つきが近い。重さの質は違うけれど、後を引く感じが似ている。
変人探偵×常識人の相棒という構図にハマったならUN-GO。敗戦後の都市を舞台にした探偵もので、真相を「暴くこと」と「どう語るか」の緊張感を扱っている点で、この作品と地続きの問題意識がある。
キャラの濃さとコメディの瞬発力を浴びたいならACCA13区監察課あたりも。落ち着いた絵面の下で進む腹の探り合いと、大人たちの会話劇の旨味が近い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『歌舞伎町シャーロック』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の主要配信サービスで取り扱いがあるため、ご自身が普段使っているサービスから手軽に楽しめます。落語仕立ての推理という独特な世界観を、ぜひお好みのサービスでチェックしてみてください。

