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2017

Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-
★ 3.0 / 5.0アクションファンタジー
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Lay-duce |
ロストルームとは、失ったもの、あるいはいつか失うであろうものが見える場所である。カルデアの最奥部に存在し、月光が差し込む夢と現実の境界線となっている。カルデア召喚システムによって生成されたこの部屋は、享受する価値のある少数の利益を備えている。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
ロストルームとは、失ったもの、そしていつか失うであろうものが見える場所。人理継続保障機関カルデアの最奥部に存在し、月光の差し込む夢と現実の境界に浮かぶ、現実離れした一室です。カルデアの召喚システムによって生成されたこの部屋では、マシュ・キリエライトをはじめとするサーヴァントたちが、いつもとは少し違う穏やかな時間を過ごしていました。しかし、その心地よい空間には小さな違和感が潜んでいます。失われたものが映し出されるこの場所で、何が現実で何が夢なのか――『Fate/Grand Order』本編とはまた異なる切り口で描かれる、特別な一夜の物語です。みどころ・魅力
① 本編とは一線を画す幻想的な世界観
タイトルにある「月光(MOONLIGHT)」が示す通り、本作は月明かりに包まれた静かで幻想的な雰囲気が最大の魅力です。人理を救う戦いの緊張感とは対照的に、夢と現実が溶け合う境界線で紡がれる物語は、シリーズファンに新鮮な体験を届けてくれます。② サーヴァントたちの新たな表情
バトル中心の本編では見られない、サーヴァントやマシュの何気ない仕草や会話が丁寧に描かれます。彼らの素顔に近い一面に触れられるのは、キャラクターを深く愛するプレイヤーにとって嬉しいポイント。短編ながらキャラクターへの愛着がいっそう増す内容です。③ TYPE-MOON作品らしい余韻の残る演出
「失ったもの、いつか失うであろうもの」というテーマを軸に、視聴後に静かな余韻を残す構成が秀逸です。映像・音楽・演出が一体となって生み出す独特の空気感は、Fateシリーズが持つ叙情性を凝縮したような一作に仕上がっています。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 塚田拓郎 |
|---|
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、ゲームは一切やっていない。ガチャを回したこともないし、誰がどのサーヴァントなのかも怪しい。それでも見たのは、まわりのFate好きが当たり前みたいに通っていく場所だったからだ。乗り遅れた者の義務感、みたいなもので再生ボタンを押した。最初は「設定説明の30分でしょ」とタカをくくっていたら、思っていたより静かで、思っていたより寂しい話だった。月光の差す部屋、夢と現実の境目。一周目は雰囲気だけ受け取って終わったけれど、二周目で「ああ、これは入口じゃなくて出口の話かもしれない」と引っかかった。ゲーム未プレイの自分でも、置いていかれた感じはしなかった。むしろ、何も知らないまま連れていかれる感覚がちょうどよかった。失うとわかっているものを、それでも抱えてしまう話
ロストルーム——失ったもの、あるいはいつか失うであろうものが見える部屋。この一文を聞いた時点で、もうこの作品の性格は決まっている気がした。これは単なるFGOの世界観プロモーションではなく、「終わりを前提にした関係」をどう抱えるか、という話だ。月光が差し込む夢と現実の境界、というロケーションの選び方からして容赦がない。境界線というのは、いつか向こう側へ行く前提の場所だ。今そこにあるものを、いつか失うものとしてあらかじめ眺めてしまう。その視線の冷たさと優しさが同居しているのが、この30分の妙な後味の正体だと思う。ゲームをやっていないから断言はできないけれど、FGOという作品が背負っている「人理を取り戻すために、何かを焼べていく」構造の根っこが、この小さな部屋にもう全部詰まっている気がした。手に入れる物語ではなく、手放す覚悟の物語。享受する価値のある少数の利益、という回りくどい言い方の裏に、「大半は失う」という前提が透けて見える。だからこの部屋は美しくて、同時にちょっと怖い。二周目に気づいたのは、ここで描かれる喪失は悲劇として演出されていないということだ。淡々としている。淡々としているから、後からじわじわ来る。失うとわかっていてもその手を離せない——その不器用さこそが、この作品が一番丁寧に撫でている場所だと思う。特に刺さったシーン
序盤、まだ何も説明されないまま部屋の空気だけが流れていく時間がある。情報を浴びせてこないのがいい。島﨑信長の藤丸立香は、声を張らない芝居でこの静けさを保たせていて、巻き込まれた一般人が必死に状況を飲み込もうとしている呼吸がそのまま乗っている。終盤、その藤丸の隣に立つ高橋李依のマシュ・キリエライトの声を聞いたとき、思わず姿勢を正してしまった。守る者として立とうとする決意が、可愛らしさの奥からそっと押し出されてくる。あの「庇おうとする声」だけで関係性が一本通る。そして杉田智和のレフ・ライノール・フラウロス。柔らかい物腰の下に何かを隠している、あの底の知れない喋り方が一度聞くと耳に残る。穏やかさが逆に不穏に響くという、声優の演技で世界の歪みを先に教えてくれるタイプの芝居で、二周目はもう完全にレフの声色だけ追いかけて見ていた。読んで見たくなったら——『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- Fateシリーズに触れていて、FGOの入口の空気を静かに味わいたい人
- 派手な戦闘より、設定や雰囲気の手触りを撫でるのが好きな人
- 杉田智和・島﨑信長・高橋李依の芝居だけでも30分払える人
- 「いつか失う」という前提の物語に弱い人
合わない人
- TVシリーズや本編を一切通らずに、ここから物語を理解しようとする人
- 30分でわかりやすい起承転結を求めている人
- バトルアクションの密度を一番に期待している人
- 世界観の余白を「説明不足」と感じてしまう人
次に見るなら
この部屋の先にある戦いを浴びたくなったら、Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-へ。藤丸とマシュが実際に特異点で何を背負っていくのか、ロストルームで感じた「失う前提」の重さが地続きで効いてくる。聖杯戦争そのものの手触りを知りたいならFate/Zero。大人たちが各々の願いのために何を焼べるかを描いた、シリーズで一番冷たくて熱い一本だ。もう少し王道のヒーロー譚が欲しければFate/stay night [Unlimited Blade Works]を。理想と現実のあいだで立ち続ける話で、Fateという作品が結局「何を失っても譲れないもの」を描き続けているのが見えてくる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXTの3つの配信サービスで視聴できます。いずれもFateシリーズの取り扱いが充実しているため、本作とあわせて関連作品もまとめて楽しめます。複数サービスで配信されているので、ご自身の利用環境に合ったサービスを選んで視聴できます。








