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Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 21話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | CloverWorks |
紀元前2655年の古代メソポタミアに第七特異点が発見された。不死を求める冒険から帰還した賢王ギルガメシュが統治する栄えあるウルク。だが三柱の女神と無数の魔獣が現れ、ウルクは滅亡の危機に瀕する。時空を超える転移技術レイシフトにより、主人公たちはこの時代へ派遣され、特異点の解明と人類史の救済に挑む。
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配信状況まとめ
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|---|---|---|---|---|
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作品概要・あらすじ
あらすじ
時は紀元前2655年、古代メソポタミア。人類の歴史に生じた謎の”特異点”を修正すべく、主人公・藤丸立香とマシュ・キリエライトはレイシフトによってこの時代へと降り立つ。そこでは賢王ギルガメッシュが統治する都市国家ウルクが、三柱の女神たちと押し寄せる無数の魔獣によって滅亡の瀬戸際に立たされていた。神と人の狭間で、人類の未来を守るための戦いが幕を開ける。
みどころ・魅力
① 圧倒的スケールのバトルと作画クオリティ
CloverWorksが手がける本作は、神霊クラスのサーヴァントたちが繰り広げる大規模戦闘を高水準の作画で描き切っている。特に終盤の連戦は劇場作品に迫る密度で、アクション演出のひとつひとつに力が入っており、最後まで目が離せない緊張感が続く。
② 英雄・ギルガメッシュの”王”としての深み
ゲームでは断片的に描かれていたギルガメッシュの人間性が、本作では正面から掘り下げられる。傲岸不遜に見える振る舞いの裏にある王としての覚悟と孤独は、物語が進むにつれて重みを増し、視聴後に印象が大きく変わる人物として描かれている。
③ 神話世界観と女神たちの思惑が交差する重厚なストーリー
エレシュキガル、イシュタル、ティアマトという三柱の女神がそれぞれ異なる動機を持って動く構図が物語に複雑な奥行きをもたらす。古代メソポタミア神話の神々・英雄をモチーフにしたキャラクターたちが独自解釈で生き生きと描かれ、世界観への没入感が高い。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 赤井俊文 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 高瀬智章 |
| 美術監督 | 平柳悟、薄井久代 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | UNISON SQUARE GARDEN「Phantom Joke」 |
| ED | Eir Aoi「星が降るユメ」 |
| ED | milet「Prover」 |
| ED | milet「Tell me」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・考察
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
FGOの名前は知っていた。ソシャゲで、課金がエグくて、毎年夏になるとタイムラインが騒がしくなるやつ。ゲームは一切やっていない。だからこそアニメなら入れるかも、という軽い気持ちで見始めたら、最初の2話でほぼ置いてきぼりだった。主人公の名前、マシュとの関係、レイシフトという技術、カルデアという組織——「わかってる前提」で話が進む。これはゲームをやった人間へのご褒美アニメだ、と判断して一度離れた。
戻ってきたのは、ギルガメッシュの声のせいだ。関智一の声が「賢王」という言葉に妙にはまっていて、こんな人物を主軸に見たいと思いながら2周目を流してみた。そうしたら、最初に「情報過多」と感じていた固有名詞が、今度は少しずつ意味を持ち始めた。メソポタミア神話の文脈が薄くわかってくると、物語の輪郭がようやく見えてくる。ゲーム知識なしで見るなら、最低でも2周する前提で臨んだほうがいい。
すでに死んでいる者たちが、それでも守ろうとする理由の話
英霊という存在は、歴史にすでに刻まれた死者だ。召喚されるたびに戦い、消え、また別の場所で召喚される。本作に登場する英霊たちは全員、その構造の中にいる。「また死ぬかもしれない」という恐れが根本的に薄い。
それがこの作品のテーマの核だと思っている。「なぜ戦うのか」という問いに、彼らはそれぞれ異なる答えを持っているのだが、どの答えも「生きていたい」という動機からではない。ウルクの民を守ろうとするギルガメッシュにしても、かつて不死を求めて旅をした男が、今度は都市全体の「死」を前にして動いている——その逆転が、ゲームを知らない視聴者にも刺さる芯になっている。
牛若丸(早見沙織)が戦うシーンを2回目に見たとき、あの身軽さが「すでに失われた命の軽さ」に見えて、少し止まった。速さや華やかさではなく、重力から解放された者の動きに見えた。早見さんの声の置き方もそうで、感情が乗りすぎない台詞回しが、英霊というキャラクターの「距離感」を出している。
マーリン(櫻井孝宏)はその対極にいる。重すぎることを言うときほど、声が軽くなる。飄々とした口調で致命的な情報を渡してくる。3周目でようやくそれが計算だとわかった——あの人物は、深刻に語ることを意図的に避けている。それが「魔術師」というキャラクターの在り方として、声の演技で完成されている。
FGOというゲームのシステムは、英霊を「使う」構造だ。プレイヤーは英霊を召喚し、戦わせ、強化する。バビロニア編のアニメは、そのシステムへの一種の返答に見える。使われる側の英霊にも意志があり、それぞれの理由で戦場に立っている。ゲームをやっていないからこそ、そこだけが純粋に物語として見えた。
特に刺さったシーン
ゲームをやっていないので「このシーンはゲームの再現だ」という感動はない。そのぶん、映像と音として純粋に刺さったものだけが残っている。
終盤、レオニダス一世(三木眞一郎)が突撃するシーン。三木さんの声は「穏やかな男」「包容力のある男」を演じることが多い印象だったが、あのシーンの怒号はまったく別の音だった。声だけで「この人は死ぬ」とわかる。いや、もっと正確に言うと「死ぬことを選んでいる」とわかる。戦略的な判断であることは説明されているのだが、あの声の質量は戦術を超えていて、2回見ても3回見ても同じところで喉が詰まる。
もう一つ。フォウ(川澄綾子)の「ふぉうふぉう」という声が、物語の緊張が最高潮になるタイミングでだけ静かになる。セリフらしいセリフがほぼない役で、沈黙で演技している。あの小さな存在がどういう意味を持っているのかは、終盤まで明かされないのだが、その前から川澄さんの声の「温度」が微妙に変わっている気がして、見返すたびに新しいことに気づく。
読んで見たくなったら——『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- FGOゲームプレイヤー(当然だが、見どころの密度が全然違う)
- 「英霊」という概念、あるいはメソポタミア神話に興味がある人
- 声優の演技を聞き比べるのが好きな人(キャスト陣の使い方が贅沢)
- バビロニアという舞台の空気感——砂漠、城壁、神話的な怪物——が好きな人
合わない人
- ゲームの前提知識なしで、1話から物語にすんなり入りたい人(正直、序盤2話はキツい)
- 登場人物の多さに消耗する人(英霊の数だけキャラクターがいる)
- バトルより人間ドラマ比率を重視する人(バトルの量と密度はかなり高い)
次に見るなら
Fate/Zeroが好きなら本作もおすすめ——というより、順番としてはFate/Zeroを先に見た人のほうがギルガメッシュへの解像度が上がる。あちらは「聖杯戦争」という別の文脈だが、英霊の在り方への問いは一貫している。重さと暗さはZeroのほうが上なので、バビロニアの後に見ると温度差で別の発見がある。
ヴィンランド・サガは舞台も時代もまったく違うが、「戦士であることの意味」「戦いの中で何を守ろうとするか」というテーマが通底している。バビロニアの英霊たちに刺さったのがそのあたりなら、ヴィンランド・サガの主人公の変化も同じ場所で刺さるはず。作画のタイプは全然違うが、見終わったあとの余韻が似ている。
Re:CREATORSは「物語から呼び出されたキャラクターが現実で戦う」という構造で、FGOの英霊召喚システムへの問いと裏表の関係にある。「使われる存在の意志」という点で、バビロニア編で感じた引っかかりを別角度から掘り下げてくれる作品だ。
よくある質問
まとめ
『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』は、ABEMA・dアニメストア・U-NEXTで配信中です。各サービスで全話まとめて視聴できるため、一気見にも最適な環境が整っています。見放題プランを利用すれば追加料金なしで楽しめます。


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