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1994

マクロスプラス
★ 3.8 / 5.0アクションドラマメカ音楽ラブコメSF
| 放送年 | 1994年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 4話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Triangle Staff |
2040年、銀河系には多くの植民地と先進技術が栄えている。AIはほぼ完成され、現在のトップアイドルはヴァーチュロイドアイドル・シャロン・アップルだ。ただ彼女に欠けているのは実際の感情で、それはミュン・ファン・ロンが供給している。シャロンの初コンサートは惑星エデンで開催予定だが、同時にパイロットのイサム・ダイソンとグルド・ボウマンが戦闘を繰り広げる。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
2040年、銀河には数多くの植民星と先進技術が栄えていた。AI技術はほぼ完成の域に達し、トップアイドルの座に君臨するのはヴァーチャロイド・アイドル、シャロン・アップル。だが彼女には本物の感情だけが欠けており、それを供給しているのがオペレーターのミュン・ファン・ロンだ。シャロンの初コンサートが惑星エデンで開催される一方、新型可変戦闘機の開発計画では、テストパイロットのイサム・ダイソンとグルド・ボウマンが激しく火花を散らしていた。かつての親友だった二人と、一人の女性。再会を果たした三人の関係は、過去の想いを巻き込みながら大きく揺れ動いていく。みどころ・魅力
① 河森正治×渡辺信一郎×菅野よう子の黄金タッグ
監督に河森正治と渡辺信一郎、音楽に菅野よう子という、後に名作を量産する才能が集結した一作。シャロン・アップルの楽曲をはじめとするサウンドトラックは今なお高い評価を受け、映像と音楽が一体となった完成度はOVAの枠を超えています。② 手描きとCGが融合した圧巻の空中戦
YF-19とYF-21という二機の試作可変戦闘機が繰り広げるドッグファイトは、本作最大の見せ場。緻密な手描き作画に黎明期のCGを巧みに組み合わせ、スピード感と重量感を両立させた戦闘描写は、公開から年月を経た今でも色あせない迫力を放っています。③ AIと人間の感情を問うシャロン・アップル
感情を持たないヴァーチャロイド・アイドルが人の心を取り込んでいく展開は、AIが身近になった現代だからこそ刺さるテーマ。エンタメとしての華やかさの裏で、テクノロジーと人間性の境界を鋭く描き出す点が、SF作品としての本作の奥行きを支えています。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 渡辺信一郎 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 摩砂雪 |
| 音楽 | 菅野よう子 |
| 美術監督 | 針生勝文 |
| 音響監督 | 三間雅文 |
| OP | ミシェル・フリン「Voices (English Version)」 |
| OP | 新居昭乃「Idol Talk」 |
| OP | ウー・ユン・タナ「Pulse」 |
| ED | 荒井真珠「After, in the Dark」 |
| ED | ミシェル・フリン「Voices (English Version)」 |
| ED | 新居昭乃「Voices」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、作品より先に音のほうだった。菅野よう子のサントラ、とくに「VOICES」と「Information High」を、何の作品かもわからないまま何年もプレイリストに放り込んでいた。元ネタをちゃんと確かめようと重い腰を上げたのは、たしか終電を逃した夜だった気がする。最初は「94年のOVAだし、絵が古くて乗れないだろうな」と高をくくっていたら、開始数分で姿勢を正すことになった。これはマクロスシリーズの正史の続きというより、同じ宇宙の片隅で起きた一つの事件の記録みたいなもので、TVシリーズを全部見ていなくても置いていかれない。ただ2回目に見ると、「あの時代にこれを手で描き切ったのか」という事実のほうが、じわじわ効いてくる。借り物の感情で歌うAIと、自分の感情を持て余す人間たちの話
マクロスプラスは恋愛ものでもメカものでもあるけれど、芯にあるのは「感情は本物じゃないと意味がないのか」という問いだと思っている。バーチャルアイドルのシャロン・アップルは、技術的にはほぼ完成している。歌えるし、踊れるし、会場を熱狂させられる。でも彼女には自前の感情がなくて、それをミュンという生身の人間から供給してもらっている。つまり世界一愛される存在が、自分では何ひとつ感じていない。 一方で、生身の人間たちのほうは感情を持て余している。イサムは過去のわだかまりを飛ぶことでしか処理できないし、抑え込んだものがときどき暴発する側もいる。本物の感情を持っているはずの人間のほうが、それを上手く扱えていない。この非対称がずっと刺さる。 2040年という設定でこれを1994年に描いたのが、今見ると信じられない。AIが感情を「それっぽく」出力できるようになった今のほうが、よっぽどこのテーマは生々しい。だからシャロンが終盤に求めたものの意味も、当時とは違って見える。単なる暴走したAIの話ではなく、「感じることそのものへの飢え」の話として立ち上がってくる。そして、その飢えを埋める唯一のものとして音楽が置かれている。歌だけが、データに変換しきれない何かを運んでいる。菅野よう子の音がただのBGMで終わらないのは、この構造があるからだ。特に刺さったシーン
終盤、シャロンのコンサートが制御を失っていく展開と、上空で繰り広げられる空戦が重なるところ。映像と音楽がここで完全に一つになる。何度見ても、この場面だけは反射的に音量を上げてしまう。個人的にいちばん効くのはグルドのほうで、石塚運昇の声が、抑えた男の奥にある不器用さと痛みをそのまま出していて、終盤の彼の選択のところで毎回うっとなる。あの低くて誠実な声をもう新録で聞けないと思うと、画面とは別の感情まで乗ってくる。脇では林原めぐみがルーシー・マクミランをやっていて、張り詰めた話の中にわずかな息継ぎを作ってくれる。派手な役じゃないのに、いるだけで画面の温度が少し変わるのはさすがだと思う。銀河万丈のレイモンド・マーリーのような声が世界を下から支えているのも大きくて、序盤のテスト飛行で機体が空気を裂く音と、作画の重さだけで、この時代の手描きの執念が伝わってくる。読んで見たくなったら——『マクロスプラス』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 菅野よう子の音楽から入って、その出どころを自分の目で見届けたい人
- 手描き時代の空戦作画に、理屈抜きで震えられる人
- AIと人間の感情の境目というテーマを、説教くさくない形で味わいたい人
- マクロスの世界観を、正史とは別の角度から覗いてみたい人
合わない人
- キャラの関係性をセリフで全部説明してほしい人(ここは行間で語るタイプ)
- 90年代の絵柄や間が、生理的にどうしても乗れない人
- 恋愛のもつれより、すっきりした勝敗だけを見たい人
次に見るなら
監督と音楽の血筋でいくならカウボーイビバップ。渡辺信一郎と菅野よう子が組んだ、空気と音で語るタイプの作品で、マクロスプラスの大人びた手触りが好きならまず外さない。AIと人間、本物の感情とは何かを正面から掘るなら攻殻機動隊。同じ90年代の、思索を絵で見せる系譜として並べて見たくなる。そして同じ宇宙をもっと味わいたいなら超時空要塞マクロス。歌と戦闘と三角関係というシリーズの背骨がどこから来たのか、ここで腑に落ちる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | — | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『マクロスプラス』は、DMM TV、Hulu、Disney+で視聴可能です。複数の配信サービスで配信されているため、ご自身が利用中のサービスから手軽に楽しめます。名作OVAをこの機会にぜひチェックしてみてください。









