東京喰種 トーキョーグール

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2014東京喰種 トーキョーグール

東京喰種 トーキョーグール

★ 3.8 / 5.0アクションドラマホラーミステリーサイコロジカル超自然
放送年2014年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Studio Pierrot

東京を舞台に、人間を捕食する謎の「喰種」が徘徊している。正体不明の喰種への恐怖が人々を支配していた。普通の大学生・金木研は、よく通うカフェで、読書好きな少女・礼二に出会う。しかし、この出会いが彼の運命を一変させることになるとは、本人も気づいていなかった。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

東京では、人間を捕食する謎の存在「喰種(グール)」が暗躍し、人々の恐怖は絶えない。普通の大学生・金木研は、ある日カフェで出会った読書好きな少女・神代利世との交流に胸を躍らせるが、彼女が喰種だったことで瀕死の重傷を負う。九死に一生を得た金木だったが、彼の体には喰種の臓器が移植されており、人間でも喰種でもない「半喰種」として生きていくことを余儀なくされる。人間としての感情と喰種としての本能の狭間で揺れながら、金木の過酷な戦いが始まる。

みどころ・魅力

① 人間と喰種の狭間で揺れる主人公の葛藤

突然「食べる側」になってしまった金木研が、人間としての良心と喰種としての衝動の間で苦悩する様子は圧巻。善悪の境界線が曖昧なキャラクターたちの心理描写が深く、単なるアクション作品を超えたドラマ性が光る。

② 独特の世界観と緻密な設定

喰種社会の階層構造、捜査官との対立、それぞれが抱える事情など、丁寧に積み上げられた設定が物語に奥行きを与える。人間側・喰種側双方の視点から描かれることで、単純な「敵と味方」では割り切れない重厚なストーリーが展開される。

③ 引き込まれる作画と重厚なバトルシーン

喰種特有の武器「赫子(かぐね)」を使った戦闘は迫力満点。Studio Pierrotによる緊張感あふれる作画と、澤野弘之らによる劇的なBGMが相まって、息もつかせぬアクションシーンを生み出している。

キャスト・声優一覧

金木研
金木研
メイン
花江夏樹
霧嶋董香
霧嶋董香
メイン
雨宮天
鈴屋什造
鈴屋什造
サブ
釘宮理恵
永近英良
永近英良
サブ
豊永利行
滝澤政道
滝澤政道
サブ
立花慎之介
法寺項介
法寺項介
サブ
速水奨
穂木あゆむ
穂木あゆむ
サブ
田辺留依
阿倍麻衣子
阿倍麻衣子
サブ
浅野まゆみ
神代利世
神代利世
サブ
花澤香菜
笛口リョーコ
笛口リョーコ
サブ
折笠富美子
芳村
芳村
サブ
菅生隆之
伊東倉元
伊東倉元
サブ
高橋伸也

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スタッフ

監督森田修平
シリーズ構成御笠ノ忠次
キャラクターデザイン三輪和宏
音楽やまだ豊
美術監督永井桂介、武藤正敏
音響監督原口昇
OPTK from 凛として時雨「unravel」
EDTK from 凛として時雨「unravel」
EDピープル・イン・ザ・ボックス「聖者たち」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——原作ファンとして、複雑な気持ちで押し再生した

原作漫画を読んでいたのでアニメ化は知っていた。知っていたけど、なんとなく後回しにしていた。原作がある程度好きだったからこそ、映像になったものを見るのが怖かった。

で、見た。花江夏樹が金木を演じると聞いて、それが決め手になって見た。

第一印象——「ああ、雰囲気はある」だった。OPの「unravel」が流れた瞬間、これは外れじゃないとわかった。ただ、そこから先を見進めていくうちに、何かが少しずつズレていく感覚があった。原作を読んでいたときに感じていたものと、微妙に違う。でもそれが何なのか、1周目では言語化できなかった。

2周目を見たとき、やっとわかった。尺の問題だ。駆け足なんじゃない、圧縮されているのだ。そしてその圧縮のせいで、金木の内面が崩れていく過程の「間」が削られている。あの「間」こそが原作の核だったのに。

「人間でも喰種でもない」——中途半端であることの暴力性

この作品を「化け物と人間の境界を描いたダークファンタジー」として処理するのは簡単だし、実際そう語られることが多い。でも2周目以降で刺さってくるのは、そこじゃない。

金木研という人間は、最初から「中途半端」だった。喰種になる前から、他者に合わせすぎる、自分を後回しにしすぎる、優しさを盾にした自己消去の癖があった。半喰種になったことは、彼にとって外側からの変容ではなく、内側にあったものが引きずり出された出来事だったんじゃないかと思う。

人間社会にも喰種社会にも完全には属せない。どちらからも「異物」として扱われる。この宙吊り状態が、作品全体を通してじわじわと金木を侵食していく。花江夏樹の演技はこの「侵食」を声で見事に表現していて、序盤の戸惑い混じりの柔らかい声から、終盤にかけての凄みを帯びた低音への変化は、キャラクターの変容そのものを音で体験させてくれる。

鈴屋什造というキャラクターが面白いのも、彼がある意味で「中途半端の極北」だからだろう。釘宮理恵が演じる什造は、人間らしい感情の基盤が極限まで削られた存在として描かれるが、それでいて完全な無機物でもない。釘宮の声の独特の鋭さが、什造の「人でもないが喰種でもない」歪さを、セリフの少ない場面でもじわりと伝えてくる。

「人間とは何か」という問いは手垢がつきすぎているが、この作品が問うているのはもっと限定的で、もっと個人的なことだと思う。「自分が何者であるかわからないまま、それでも生きなければならないとき、人はどこへ向かうのか」。答えは出ない。金木は答えを出せないまま、ある選択をする。その選択の重さだけが、見終わった後に残る。

特に刺さったシーン

終盤の拷問シーンは、1周目は純粋に「きつい」と思って見ていた。2周目で気づいたのは、あの場面で金木が何を考えているかを示すモノローグの構造だ。現実と幻想が入り混じる中で、彼がたどり着く「結論」——弱いのは自分だ、という自責の着地点。あそこで花江夏樹の声が一段階変わる。痛みで割れた声じゃなくて、何かが決壊したあとの、静かで平坦な声になる。あの質感の変化を、もう一度確かめたくて3周目を見た。

速水奨が演じる法寺の場面も、じわりと後を引く。あの声の重みは「制度の暴力を体現している人間」にしか出せない圧がある。何かを守ろうとしている人間が、守るために何かを潰していく矛盾。速水の声はそれを説明せずに纏っている。

花澤香菜の神代利世は、出番のバランス上どうしても印象が薄くなりがちだが、声のトーンだけで「この人は壊れているんじゃなくて、最初から別の論理で動いている」ということを伝えてくる。セリフの数じゃなくて声の温度で役を作れる人だと改めて思った。

読んで見たくなったら——『東京喰種 トーキョーグール』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 原作漫画を読んだことがない人(先入観なく見られる分、アニメ単体として完結して楽しめる)
  • ダークな心理描写や、キャラクターが崩れていく過程を丁寧に追いたい人
  • 「善悪の二項対立が崩れる話」が好きな人——喰種も人間も、どちらも手が汚れている
  • 花江夏樹釘宮理恵の演技を声優目線で追いたい人
  • OPEDを含めた音楽体験として見たい人(「unravel」のTK from 凛として時雨は反則に近い完成度)

合わない人

  • 原作ファンで、漫画の「間」の濃度を期待している人——尺の都合で削られた部分はかなりある
  • グロ描写が生理的に無理な人——血と臓器の描写は回避できない
  • 主人公の成長や爽快感を求めている人——金木は強くなるが、爽快感とは正反対の方向に向かう
  • 伏線が全部回収されないと気持ち悪い人——アニメだけ見ると消化不良のまま終わる部分がある

次に見るなら

寄生獣 セイの格率(2014年)——人間の身体に侵食した異物と共存しながら「人間とは何か」を問い直す構造が近い。主人公が変容していく過程の丁寧さは、東京喰種の駆け足感に物足りなさを感じた人にこそ見てほしい。こちらは尺的に余裕があり、内面描写が厚い。

進撃の巨人(2013年〜)——「捕食者と被食者の関係が逆転したとき、正義はどこにあるのか」という問いが共通している。スケールは全然違うが、「守るために壊す」人間の矛盾を描く点で東京喰種と地続きに見られる。見始めたら止まらなくなるという点でも。

デッドマンワンダーランド(2011年)——不当に追い詰められた主人公が閉鎖空間で生き延びる話で、暴力と理不尽の密度が似ている。完結はしていないが、東京喰種の「理由もなく世界に放り込まれた感」が好きなら入れる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『東京喰種 トーキョーグール』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluの5サービスで視聴可能です。主要な動画配信サービスで幅広く配信されているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。続編シリーズもあわせて確認しながら、金木研の壮絶な物語を最初から楽しんでみてください。

よくある質問

Q. 東京喰種は全部で何期ありますか?
A. アニメは全4期構成です。第1期「東京喰種」、第2期「東京喰種√A」、第3期「東京喰種:re」前半・後半と続きます。各配信サービスでシリーズまとめて視聴できます。
Q. グロ・ホラー描写はどのくらい強いですか?
A. 血や暴力描写が含まれるダークファンタジーです。地上波放送時は規制版でしたが、配信版では規制の少ないバージョンで視聴できる場合もあります。苦手な方は注意が必要です。
Q. 原作マンガとアニメはどちらから入るのがおすすめですか?
A. どちらからでも楽しめますが、アニメで世界観をつかんでから原作を読む流れが人気です。アニメはテンポよく物語が進むため、まずアニメ第1期から入るのがおすすめです。
Q. 無料で視聴できるサービスはありますか?
A. U-NEXT・DMM TV・Huluなどは初回無料トライアル期間が設けられています(期間・条件は各サービスにより異なります)。トライアル期間中に視聴するのがお得です。

まとめ

『東京喰種 トーキョーグール』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluの5サービスで視聴可能です。主要な動画配信サービスで幅広く配信されているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。続編シリーズもあわせて確認しながら、金木研の壮絶な物語を最初から楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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