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ぼくたちピチューブラザーズ ~パーティはおおさわぎ!のまき~
| 放送年 | 2003年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
ポケモンチャンネルのゲーム内で公開されたアニメ。ピチューブラザーズを主人公とする30分間の番組で、5つの短編に分かれている。ミューツがパーティーを開くが、ピチューブラザーズと友人たちは招待されていない。しかし一連の出来事を経て、実は招待されていたことが判明し、招待状が遅れて届いていただけだった。彼らはミューツのパーティーに向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ゲームボーイアドバンス用ソフト「ポケモンチャンネル」内で公開されたアニメ作品。ミューツが開くパーティーに招待されなかったと思ったピチューブラザーズとその仲間たちが、さまざまな騒動を巻き起こしながらもパーティー会場を目指す。ドタバタな展開の末、実は招待状が遅れて届いていただけだったことが判明し、無事に皆でパーティーへ向かう、にぎやかで温かいコメディ作品。
みどころ・魅力
① ゲーム連動の希少なアニメ体験
本作はゲームボーイアドバンス「ポケモンチャンネル」内でのみ視聴できた特別作品。通常のテレビ放送ではなくゲーム内コンテンツとして制作されたため、ポケモンアニメの中でも非常に珍しい位置づけにある。当時のゲームを持っていなければ観られなかった作品が配信で楽しめるのは大きな魅力。
② ピチューブラザーズならではのドタバタコメディ
主人公のピチューブラザーズが巻き起こすにぎやかな騒動が見どころ。5つの短編で構成されており、テンポよく楽しめる構成になっている。セリフが少なくアクションとリアクションで笑いを生み出すスタイルは子どもから大人まで気軽に楽しめる。
③ ミューツのギャップある一面
普段は謎めいた強キャラとして描かれることの多いミューツが、パーティーを開く「ホスト」として登場するのは本作ならではの見どころ。招待状騒動というユーモラスな展開を通じて、ミューツの意外な一面がさりげなく描かれている。
キャスト・声優一覧



スタッフ
| 原案キャラデザ | 杉森建 |
|---|---|
| OP | 「”Side by Side” composed by Hirokazu Tanaka」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ポケモンチャンネルというゲームキューブのゲームの中で放映されていたアニメ、という珍妙な出自を持つ作品だ。正確に言えば「ゲーム内のテレビ番組として流れていたOVA」で、TVアニメ本編との続き物でも外伝でもなく、ピチューブラザーズを主人公とした独立した短編集として成立している。本編のストーリーを知らなくても見られるが、ポケモン世界の空気感に慣れているほど楽しめる。
当時はゲームをプレイしながらリアルタイムで見ていた。そのままなんとなく記憶の底に沈んでいたのを、数年後に見直したら意外と丁寧に作られていて少し見直した。子供の頃に流し見していたものを大人になって掘り返すのは、発見と気恥ずかしさが半々くらいある。
「呼ばれていなかったのではなく、手紙が届いていなかっただけ」——置いてきぼりの恐怖を解体する30分
招待状が届かなかった。ただそれだけで30分の物語が成立している。ミューツがパーティーを開く。ピチューブラザーズは招待されていないと思い込む。奮闘のすえ、実は最初から招待されていて手紙の到着が遅れていただけだとわかる——あらすじだけ読むと薄いオチだ。
でも「自分だけ仲間外れかもしれない」という感覚を、これだけ単純な構造で引き受けてくれる話は意外と少ない。みんなが何かを知っている。自分だけ知らされていない。その種の不安は、子供が集団生活の中で最初に経験する孤独に近い。この作品はそれを「誤解だったよ」の一言で即解消せず、ピチューたちが友達と一緒にドタバタしながら動き回るプロセスに尺を使う。解決より、そこへ至るまでの動きに重心がある。
面白いのはミューツが主催という設定だ。劇場版第1作での深刻な存在感とは180度違う使われ方をしている。あのミューツが普通にパーティーを開いている——という事実のシュールさに、子供の頃は完全に無自覚だった。2回目に見たとき、この設定を真顔で成立させているポケモン短編の胆力に少し感心した。本編よりずっと自由なことをやっている。
5つの短編という形式も、テーマの見せ方と合っている。小さな騒動が積み重なって最後に「招待されていた」という事実へ収束する構造は、走り回るピチューブラザーズの性質とよくはまっている。単体ではスケッチに過ぎない5本が、最後に意味を持つ。
特に刺さったシーン
招待状の存在に気づいて走り出すくだりの作画が、こじんまりした作品にしては動きが丁寧で見ていて気持ちいい。ポケモンは鳴き声しか発しないから、感情のすべてを動作とピッチで伝えることになる。ピチューの「ピッ」の声のテンション変化と耳や身体の動きが連動していて、セリフなしでも状況が読める作りになっている。こういう細部に「ちゃんと作ってある」感を覚える。
5本の中で友達との連携でひとつの問題を乗り越えるエピソードが好きだ。大げさな演出はなく、ただ一緒に動いているだけ。でもこのシンプルな共同作業の描写が子供向けコンテンツとして正しく機能している。終盤の全員でパーティー会場へ向かうカットは、30分の締め方として気持ちよく着地していて、見るたびに「短いのに無駄がないな」という印象が強くなる。
読んで見たくなったら——『ぼくたちピチューブラザーズ ~パーティはおおさわぎ!のまき~』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ピカチュウのなつやすみ系のポケモン短編をリアルタイムで見ていた世代
- セリフなしのパントマイム的な演技から感情を読む楽しさが好きな人
- 子どもと一緒に見られる短くてきれいに終わる作品を探している人
- ミューツが脇役でシュールな使われ方をしているのを見たい人(ニッチだが確実に存在する)
合わない人
- ポケモン本編のバトルや成長ドラマを期待して見る人
- 30分に対してストーリーの密度を求める人
- ポケモン世界の空気感にまったく馴染みがない人
次に見るなら
ピカチュウのなつやすみは同じポケモン短編の系譜で、言葉を持たないポケモンたちが動きと鳴き声だけで物語を作る形式の原型に近い。ピチューブラザーズ自身も登場するので、このOVAとセットで見るとキャラクターへの愛着がひと回り深くなる。
デジモンアドベンチャー(1999年OVA)は同時代の子供向け短編で、こちらはもう少しドラマ性がある。ポケモン短編の「ゆるさ」に対してデジモンは感情的な重みがあり、両方見ると当時の子供向けアニメが持っていた幅の広さが見えてくる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ぼくたちピチューブラザーズ ~パーティはおおさわぎ!のまき~」は、現在U-NEXTで視聴できます。ゲーム内限定公開という経緯から長らく視聴機会が限られていた作品ですが、配信サービスを通じて気軽に楽しめるようになりました。ポケモンアニメの知られざる一面を掘り起こしたい方にとって、見逃せない短編作品です。


















