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![ミュウツー ~覚醒への序章[プロローグ]~](https://s4.anilist.co/file/anilistcdn/media/anime/cover/medium/19099.jpg)
ミュウツー ~覚醒への序章[プロローグ]~
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | OLM |
ミュウツーがサトシと出会う前の物語である。ミュウツーの過去、目的、そして最強のポケモンになるまでの道のりを描く。ミュウツーがどのように生まれ、どのような経験を通じて現在の姿になったのかが明かされる。物語は、ミュウツーが自らの存在意義を求め、力を求める過程を追っていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ポケモン映画第16作目となる特別篇。サトシとの伝説的な戦いを描いた第1作より以前、ミュウツーが誕生してから「最強のポケモン」となるまでの知られざる物語を描く。人工的に生み出されたミュウツーは、自らの存在意義と向き合いながら圧倒的な力を手に入れていく。孤独と葛藤の中で形成されていくその心と、覚醒へ至るまでの道のりが丁寧に描かれる。
みどころ・魅力
① ミュウツー誕生の秘密が明かされる
なぜミュウツーは「最強」を目指すのか。その原点となる誕生の経緯と、生まれながらに背負った孤独が丁寧に描かれる。第1作を見た人にとっては、あの強さと怒りの源泉が初めて腑に落ちる体験となる作品だ。
② 内面の葛藤を丁寧に描いたドラマ性
戦闘よりも心理描写に重きを置いた構成で、ミュウツーが「自分とは何者か」を問い続ける姿が感情移入を誘う。アクション主体の通常作品とは一線を画す、シリアスで落ち着いたトーンが特徴的だ。
③ 第1作「ミュウツーの逆襲」との繋がり
本作を見た後に第1作を見直すと、ミュウツーの言動や感情の意味が大きく変わって見える。プロローグとしての位置づけを活かした構成で、シリーズファンほど深く楽しめる作りになっている。
キャスト・声優一覧















感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
夏映画の前に「一応見ておくか」くらいの温度感で再生した。ミュウツーが主役と聞けば、それだけで見る理由として十分だった。BW期のポケモンにはずっと微妙な距離を置いていて、デントに宮野真守、アイリスに悠木碧というキャスト自体は豪華だと知りつつも、どこか乗り切れていなかった時期の話だ。
ところが再生してみると、想定とは少し違う空気があった。夏休みコンテンツとして丸めてあるはずなのに、序盤からミュウツーが「なぜ生きるのか」を問い始める。これはどういう顔で見ればいいやつだ、と戸惑いながら最後まで見た。2回目は映画本編との繋がりを意識して見直したが、そこで初めてこのSPが単品でも成立していると気づいた。映画への踏み台ではなく、ひとつの問いとして独立して置かれている。
「作られた理由」を問うのをやめた先に、ミュウツーは何を見つけたか
このSPが掘り下げているのは、ミュウツーの誕生と、自分の存在意義を探す過程だ。初代映画(ミュウツーの逆襲)を見た人間なら知っている話の前段として配置されているが、実はこちらの方が「問いそのもの」を正面から描いている。
ミュウツーは人間に作られた存在だ。その起源を憎むか、受け入れるか、それとも無視するか。初代映画では「憎悪と戦争」という方向に振り切れた。このSPのミュウツーはまだその答えにたどり着いていない。力があること、強いこと、それだけが自分の存在証明だと思い込んでいる段階の話だ。
そこが面白い。完成した怪物ではなく、未完成の存在として描かれているミュウツーは、見ていてひっかかるものがある。「強さ」を求め続けるのは、本当は強さを求めているんじゃなくて、「ここにいていい理由」を探しているだけなんじゃないかという読み方ができる。戦うたびに答えが出ないので、また次の相手を探す。この繰り返しの虚しさが、20分のSPの尺の中にちゃんと込められている。
石塚運昇さんが演じるオーキド・ユキナリ博士の声が要所でかかってくるのも、この問いに奥行きを与えている。人間側の視点から「ミュウツーとは何者か」を語るあの落ち着いた声が、今となってはひとつひとつ重く聞こえる。「作る側」の人間の言葉を、「作られた存在」の物語に被せる構造——それだけで、このSPはただの前日談ではなくなる。
単なる映画プロモーション用コンテンツとして流し見すると見落とすが、「答えを求めて力を使い続ける者の孤独」を描いた短編として見ると、20分とは思えない密度がある。
特に刺さったシーン
ミュウツーが力を解き放つ終盤の場面。ここで子安武人さんが演じるダンクとの対峙があるのだが、子安さんの声の使い方が独特で、軽薄さの中に野心が混じっているというか、敵役としての厚みがある。単純な悪ではないあの感じ、子安さんじゃないと難しいと思う。キャリア400本近い人が短編のゲストキャラに注ぎ込む仕事量じゃないとも思うが、だからこそ引き締まる。
それ以上に刺さったのは、ミュウツーが静止する一瞬だ。戦いの中で動きが止まる。台詞がない。あの間が、このSPで一番正直な場所だと思った。「何かを証明したいが、何を証明すれば終わるのかわからない」という状態を、音と映像だけで表現している。
悠木碧さんのアイリスは、この手の存在に対して妙に直球なセリフを投げる場面があって、そこがちょっと笑える。良い意味で。BW期のアイリスの「子どもね」という口癖のトーンが、ここでは逆に的を射ている感じがして、悠木さんの声のキャラクターとして完成されていた。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 初代映画「ミュウツーの逆襲」に思い入れがあり、ミュウツーというキャラクターを別角度から見たい人
- BW期のメインキャスト(デント・アイリス)に馴染みがあり、短い尺で彼らの絡みを見たい人
- 石塚運昇さんのオーキド博士を今一度聴きたい人
- 「夏映画と合わせてちゃんと見る」という視聴スタイルに抵抗がない人
合わない人
- BW期のアニメを未視聴で、デント・アイリスへの文脈がない人(見られないことはないが半分は前提依存)
- 「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」を見ないつもりで、このSP単体に完結した物語を求める人
- 20分という尺に不満を覚えるタイプ(もっと掘り下げてほしいという欲求が残りやすい)
- 現在どこの配信サービスでも見られないため、手元にソフトがない人はそもそも再生手段がない
次に見るなら
このSPの直接の続きにあたる劇場版ポケットモンスターBW「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」(2013)はほぼセットで見ることになる。ミュウツーが「答え」の一形態にたどり着く話であり、このSPで蒔かれた問いがどこへ向かうかが分かる。二本続けて見るのが正解の作りになっている。
存在意義を問うという文脈で並べたいのが劇場版ポケットモンスター「ミュウツーの逆襲」(1998)。こちらは「怒り」と「戦争」として昇華された別解で、同じミュウツーという存在が全く違うフェーズを生きている。先に見ている人も多いと思うが、2013年版と見比べると初代の重さが改めて分かる。
ポケモンを離れて「作られた存在の孤独」つながりで見るなら鉄腕アトム(2003年)が頭に浮かぶ。人間に近い外見と、人間にはなれないという根本的な非対称性——問いの構造が近い。長いシリーズなので数話見るだけでも雰囲気は分かる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ミュウツー ~覚醒への序章[プロローグ]~』は、現在サブスクリプションサービスでの配信は確認されていません。視聴を検討する場合は、DVDやBlu-rayのレンタル・購入をご利用ください。最新の配信状況は各サービスの公式サイトでご確認されることをおすすめします。
よくある質問
まとめ
『ミュウツー ~覚醒への序章[プロローグ]~』は、現在サブスクリプションサービスでの配信は確認されていません。視聴を検討する場合は、DVDやBlu-rayのレンタル・購入をご利用ください。最新の配信状況は各サービスの公式サイトでご確認されることをおすすめします。