※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

BUZZER BEATER (2007)
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
地球チームにドラフトされた元不良少年のヒデヨシは、プロバスケットボール選手として傲慢になっていた。チームは長年ゲームを支配してきた物理的に優れたエイリアン種族ゴロンに対抗している。新たな課題と問題が立ちはだかる。ヒデヨシはチームに不満を抱き、ゴロンは新たな作戦を準備していた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
舞台は宇宙時代。銀河リーグでは、圧倒的な身体能力を誇るエイリアン種族・ゴロンが長年バスケットボールを支配し続けている。地球チームにドラフトされた元不良少年のヒデヨシは、天才的なプレーでスター選手へと成長するが、次第に傲慢さを募らせていく。チームメイトとの確執、ゴロンの新たな戦略、そして自らの在り方と向き合いながら、地球の誇りをかけた戦いに挑んでいく熱血スポーツアニメ。みどころ・魅力
① 宇宙を舞台にしたスケールの大きいバスケット対決
地球 vs エイリアンという壮大な設定が、スポーツアニメに異色のSFフレーバーを加えている。種族ごとに異なる身体能力や戦術が試合に独自のスパイスをもたらし、単純な勝負以上のドラマが生まれる。② 主人公ヒデヨシの成長と葛藤
不良上がりのヒデヨシが才能ゆえの傲慢さと戦いながら仲間との絆を再構築していく過程は、スポーツ漫画王道の成長譚として見ごたえがある。欠点を抱えた主人公だからこそ、変化の瞬間がより鮮明に響く。③ 井上雄彦原作のアクション作画
『スラムダンク』で知られる井上雄彦の原作をもとに映像化されており、バスケシーンの躍動感と独特のキャラクター造形はファンには見逃せないポイント。コート上のスピード感あるプレーが映像で活きている。キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 監督 | 宮繁之 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 宮繁之 |
| OP | 亀山耕一郎「ヒデヨシのテーマ “SC”」 |
| ED | 「Home」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
バスケアニメと聞いて、最初に浮かんだのは「また感動系か」という半ば条件反射だった。そこに「SF」というタグが混じっているのを見て、少し手が止まる。調べてみたら井上雄彦原作だった。スラムダンクじゃない方の——そう、バスケ漫画をもうひとつ描いていたあの井上雄彦が、今度は宇宙スケールでコートを広げていたわけだ。それは知らなかった。
1話を見た瞬間の感覚は「あ、これ別のやつだ」というものだった。感動ポルノ的なバスケじゃなく、エイリアンに支配されたプロリーグで人類代表チームが戦うというSF前提が、思いのほかすんなり入ってくる。主人公のヒデヨシが最初からかなり嫌なやつで、それも含めて2007年のアニメとしてはちゃんと意地が悪い作りをしている。
肉体的に劣る種族が、それでもコートに立つ理由
この作品の核心は「スポーツにおける肉体の公平性」という問いだと思う。ゴロンという種族は身体能力で人間を圧倒している。それは現実で言えば、ある種の「生まれながらの差」に近い。筋力、反射神経、体格——スポーツが純粋に身体能力の比較競技であるならば、人類はそもそも試合に出る資格すらない。
それでも地球チームはコートに立つ。なぜか。
ここで面白いのは、この作品が「諦めない心」とか「努力が才能に勝る」みたいな少年漫画的な回答を正面切っては出さないところだ。ヒデヨシというキャラクターは傲慢で、チームより個人を優先する。そういう人間がまず「チームスポーツとは何か」という問いに直面させられる構造になっている。つまり対エイリアンの戦いは外側の問題であって、内側にはヒデヨシ自身の「俺が、俺が」という自我との戦いが平行して走っている。
うえだゆうじがヒデヨシを演じているのだが、この声の使い方が絶妙で、序盤の嫌なやつっぷりが台詞の抑揚でちゃんと伝わってくる。「上手いけど好きになれない」という感触を声だけで作れるのはさすがだと思った。そして中盤以降にその声のトーンが少しずつ変わっていく過程を意識して聞くと、2回目の視聴でかなり発見がある。
中田譲治演じるモーというキャラクターも、この作品のテーマを体現している存在で、重低音で語られる台詞のひとつひとつに「長くこの世界で戦ってきた者の重さ」が乗っている。ゴロンに対峙してきたベテランの佇まいというのが声だけで出ているのは、100本以上の出演作を持つ人の地力だなと素直に思う。
結局この作品が言いたいのは「勝てるから戦う、じゃなくて、戦うから意味が生まれる」という、かなりシンプルな命題なのかもしれない。ただそれをSFというフィルター越しに見ると、種族間の非対称性という形で普遍的な問いとして立ち上がってくる。
特に刺さったシーン
終盤、ヒデヨシが個人技で強引に打開しようとするのをチームメイトに止められる場面がある。止めた側の言葉が、糾弾でも説教でもなく「お前が一番得点できるのは知ってる、でも今じゃない」というニュアンスで来るので、ここで思わず手が止まった。
小林沙苗演じるチャチェの台詞回しが、感情的にならずにフラットに届けてくるのがかえって刺さる。怒鳴るより冷静に言われた方が「あ、見られてたんだ」という感じが出る。声の抑制のさせ方が上手くて、2回目に見たとき初めてその場面の重さがわかった気がした。
中尾隆聖のハンも、敵側の要人的ポジションで何度か登場するのだが、あの独特の声質がゴロン側に「単なる悪役じゃない」という奥行きを与えている。悪意というより「種族の論理で動いている者」としての説得力が、声ひとつで成立している。
読んで見たくなったら——『BUZZER BEATER (2007)』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- スポーツアニメにSFの味付けが欲しいと思っていた人
- 王道の感動より、主人公が嫌なやつから始まる話が好きな人
- うえだゆうじ・中田譲治・中尾隆聖の演技を時系列で追っているコレクター気質の人
- 井上雄彦の「バスケへの執着」がスラムダンク以外にどう出たか気になる人
- 2000年代のアニメ作画・音響の空気感が好きな人
合わない人
- スポーツアニメに熱血と感動の直球を求めている人(この作品はかなり斜めから来る)
- SF設定の説明を丁寧にしてほしい人(世界観はわりと雑に投げてくる)
- 主人公にすぐ共感したい人(ヒデヨシは序盤かなり感情移入しにくい設計)
- 映像クオリティに現代水準を求める人
次に見るなら
同じ井上雄彦のバスケを体験したいなら、まずTHE FIRST SLAM DUNK。2022年の映画版で、同じバスケという競技がどれだけ違う演出になるかを見比べる体験は、BUZZER BEATERを見た後に特に面白い。山王戦をあの密度でやり切った映像体験として、単品でも間違いなく見る価値がある。
「人外とのスポーツ対決」という構図が好きならケンガンアシュラも近いかもしれない。競技は違うが、規格外の身体能力を持つ相手に人間がどう立ち向かうかという問いの立て方が似ている。Netflixで配信中。
「傲慢な主人公が集団競技を学んでいく」という軸で引っ張るなら黒子のバスケ。バスケ×超能力という超インフレ系ではあるが、チーム競技の中で個人の役割を問い続ける構造はBUZZER BEATERと地続きだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『BUZZER BEATER(2007年版)』はdアニメストアで配信中ですので、手軽に視聴を始めることができます。宇宙規模のバスケット対決と主人公の成長を描いた本作は、SFとスポーツを同時に楽しみたい方におすすめです。まずはdアニメストアで第1話を確認してみてください。