坂本ですが?

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2016坂本ですが?

坂本ですが?

★ 3.6 / 5.0コメディ日常系
放送年2016年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作Studio DEEN

高校1年生の坂本は、ただクールなだけでなく、最高にクールだ。入学直後から全員の注目を集め始める。女子には好かれ、男子のほとんどには妬まれている。クラスにはモデルをしている男子もいるが、常に坂本に出し抜かれている。他の男子がいかなるトリックを仕掛けようとも、坂本は常にそれを打ち破る。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

高校に入学したばかりの坂本は、クールというだけでなく、あらゆる面において「最高にクール」な存在だ。入学直後から全校生徒の視線を集め、女子には熱狂的に支持され、男子の多くからは嫉妬される。イケメンのクラスメイトも、不良グループも、あの手この手で坂本を陥れようとするが、坂本はどんな状況も完璧にこなして切り抜けてしまう。日常のさりげない場面でさえ、坂本には最高にクールな解決策がある。

みどころ・魅力

① どんなトラブルも「最高にクール」に解決する爽快感

ハチに追いかけられても、給食の配膳中でも、坂本はつねに優雅で完璧。理不尽な嫌がらせや予想外のアクシデントを、ギャグとも美技ともつかない独自の方法でかわしていく様子は、見るたびに「どう切り抜けるんだ」という期待感と、切り抜けた後の爽快感がクセになる。

② 嫉妬する男子たちの空回りが生む笑い

坂本を疎ましく思う男子グループが次々と仕掛ける作戦は、ことごとく坂本の引き立て役になってしまう。仕掛ける側の焦りと、まったく動じない坂本のギャップが本作最大の笑いどころ。回を重ねるごとに「また負けた」という負け犬たちへの妙な愛着も芽生えてくる。

③ 1話完結のテンポの良さで気軽に楽しめる

各エピソードは短いコントのように完結するため、難しい伏線や長い展開を追う必要がない。学校の日常を舞台にしたギャグが次々と繰り出されるテンポの良さは、アニメを久しぶりに見る人や短時間でサクッと楽しみたい人にも最適。全12話とコンパクトにまとまっている点も魅力だ。

キャスト・声優一覧

坂本
坂本
メイン
緑川光
黒沼あいな
黒沼あいな
サブ
堀江由衣
エリカ
エリカ
サブ
高橋美佳子
前田あつし
前田あつし
サブ
杉田智和
サブ
石田彰
久保田茂美
久保田茂美
サブ
くじら
みー
みー
サブ
植田佳奈
小林茂
小林茂
サブ
矢部雅史
深瀬
深瀬
サブ
岩田光央
安田
安田
サブ
鈴木達央
ケンケン
ケンケン
サブ
檜山修之
八木
八木
サブ
生天目仁美

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スタッフ

監督高松信司
キャラクターデザイン中嶋敦子
音楽福田裕彦
美術監督武藤正敏
音響監督高松信司
OPカスタマイZ 「COOLEST」
EDスネオヘアー 「無くした日々にさよなら」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「完璧な主人公コメディ」と聞いて、最初は正直そんなに期待していなかった。完璧すぎるキャラって、見てて疲れることが多いから。でも2016年春クール、話題になってたのでとりあえず1話だけのつもりで見たら、気づいたら最終話まで見ていた。

第一印象は「これ、ギャグのテンポがおかしい(いい意味で)」。坂本くんが何かを完璧にやるたびに、周りの反応との温度差が絶妙すぎて、笑っていいのかどうかわからないまま笑ってしまう感じ。乾いた笑いというか。

2回目に見たとき気づいたのは、坂本くんが「何をしているか」よりも「どう受け取られているか」の描写のほうが丁寧だということ。彼自身の内面はほぼ描かれない。それがかえって、見ているこちら側のぽかんとした気持ちを作り出している。緑川光さんの声の選択が、ここで決定的に効いていると思う。

坂本くんは「憧れ」ではなく「鏡」だ——この作品が描くのは、嫉妬と自己嫌悪の話

表面だけ見ると、これは「完璧な主人公がすべてを鮮やかに解決する痛快コメディ」だ。でも何度か見ると、構造が少しずつ違って見えてくる。

この作品の本当の主役は、坂本くんを取り巻く男子たちだと思っている。杉田智和さんが演じる前田あつしをはじめ、坂本くんに嫉妬し、陥れようとし、それでも結果的に助けられたり認められたりしてしまう側の人間たちの話だ。嫉妬してもがいてみっともなくて、でも最終的には坂本くんの「完璧さ」に屈してしまう、その繰り返し。

坂本くんは憧れの対象として描かれているようで、実は見ているこちら側の「こうありたかった自分」を映す鏡に近い。完璧な人間を前にしたとき、人はどうするか。妨害しようとして失敗するか、諦めて従うか、あるいはそっと遠くから眺めるか。作中のキャラクターたちは、どれかのパターンに必ず当てはまる。

石田彰さんが声を当てているキャラクターが登場するシーンも含め、坂本くんの完璧さに対する各キャラクターの反応の「種類」が、実は丁寧に描き分けられている。杉田さんの前田が演じる「嫉妬→対抗→敗北→なぜか尊敬」という流れは、見ていて「わかる」と感じる人が多いんじゃないかと思う。あの情けなさ、リアルだから。

堀江由衣さんが演じる黒沼あいながまた絶妙で、女子側から見た坂本くんへの感情は嫉妬ではなく「圧倒的な好意」として描かれる。男子の嫉妬と女子の憧れ、その両方が混在している作品の構造がコメディとして機能しているのは、それぞれのリアクションが人間くさいからだと思う。完璧な存在を前にしたとき、人間はこんなにも正直に崩れる。

植田佳奈さんが演じるみーのような、坂本くんのすごさをちゃんとわかって静かに見守っているキャラクターもいて、そのバランスが作品全体の重さを調整している。騒がしい嫉妬劇の中に、静かな観察者がいる。そういう配置がうまい。

特に刺さったシーン

序盤の、坂本くんが男子に絡まれながらも結果として相手を完全にかわしてしまうシーンが個人的には一番好きで、何度見ても笑ってしまう。「これ、どういうルートで解決したの?」という感じの、理解が一瞬遅れてから笑いが来るあの間。

緑川光さんの坂本の声が、ここで本当に重要な仕事をしている。感情を乗せすぎない、でも冷たくもない、あの独特の「普通に話しているだけなのに完璧」という質感。あの声じゃないと成立しなかったと思う。感情がないキャラに感情を感じさせるという、かなり難しいことをやっている。

中盤以降、坂本くんが誰かを助けるシーンで、助けられた側がじわじわと影響を受けていく描写もよかった。直接的な感動演出を避けて、それでもちゃんと刺さってくる。あそこで泣くかどうかは人によるけど、2回目に見ると「あ、このシーンへの伏線がここにあったのか」という発見がある。

読んで見たくなったら——『坂本ですが?』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • テンポが速いギャグよりも、じわじわくる乾いた笑いが好きな人
  • 完璧すぎるキャラクターを「眺める」のが好きな人(感情移入よりも観察型の視聴スタイル)
  • 脇キャラの情けなさと人間くささを楽しめる人
  • 声優の演技の細かいニュアンスが好きな人——緑川光さんの「無感情なのに存在感がある」という芝居は聴きごたえがある
  • 日常系コメディで「起承転結がゆるくていい」派

合わない人

  • 主人公に感情移入して一緒に成長する話が好きな人——坂本くんは最初から最後まで完璧なので、成長譚はない
  • ストーリーの起伏やシリアス展開を求める人
  • 「完璧すぎる主人公」がそもそも苦手な人(苦手感は最終話まで変わらない)
  • 1話完結ではなく長いアークで盛り上がりたい人

次に見るなら

坂本くんの「周囲の反応ありきのコメディ」が好きなら、日常もおすすめ。日常のギャグも「なぜこうなった」という間のとり方が近くて、完璧ではなくカオスな方向に振り切れているけど、見ている側が置いてかれる感覚が似ている。テンポが合う人は合う。

「脇キャラの嫉妬や感情の動きを楽しむ」という点では、僕は友達が少ないも面白い。主人公が完璧という構図ではないが、キャラクター同士の感情の噛み合わなさをコメディとして見せる作り方が近い。杉田智和さんが出演していることもあり、声の演技の好みが近い人にはハマりやすい。

完璧な主人公という軸でいくなら、奴隷区 The Animation……は違うか。むしろハイキュー!!の方向で、「周囲を変えていく存在としての主人公」という構造に共鳴できるなら、あちらは感情の振り幅も大きくて、坂本ですが?の後に見ると対比が面白い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『坂本ですが?』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中のため、主要な動画配信サービスのいずれかを契約していれば手軽に視聴できる。全12話とコンパクトな作品なので、気になったらすぐに一気見できるのも嬉しいポイントだ。無料トライアル期間を活用すれば実質無料で全話視聴することも可能なので、ぜひこの機会に試してみてほしい。

よくある質問

Q. 『坂本ですが?』はどこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。いずれも無料トライアル期間が設けられているサービスがあるため、まずは試してみるのがおすすめです。
Q. 何話まであります?原作は完結していますか?
A. TVアニメは全12話(2016年放送)です。原作漫画はDBSコミックス全3巻で完結しており、アニメもほぼ原作を網羅した内容となっています。
Q. どんな人に向いている作品ですか?
A. 深く考えずに笑える日常系ギャグが好きな方、テンポの良いコメディを探している方に特におすすめです。1話完結なので途中から見始めても楽しめます。
Q. 続編や劇場版はありますか?
A. TVアニメの続編・劇場版は制作されていません。ただし、OVA「坂本ですが? まだまだやってます」が存在するため、本編を見終えた後はそちらも合わせてチェックしてみてください。

まとめ

『坂本ですが?』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中のため、主要な動画配信サービスのいずれかを契約していれば手軽に視聴できる。全12話とコンパクトな作品なので、気になったらすぐに一気見できるのも嬉しいポイントだ。無料トライアル期間を活用すれば実質無料で全話視聴することも可能なので、ぜひこの機会に試してみてほしい。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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