あくちぇる・わーるど。

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2012あくちぇる・わーるど。

あくちぇる・わーるど。

★ 2.9 / 5.0コメディSF
放送年2012年
フォーマットスペシャル
話数8話
原作漫画

『アクセル・ワールド』の本編のブルーレイ・DVDに収録されたスピンオフ作品。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

『アクセル・ワールド』の本編ブルーレイ・DVDに収録されたスピンオフショートアニメ。本編では真剣に描かれるバーストリンカーたちの世界を、ギャグ・コメディ路線で描き直した作品。おなじみのキャラクターたちが普段とは異なるユルいテンションで繰り広げるドタバタ劇が楽しめる、ファン向けのお遊び的スピンオフとなっている。

みどころ・魅力

① 本編キャラがギャグ全開で暴れる痛快さ

『アクセル・ワールド』で真剣にバトルを繰り広げるキャラクターたちが、コメディ路線でまったく別の顔を見せる。シリアスとのギャップが大きく、本編を見たあとだからこそ笑える場面が随所に散りばめられている。

② BD/DVD購入者だけが楽しめる特典感

ソフト収録の特典映像という性質上、本編への愛着が深いコレクターやファンに向けて作られた作品。本編を全話視聴したあとに見ることで、ご褒美的な満足感と作品への愛着がより一層増す構成になっている。

③ 短編ならではのテンポの良さ

SP形式の短い尺に笑いを凝縮しており、サクッと気軽に楽しめるのが魅力。本編視聴の合間の箸休めとしても、全話視聴後の余韻を楽しむ作品としても、どちらのタイミングで見ても楽しめる。

キャスト・声優一覧

黛拓武
黛拓武
メイン
›
浅沼晋太郎
倉嶋千百合
倉嶋千百合
メイン
›
豊崎愛生
有田春雪
有田春雪
メイン
›
梶裕貴
黒雪姫
黒雪姫
メイン
›
三澤紗千香
アッシュ・ローラー
アッシュ・ローラー
サブ
›
鈴村健一
掛居美早
掛居美早
サブ
›
川澄綾子
倉崎楓子
倉崎楓子
サブ
›
遠藤綾
上月由仁子
上月由仁子
サブ
›
日高里菜

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スタッフ

原案キャラデザHIMA
EDコトコ「→unfinished→」
ED三澤紗千香「ユナイト」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

アクセル・ワールド本編のBDを買ったら入ってた、という形でしか出会えない類の作品だ。タイトルが「あくちぇる・わーるど。」で、句点つき。この句点がすでに何かを示唆している。最初はBD特典の短編くらいの気持ちで再生ボタンを押したら、スクリーンの向こうに広がっていたのは本編とは明らかに別の文法で動く世界だった。「謎の作品」という三文字でしか説明できない感触が残った。2回目に見たとき、あ、これはそういうことをやりたかったのか、と少しだけわかった気がした。少しだけ、だ。

BD特典という「逃げ場」でしか生まれない、本編への愛ある侮辱

スピンオフ、ことに映像特典の形で出てくるコメディ短編というのは、本編へのリスペクトと照れ隠しが奇妙に同居したものになることが多い。あくちぇる・わーるど。はその典型というか、その極北に近い位置にある。本編で重く扱われている要素が、ここでは平然と笑いの素材に変換される。有田春雪の極端なコンプレックスも、アッシュ・ローラーのキャラクターの濃さも、倉嶋千百合の立ち位置の微妙さも、全部素材として机に並べられている。

ただ、単なる自虐パロディや内輪ネタと何が違うかというと、本編を本当に愛していないと作れない種類のいじり方をしているところだ。キャラクターの解像度が低い人間が描くパロディは、表面だけをなぞったものになる。ここでの梶裕貴の春雪は、コメディトーンに完全に振り切りながら、どこかに本編の春雪が通底している。鈴村健一のアッシュ・ローラーは本編以上にアッシュ・ローラーだし、それが笑えるのは本編でのキャラ密度があるからだ。

コメディとSFというジャンル表記が並列されているのも面白い。SFの文脈、加速世界という設定が、コメディの素材として機能している構造は、ちゃんと読むと「アクセル・ワールド」という作品世界の強度を逆説的に証明していると思う。世界観が脆いとパロディにならない。いじれる作品には骨格がある。

日高里菜の上月由仁子、豊崎愛生の倉嶋千百合が、コメディ文脈でどう配置されているかも見どころのひとつだ。本編での役割とここでの役割のズレが意図的に設計されていて、そのズレをニヤッとして受け取れる人間にしか刺さらない、非常に間口の狭い作品だと思う。だがその狭さこそが誠実さでもある。

特に刺さったシーン

川澄綾子演じる掛居美早が絡む場面の、本編との温度差の落差がすごかった。川澄さんはこういう振り幅のある役を演じるとき、わざとらしさをほとんど出さずに別の顔を見せてくる。本編での立ち位置とここでの扱われ方のギャップを、声だけで成立させてしまうのは芸だと思う。ここで思わず一時停止して「あ、ちゃんとやってる」と独り言が出た。

あとは鈴村健一のアッシュ・ローラーが全力を出している部分。本編でも十分キャラが濃いのに、コメディ枠に置かれるとさらに増幅される。増幅されても崩れないのはキャラクターの基礎設計と、演者がそれを骨の髄まで理解しているからだ。笑いながら、これは声優の仕事だなと思った。

読んで見たくなったら——『あくちぇる・わーるど。』はHuluで視聴できる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • アクセル・ワールド本編をBD購入レベルで好きな人
  • 本編キャラクターの細部(口癖・癖・関係性)を記憶している人
  • コメディ特典映像のジャンルそのものを楽しめる人
  • 声優の本編との演じ分けを比較して聴くのが好きな人

合わない人

  • 本編未視聴または記憶が薄れている状態で見ようとしている人
  • アクセル・ワールドに思い入れがない人(内輪ネタとしか受け取れない)
  • 短編コメディのフォーマット自体が苦手な人
  • Hulu以外で見たい人(現状ここだけ)

次に見るなら

当然だが、まずアクセル・ワールド(本編)から入ること。2012年のSF学園バトルもの。梶裕貴・川澄綾子・豊崎愛生・鈴村健一が揃う本編を見ていないと、この作品の何もわからない。順番が逆になっている人はそちらへ。

本編込みでパロディコメディ短編のノリが好きならソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン系列の外伝も合うかもしれない。本編世界の設定を横展開する形式として近い文脈にある。キャラクターへの解像度があるほど楽しめる構造は共通している。

電波女と青春男は全く別の作品だが、「謎のまま着地する」感触が好きな人へ。SF的な設定をコメディと同居させるやり方として、あくちぇる・わーるど。と似た居心地の悪い笑いがある。こっちは2011年で独立した作品として完結している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『あくちぇる・わーるど。』は現在Huluで視聴できます。『アクセル・ワールド』本編もHuluで配信されているため、本編を見終わったあとそのままスピンオフへと続けて楽しめます。本編ファンなら見て損のない一作ですので、ぜひHuluでチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 『あくちぇる・わーるど。』はどこで見られますか?
A. Huluで視聴できます。『アクセル・ワールド』本編も同じくHuluで配信されているため、まとめて楽しむことができます。
Q. 本編を見ていなくても楽しめますか?
A. 本編を知っているほうがキャラクターのギャップをより楽しめます。まず『アクセル・ワールド』本編を視聴してからこちらを見ることをおすすめします。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. コメディ・SFのスピンオフ作品です。本編のシリアスなバトル展開とは異なり、キャラクターたちがギャグ路線で活躍するお笑い寄りの内容になっています。
Q. 2012年の作品ですが、今でも楽しめますか?
A. キャラクターへの愛着があれば十分楽しめます。ギャグコメディのスピンオフという形式は時代を問わず楽しみやすく、本編ファンなら今見ても笑えるシーンが多いです。

まとめ

『あくちぇる・わーるど。』は現在Huluで視聴できます。『アクセル・ワールド』本編もHuluで配信されているため、本編を見終わったあとそのままスピンオフへと続けて楽しめます。本編ファンなら見て損のない一作ですので、ぜひHuluでチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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