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カードファイト!!ヴァンガード レギオンメイト編
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 33話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | TMS Entertainment |
リンクジョーカーとの世界規模の激戦から数日後、世界は平和を取り戻していた。しかし、カイトシキは驚くべき状況に直面する。リンクジョーカーの侵略から世界を救った英雄・先導アイチが突然消失。さらに、アイチについてのすべての記憶が失われていた。わずかな手がかりだけを頼りに、カイはアイチを探す旅を始める。
作品概要・あらすじ
あらすじ
リンクジョーカーとの激戦が終わり、世界が平和を取り戻した直後——勝利の立役者であるはずの先導アイチが忽然と姿を消し、さらに彼の存在を知る者が誰一人いなくなるという異常事態が発生する。唯一記憶を保っていた駆カイは、ごくわずかな手がかりを頼りにアイチの行方を追う旅へと出発。仲間との絆と「ヴァンガード」が、再び世界の謎に挑む新章が幕を開ける。みどころ・魅力
① 記憶消失という衝撃の導入
「世界を救った英雄が誰にも覚えられていない」という設定は、シリーズ屈指の引きの強さ。カイが孤独に真実を追う序盤の緊張感は、前作を知るファンほど深く刺さる構造になっている。② 新システム「レギオン」による対戦の進化
2体のユニットが合体して戦う新ギミック「レギオン」が登場し、カードゲームの駆け引きに新たな次元が加わる。戦術の幅が広がったバトルシーンは、視覚的にも派手で見応え十分。③ キャラクター同士の絆と成長の物語
アイチを探す過程で描かれる仲間たちの葛藤と再会は、シリーズを通じた人間関係の集大成ともいえる。勝利だけでなく「繋がること」の意味を問う、感情的な厚みが本作の魅力だ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 辻初樹 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 浦畑達彦 |
| キャラクターデザイン | とみながまり |
| 音楽 | 根岸貴幸 |
| 美術監督 | 明石聖子 |
| 音響監督 | 高寺たけし |
| OP | 小野正利「V-ROAD」 |
| OP | 小野正利「KNOCK ON YOUR GATE!」 |
| ED | フェイキー「Get Up」 |
| ED | サクラ「Get back yourself」 |
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アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
ヴァンガードを「全部ちゃんと追っている」と言える人間が今どのくらいいるんだろう、とときどき思う。自分はといえば、最初のシリーズから断続的に見てはやめ、気づいたらまた新しい編が始まっている、というサイクルを何年も繰り返してきた。レギオンメイト編もそういう「あ、また始まってる」という温度感で手をつけた作品だ。
ところが序盤で面食らう。世界を救った英雄がいなくなって、しかも誰もそいつのことを覚えていない、という出だし。カードゲームアニメとしての文法を踏みながら、やっていることは記憶と存在の消去という、じわっと怖い話だった。2回目に見直したとき気づいたのは、カイのセリフの選び方が初見より怒りっぽく聞こえたこと。あれは「覚えていないのではなく、信じていない」周囲への苛立ちだったんだと。
「覚えている」という意志だけが、存在の証明になる話
カードファイト!!ヴァンガードというシリーズは基本的に「カードバトルで絆を深める少年の成長譚」だ。レギオンメイト編も大枠ではそこからはみ出さない。ただ、この編が他のアークと根本的に違うのは、主人公・先導アイチが最初からいない、という構造にある。
代永翼が演じるアイチの声は、物語の大半でフラッシュバックや断片としてしか出てこない。それが逆に機能していて、「確かにいた」という感覚を視聴者が能動的に組み立てる必要がある。カイが手がかりを追えば追うほど、アイチの輪郭が記憶から浮かび上がってくる構造は、ミステリというよりむしろ追悼に近い。
ここで重要なのが、森久保祥太郎演じる三和タイシや杉山紀彰演じる森川カツミといったサブキャラの「覚えていない側」の振る舞いだ。彼らは悪意なく、ただアイチを知らない人間として動く。その自然な無関心が怖い。悪役が記憶を消したという構図より、周囲が何も疑わずに通常営業している絵面のほうが、存在の消去としてずっとリアルに映る。
「覚えている」という行為がこれほど意志的な抵抗として描かれるカードゲームアニメは珍しい。カイが誰の賛同も得られないまま探し続けるのは、友情や義務感というより、「自分の認識を信頼する」という一点に尽きる。それが最終的にレギオン(合体)というゲームギミックと接続されたとき、「一緒に戦う相手を選ぶ」という行為に別の意味が乗ってくる。単なるカードバトルの演出ではなく、存在を証明する手段としてのデュエル、という読み方ができる。
特に刺さったシーン
興津和幸演じるラウル・セラが絡む中盤のくだりは、声の圧の使い方が際立っていた。敵対的でありながら何かを知っている、という含みを声の低音部に滑り込ませる加減が、セリフの表面的な意味以上の情報量を出していて、「あ、こいつはただの刺客じゃないな」と気づかせる。台詞より先に声が教えてくる。
植田佳奈演じるジリアン・チェンが出てくる場面は、全体のトーンが少し変わる。固い男臭い展開が続く中で、別の論理で動くキャラクターとして機能していて、植田の声がその異質さを音として表現している。
一番じわじわきたのは、アイチのことを誰も覚えていないと判明した直後のカイのリアクション。怒鳴るわけでも泣くわけでもなく、静かに次の手を考える、という選択。代永翼のアイチが不在のまま「存在感」を保ち続けているのは、周囲のリアクションの設計と、残されたわずかな出番での声の密度によるものだと思う。
読んで見たくなったら——『カードファイト!!ヴァンガード レギオンメイト編』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ヴァンガードシリーズを断続的にでも追ってきたことがある人(カイというキャラクターへの積み上げが前提になっている)
- カードゲームアニメのバトル演出よりも、キャラクター間の関係性と感情の動きで見る人
- 「存在が消される」系の設定に弱い人。記憶モノ・消去モノのSF・ファンタジーが好きなら引っかかりがある
- 興津和幸・森久保祥太郎あたりの声優をキャストで追っている人
合わない人
- ヴァンガードのカードゲームルール・世界観をある程度知らないと、バトルシーンの盛り上がり所がわかりにくい
- 主人公が序盤からほぼ不在という構造に「主人公は?」とフラストレーションを感じるタイプ
- シリーズの前作・前前作を飛ばしてここから入ろうとしている人(感情的な文脈が積み上がっていないと半分くらい刺さらない)
- カードゲームアニメのテンポ感(バトル→演出→決着)が苦手な人
次に見るなら
「記憶が消えた・存在が消えた」系の喪失構造が好きなら、Angel Beats!は距離感が近い。死後の世界という設定の外側に、「なぜここにいるのか」という問いが常にあって、誰かの存在を確認し続けるという行為の重さを同じ温度で扱っている。麻枝准脚本のセリフ密度が合うかどうかで評価が割れるが、刺さる人には深く刺さる。
カードゲーム×シリアス展開という組み合わせで別の方向に行くなら、遊☆戯☆王デュエルモンスターズのバトルシティ編あたりは参照点として悪くない。ゲームギミックが感情の代弁装置として機能する設計の完成度という意味では、いま見直すと参照点として発見がある。
「主人公不在のまま進む群像劇」として見るなら、BACCANO!も選択肢に入る。誰が主人公かわからないまま話が進む構造に耐性がある人向けだが、不在と存在を行き来する語り口が、レギオンメイト編の構造的なおかしさと共鳴する部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「カードファイト!!ヴァンガード レギオンメイト編」は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Huluの3サービスで視聴できます。いずれも月額サブスクで配信されているため、加入済みの方はすぐに視聴を始められます。シリーズの続編にあたる本作を最初から楽しみたい方は、各サービスの無料トライアルを活用するのもおすすめです。














