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ドラゴンボールZ・ザ・リアル 4-D
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
孫悟空とフリーザは原作で戦ったが、このショートストーリーではドラゴンボールでフリーザが復活する。ベジータなど悟空側のキャラクターも登場する。360度3D映像に合わせて衝撃や水しぶきを体験できる4D上映となっている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ドラゴンボールによって復活を遂げたフリーザが、再び孫悟空たちの前に立ちはだかる。原作「ドラゴンボールZ」の因縁の対決を軸に、ベジータら悟空サイドのキャラクターも加わりながら戦いが繰り広げられる短編作品。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで上映された360度3D映像のアトラクション作品であり、映像に連動した衝撃・水しぶきなどの体感演出が盛り込まれた4D仕様となっている。みどころ・魅力
① 体感型4D演出で「戦闘の衝撃」を肌で感じる
360度を囲む3D映像に加え、座席の振動・水しぶき・風など多彩な体感ギミックが戦闘シーンに同期する。映像を「見る」のではなく「体験する」という没入感は通常のアニメ視聴では得られない特別な感覚であり、本作最大の魅力となっている。② フリーザ復活という原作ファン必見のシナリオ
原作で決着したはずのフリーザがドラゴンボールによって蘇るという設定は、シリーズファンの期待を裏切らない展開。短編ながらも「もう一度あの宿敵と戦うとしたら」というファンの想像を映像で体現しており、ストーリーとしての引きも十分に備えている。③ 主要キャラクターが集結する豪華な布陣
孫悟空とフリーザの一騎打ちだけでなく、ベジータをはじめとした悟空サイドの仲間たちも登場。原作を知るファンほど、それぞれのキャラクターの見せ場に興奮できる構成になっており、短い尺の中で見応えのある戦闘描写が凝縮されている。トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「映像作品として見るもの」という認識で挑むと、まず入り口から裏切られる。これはユニバーサルスタジオジャパンのアトラクションとして2016年に公開されたもので、つまり「ゲームでいえばデモムービー」ではなく「乗り物の一部」という位置づけだ。座席が揺れ、水しぶきが飛び、360度の3D映像が包囲してくる——その体験込みで完成する作品なのだと、配信で見るまで理解していなかった。
2回目に見たとき、ようやく「この短さで何をやろうとしているか」が見えた。フリーザがドラゴンボールで復活し、悟空と再び激突する。それだけの話だ。だが「それだけ」に圧縮しているのは欠落ではなく設計だ、と思い直した。
「ドラゴンボール」は、体が反応するかどうかを問うている
フリーザとの最終決戦を描いた原作——あの積み上げを知っている人間が、もう一度あの対立構造に放り込まれたとき何が起きるか。この作品が本当に問うているのはそこだと思っている。
ストーリーとしての新情報はほぼゼロだ。悟空はフリーザと戦う。ベジータも出てくる。それ以上でも以下でもない。しかしそこに「座席が揺れる」「水が飛んでくる」という物理的な侵入が加わったとき、人体は理屈を飛び越えてしまう。この感覚は、よく考えると「ドラゴンボール」という作品そのものの構造とかなり近い。あの漫画も、バトルの強度を「読者の身体感覚に訴える」ことで成立させてきた。鳥山明の線の速度、引き伸ばされた戦闘時間、爆発音の擬音。すべてが体に届くことを目指していた。
4D上映という形式は、それを物理的に外部化した実験だと解釈できる。スクリーンの中のインパクトを座席の衝撃に変換し、エネルギー波を水しぶきに置き換える。「読んで体が動いた」という経験を、実際に体を動かすことで再現しようとしている。
この試みがうまくいっているかどうかは、「ドラゴンボール」に身体記憶がどれだけ蓄積されているかで変わる。子供の頃にテレビの前で正座してフリーザ編を見ていた人間には、このコンテンツは過剰なほど有効だ。逆に言えば、そうでない人間には「何がそんなに」となる可能性が高い。それは欠陥ではなく、このコンテンツの射程距離の話だ。
配信で見ると4Dの身体効果は当然ない。にもかかわらず、フリーザが復活するシーンの禍々しさ、悟空との対峙の緊張感は、映像と音響だけで相当な水準に仕上がっている。「体験型コンテンツのサブ映像」としての限界はあるが、それを差し引いても映像単体として成立しているのは、スタッフが本気で作ったからだ、としか言いようがない。
特に刺さったシーン
フリーザが復活する序盤のシーン。ドラゴンボールが揃い、彼が虚空から這い出てくる瞬間の演出の密度が異常に高い。野沢雅子さんと中尾隆聖さんの声が重なったとき、それだけで「あ、これはちゃんと本物を連れてきているな」と引き締まる感覚があった。2016年時点ですでに長いキャリアを持つ二人が、この短い作品のために全力で入ってきているのがわかる。
ベジータが終盤に絡んでくる展開も、短い尺の中で「こいつがいないと締まらない」という機能を完璧に果たしていた。台詞量は多くない。でも立っているだけで画面の空気が変わる。堀川りょうさんの声の低温域は何度聞いても正しい。
悟空がフリーザと激突する中盤から終盤にかけての戦闘は、4D映像として作られているぶん視点の使い方が通常の劇場作品とまったく違う。カメラが引かない。360度を意識しているから、常に「包囲されている」感覚がある。配信で見るとこの意図が逆に浮き彫りになって、「本来これはどういう体験だったのか」を想像しながら見ることになる。それはそれで面白い見方だった。
読んで見たくなったら——『ドラゴンボールZ・ザ・リアル 4-D』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- フリーザ編をリアルタイムで見ていて、あの緊張感が体に染みついている人
- 野沢雅子・中尾隆聖・堀川りょうのキャストが揃っただけで条件反射が起きる人
- 「短くていい、ただ正しいドラゴンボールを見せてくれ」という人
- USJのアトラクション体験の記憶があって、配信版と比較したい人
合わない人
- ストーリーの進展や新情報を期待している人(何も新しくない)
- 劇場版・TV版と同じ密度の展開を30分以上求める人
- 4D体験なしでは「わざわざ見る価値があるか」を問う人(正直なところ、その問いは正しい)
- ドラゴンボールに事前の身体記憶がなく、これを入り口にしようとしている人
次に見るなら
ドラゴンボールZ 復活の「F」——フリーザの復活というモチーフは同じだが、こちらは90分の劇場版として正面から展開する。「ザ・リアル 4-D」のフリーザが食い足りなかった人はここで補完してほしい。野村萬斎が声を当てたゴールデンフリーザは、敵キャラとしての気持ち悪さが一段上の水準で描かれている。
ドラゴンボール超 ブロリー——4D作品と同様、「映像体験としてのドラゴンボール」を突き詰めた一本。戦闘シーンの作画が当時のアニメーションの常識を更新する水準で、劇場という空間で体に届けることを明確に意識して作られている。体感型コンテンツとしてのドラゴンボールの到達点として見ると、4D作品との対比も面白い。
ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦——1993年の劇場版で、セルゲームに近い時代のバジット映画だが、短い尺で「とにかくバトルを見せる」という設計は「ザ・リアル 4-D」と同じ思想に立っている。原点としてのドラゴンボール劇場版の文脈を確認したい人向け。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ドラゴンボールZ・ザ・リアル 4-D』は現在、dアニメストア・Netflix・Huluの3サービスで視聴できます。アトラクション発の希少な体感型作品をご自宅でも楽しめますので、ぜひ各サービスでチェックしてみてください。
