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不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-
| 放送年 | 2025年 |
|---|---|
| 話数 | 1話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | P.A.WORKS |
大学生・東野ライズは人生に迷っていた。ある日、亡くなった祖母が残した招待状に導かれ、「ワンダーランド」へ入る。そこでアリスという少女と出会い、二人で旅を始める。ライズはホワイトラビットやキャタピラーなど、様々なキャラクターに出会い、冒険を通じて自分らしさを見つけていく物語。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人生の方向性を見失った大学生・東野ライズは、亡き祖母が残した一枚の招待状に導かれ、不思議な世界「ワンダーランド」へと迷い込む。そこで出会ったのは、謎めいた少女・アリス。二人は共に旅をしながら、ホワイトラビットやキャタピラーといった個性豊かなキャラクターたちと遭遇していく。奇妙で美しい異世界を巡る冒険の果てに、ライズが見つけるものとは——自分自身の答えだった。みどころ・魅力
① 現代の「迷える若者」と古典の融合
ルイス・キャロルの古典を原案に、就活や将来への不安を抱える現代の大学生を主人公に据えたことで、ファンタジーでありながらリアルな共感を呼ぶ物語になっています。「自分らしさとは何か」というテーマは、世代を超えて響くものがあります。② 個性的なキャラクターたちとの出会い
ホワイトラビット、キャタピラーなどおなじみのキャラクターが、本作ならではの解釈で再登場。それぞれの出会いがライズの内面を揺さぶるエピソードとして機能しており、単なるオマージュに留まらない深みが楽しめます。③ ワンダーランドの幻想的な映像美
劇場版ならではのスケールで描かれる異世界の風景は、色彩豊かで独自のビジュアルが展開されます。現実と非現実が交差するような映像表現は、劇場のスクリーンで体験する価値のある仕上がりです。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 篠原俊哉 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 高田友美 |
| キャラクターデザイン | 川面恒介、藤嶋未央 |
| 音楽 | コトリンゴ |
| 美術監督 | 秋山健太郎 |
| 音響監督 | 山田陽 |
| ED | セカイノオワリ「図鑑」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
アリスものって、定期的に出るんですよね。なんでなんだろう。ルイス・キャロルのパブリックドメインというのもあるけど、それ以上に「迷い込む」という構造が、物語の骨格として使いやすいんだと思う。そういう意味で、この作品を見始めるとき、正直「またか」という気持ちがなかったと言えば嘘になる。
ただ、サブタイトルの「Dive in Wonderland」はちょっと気になった。「落ちる」でも「迷い込む」でもなく、「飛び込む」。そこに意志の匂いがする。実際に見てみると、主人公ライズが招待状という能動的なきっかけでワンダーランドに入っていく構造になっていて、このタイトルが伊達じゃないことがわかった。2回目に見たとき、冒頭の封筒を手に取る場面の空気感がまるで違って見えたのは、そういう理由だと思う。
「自分らしさ」という言葉の空虚さを、ワンダーランドで解体していく話
この作品を「自己発見の旅もの」として片づけてしまうのは、ちょっともったいない。確かに大学生のライズは人生に迷っていて、旅を経て「自分らしさを見つける」という骨格はある。でも、作品が実際にやっているのは、その「自分らしさ」という言葉そのものへの疑問提起だと思う。
ワンダーランドに登場するキャラクターたちは、みんな「自分の役割」を完璧に生きている。チェシャ猫は煙に巻くことしかしないし、白ウサギは急ぐことをやめられない。表面上は自由に見えるこの世界が、実は誰よりも役割に縛られた存在で埋まっている。ライズが出会うたびに感じる奇妙な息苦しさは、そこから来ている。
森川智之さんが演じるチェシャ猫の台詞まわしが、この構図をよく体現していた。含みを持たせた言い方、笑っているのか試しているのかわからない間。365本の出演歴を持つ声優がこういう「掴みどころのない」キャラクターをやると、掴みどころのなさそのものに重さが出る。軽く聞こえるのに、あとから刺さってくる種類の声だった。
一方で、山口勝平さんの白ウサギはまったく逆のアプローチで、せわしなさと焦燥感が全面に出た演技。あのキャラクターが単なるコメディリリーフにならずに済んでいるのは、「急いでいること」の悲しさみたいなものが声に乗っているからだと思う。
ライズは旅の終わりで、明確な「答え」を手に入れない。それが正直、好きだった。自分らしさを「見つける」のではなく、「その問いかけ自体とどう付き合うか」に気づいていく。劇場で見ると、エンドロール後の静けさがその余韻をうまく包んでいた。
特に刺さったシーン
終盤、ライズがアリスと二人になる場面。それまでどこかにぎやかだったワンダーランドが急に静かになる瞬間があって、そこで二人が交わすやり取りが思いのほか短い。長い台詞で説明しない選択をしている。
このとき木村昴さん演じるトゥイードルダムの直前の場面との落差がすごくて、木村さんが「声優と夜あそび」でのひょうきんなイメージを逆手に取るように、威圧感のある芝居をしていたのが印象的だった。MCとしての親しみやすさを知っている分、このキャラクターのねじれ方が怖い。村瀬歩さんのトゥイードルディーと並んだときの、あの双子のちぐはぐさは、画面で見るより音で感じた。
小野友樹さんのヤマネは出番自体は少ないけれど、眠そうな声の中に妙な芯があって、あの短い場面だけでキャラクターの輪郭がはっきり見えた。こういう脇役の密度が、劇場版の音響だと際立つ。
読んで見たくなったら——『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「自分らしく生きろ」という言葉にずっと引っかかりを感じている人
- ワンダーランドの世界観を懐かしむより、設定として楽しめる人
- 豪華声優陣の芝居の密度を音響の良い環境で浴びたい人
- 答えを出さない結末に、むしろ誠実さを感じる人
- 大人になっても「迷っている」状態が続いていることを肯定してほしい人
合わない人
- 不思議の国のアリスの世界観に明確なカタルシスや冒険活劇を期待している人
- 主人公の内省が多い作品が苦手な人
- 伏線が明快に回収されないと消化不良になる人
- dアニメストア以外の配信環境しかない人(現状この1択なので)
次に見るなら
「迷える若者が異世界で自分と向き合う」という構図が好きなら、キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Seriesが近い空気感を持っている。答えを出さずに旅を続けるスタイルと、各地で出会うキャラクターの密度が、この作品の余韻とよく合う。
ワンダーランド的なビジュアルと、役割に縛られたキャラクターたちという意味では、パンドラハーツも参照点になる。アリスという名前のキャラクターが登場する作品の中では、世界観の作り込みと声優の芝居の重なり方が近い。
劇場版で「静かな余韻を映画館で持ち帰る」体験をしたなら、空の青さを知る人よもおすすめしたい。青春と迷いと、どこか非現実的な感触のブレンドが似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | — | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』はdアニメストアで視聴可能です。劇場版ならではの映像美とともに、現代的なテーマを織り交ぜた本作を、ぜひ手軽に楽しんでみてください。
