げんしけん 二代目の六

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2013げんしけん 二代目の六

げんしけん 二代目の六

★ 3.5 / 5.0コメディ日常系
放送年2013年
フォーマットOVA
話数1話
原作漫画
制作Production I.G

マンガ15巻の限定版に同梱されます。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

「げんしけん二代目」のOVA第6弾。マンガ15巻限定版に同梱された作品で、現役部員とOB・OGが入り乱れるサークル内の人間模様を描く。荻上がはばたく一方、斑目・春原・咲を中心とした関係性の揺れ動きが丁寧に掘り下げられる。腐女子化した新体制のげんしけんならではの空気感と、旧来のメンバーが絡む微妙な距離感がユーモラスかつ情感豊かに展開される。

みどころ・魅力

① 新旧メンバーが交差するサークルの空気感

腐女子中心の新体制に加え、斑目ら旧メンバーも顔を見せる独特の混在感が最大の魅力。コメディとほろ苦さが同居するげんしけんらしい雰囲気が全編に漂い、長年のファンが懐かしさとともに楽しめる構成になっている。

② 限定版ならではの濃密なエピソード密度

マンガ単行本の限定同梱という形式上、コアなファン向けに作られた密度の高い内容。本編では描ききれなかった人間関係の機微や、キャラクターの内面に踏み込んだシーンが丁寧に描かれており、満足感が高い。

③ 恋愛・友情・オタク文化が絡み合う繊細な描写

腐女子カルチャーとリアルな人間関係の交差点を自然体で描くのが二代目の真骨頂。恋愛感情・友情・嫉妬が複雑に絡み合うシーンは共感度が高く、笑いながらもしみじみと引き込まれる。

キャスト・声優一覧

大野加奈子
大野加奈子
メイン
ゆかな
荻上千佳
荻上千佳
メイン
山本希望
スザンナ・ホプキンス
スザンナ・ホプキンス
メイン
大空直美
春日部咲
春日部咲
サブ
佐藤利奈
斑目晴信
斑目晴信
サブ
興津和幸

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スタッフ

監督水島努
シリーズ構成横手美智子
キャラクターデザイン谷口淳一郎
音楽福廣秀一朗
美術監督立田一郎
音響監督水島努
ED荻上千佳「Signpost」

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感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

マンガ15巻の限定版同梱OVA、というのはコアなファン向けの届け方だ。TVシリーズ「二代目」本編の補完エピソードとして作られていて、本編を全部追っている前提で話が進む。初見でいきなりこれを見ても「誰が誰だっけ」で終わる。でも、ちゃんと二代目まで見てきた人間にとっては、あの部室の空気がそのまま詰め込まれているみたいな一本だった。

最初に見たとき、正直「尺が短いから薄いかな」と思って再生したら、普通に30分が消えていた。2回目で気づいたのは、何気ない会話のテンポがきちんと計算されているということ。オタクが集まってとりとめない話をしている、ただそれだけなのに、なぜか見てしまう。

「これ俺じゃん」と思わせる作品は、鏡として機能している

げんしけんという作品を一言で言うなら、オタクを描いた作品ではなく、オタクであることの内側を描いた作品だ。この違いは大きい。外から「こういう人たちがいます」と見せるのではなく、内側の論理で動いている人間の話として成立している。

二代目はBL・腐女子文化という軸が加わったことで、初代とは違う「自分の趣味をどう開示するか」という問題が前に出てくる。同好の士が集まる場でも、細かいジャンルの違いや温度差があって、それを気にしながら過ごす感覚——これは実際のサークルや趣味コミュニティを経験したことがある人間なら、笑いながら「あー」と思うはずだ。

このOVAも、その延長線にある。大きな事件が起きるわけじゃない。でも登場人物の誰かの反応や言い回しで、「これ、自分も似たようなこと思ったことあるな」と引っかかる瞬間がある。その引っかかりが気持ちいい。げんしけんの面白さは、その「あー、俺もそういうことある」の精度にある。

斑目(興津和幸)の空回りした言い訳や、大野(ゆかな)の強さの内側にある優しさみたいなもの、咲(佐藤利奈)の「オタクじゃないけどここにいる」ポジションの微妙さ——全員が、完全にまっとうでも完全にキャラ化もされていない。そのリアルな中間地帯に、このシリーズは一貫して居続けている。それがこのOVA一本の中にも、ちゃんと息をしている。

特に刺さったシーン

部室の空気感がいちばんよく出ている、誰かが何かを語り始めて他のメンバーが反応する場面。あの「全員が聞いてるわけじゃないけど、ちゃんと場が成立している」感じが好きだ。ああいうシーンって、実際のサークルや集まりで体感したことがないと「なにがいいの?」で終わる。でもわかる人間には過剰なくらい刺さる。

スー(大空直美)の存在感も効いていた。日本語をところどころ誤用しながら妙なテンションで喋るキャラクターで、大空直美の声の軽さと奇妙な確かさが合っていた。ギャグ要員として機能しながら、変なところで空気を読んでいる、あの塩梅。

興津和幸の斑目は、2回目に見るとセリフの後ろにある照れや諦めがよく聞こえてくる。最初は流していた一言が、あとから「ああ、あの人はあの時こういう気持ちだったんだな」と思い直す。そういう余韻を残す演技は、短いOVAでもちゃんと機能している。

読んで見たくなったら——『げんしけん 二代目の六』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • げんしけん初代・二代目TVシリーズを全部見てきた人
  • 趣味サークルや同人活動に関わったことがある人
  • 「オタクあるある」を外からではなく内側の感覚で笑える人
  • 何も起きない会話劇に30分使えるタイプ
  • 腐女子文化・BL隣接の空気感に馴染みがある人

合わない人

  • 初代ゲンシケンをまだ見ていない(人物関係の前提がない状態では楽しみにくい)
  • 起伏のあるストーリーや事件を求めている人
  • OVA単体で完結している作品を探している人
  • 「日常系」というジャンルそのものが苦手な人

次に見るなら

げんしけん 二代目——このOVAはそもそも本編の補完なので、まだTVシリーズを見ていないなら先にこちらを。全13話、腐女子・BL文化の描写が初代より前面に出ていて、新世代メンバーとの関係性がこのOVAの土台になっている。

comic party——同人活動に打ち込むキャラクターたちの日常を描いた作品。げんしけんほど乾いた空気ではなく、もう少し明るいトーンだが、「趣味に本気な人間の集まり」という感覚は共通している。オタク文化の内側を描く系譜として並べて見ると面白い。

お兄ちゃんはおしまい!——ジャンルは違うが、「自分のアイデンティティをどう扱うか」というテーマが共鳴する。げんしけん二代目でBL・腐女子サイドの視点が刺さった人には、こちらの温度感も合う可能性がある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「げんしけん 二代目の六」はdアニメストアで視聴できます。マンガ限定版同梱という希少なOVA作品が配信で手軽に楽しめるのは嬉しいポイントです。げんしけんシリーズのファンはもちろん、二代目から入った方にもおすすめの一本です。

よくある質問

Q. げんしけん 二代目の六はどこで見られますか?
A. dアニメストアで配信中です。サービスに登録すれば手軽にストリーミング視聴できます。
Q. 本編を見ていなくても楽しめますか?
A. キャラクターの背景を知った上で見る方がより楽しめます。先にTV版「げんしけん二代目」を視聴してからこちらを見るのがおすすめです。
Q. このOVAはシリーズの何話目に相当しますか?
A. マンガ15巻の限定版に同梱されたOVAで、二代目シリーズのOVA第6弾にあたります。TV本編と並行して楽しめる補完エピソードです。
Q. 初代げんしけんとの違いは何ですか?
A. 二代目は腐女子メンバーが中心の新体制が舞台です。初代の懐かしいキャラも登場するため、両方のファンが楽しめる構成になっています。

まとめ

「げんしけん 二代目の六」はdアニメストアで視聴できます。マンガ限定版同梱という希少なOVA作品が配信で手軽に楽しめるのは嬉しいポイントです。げんしけんシリーズのファンはもちろん、二代目から入った方にもおすすめの一本です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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