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伯爵と妖精
| 放送年 | 2008年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Artland |
19世紀のスコットランドを舞台に、妖精が見える少女リディアは妖精医として生活していた。彼女の能力を信じる者はいないが、妖精の知識が豊富なリディアを必要とするエドガーが彼女を救う。彼は彼女を雇い主となるが、二人の間には多くの秘密と感情が隠されていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
19世紀のイギリスを舞台にした、妖精と人間が織りなす冒険ファンタジー。妖精が見え、その声を聞くことができる少女リディアは、妖精と人とを取り持つ「妖精医(フェアリードクター)」として生きていた。しかし彼女の力を信じる者は少なく、孤独を抱える日々を送っていた。そんな彼女の前に現れたのが、伝説の「青騎士伯爵」の末裔を名乗る美貌の青年エドガー。彼は伝説の剣をめぐる旅にリディアの知識を必要とし、強引に彼女を雇い入れる。甘い言葉で迫るエドガーの真意、そして彼が抱える秘密に翻弄されながら、リディアは謎に満ちた冒険へと足を踏み入れていく。みどころ・魅力
① 19世紀イギリスの空気をまとった本格ファンタジー
霧深いロンドンやスコットランドの自然を背景に、妖精伝承が息づく世界観が丁寧に描かれます。ケルト神話やイギリスの民間伝承をベースにした設定が物語に奥行きを与え、クラシカルで上品なヴィクトリアン調の雰囲気が作品全体を包み込んでいます。② リディアとエドガーの距離が縮まるラブコメ要素
真っ直ぐで芯の強いリディアと、口がうまく掴みどころのない貴公子エドガー。甘い言葉で翻弄する彼に振り回されながらも、少しずつ心を通わせていく二人のやり取りが見どころです。すれ違いと駆け引きの恋模様にときめかされます。③ 個性豊かな妖精たちとミステリアスな謎
人語を話す猫の妖精ニコをはじめ、愛嬌のある妖精たちが物語を彩ります。伝説の剣をめぐる陰謀やエドガーの過去にまつわる秘密が絡み合い、冒険・恋愛・ミステリーが融合したストーリー展開から目が離せません。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | そ~とめこういちろう |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 高星麻子 |
| キャラクターデザイン | 藤井まき |
| 音楽 | 岳彦 五木田 |
| 音響監督 | たなかかずや |
| OP | アシッド・フラボア「FEELING」 |
| ED | 緑川光「my fairy」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、タイトルで完全に油断していた。「伯爵と妖精」。少女漫画原作の、ふわっとした雰囲気もので、きれいな男が出てきて、ヒロインが振り回されて、最後はなんとなく良い感じになるやつだろう、と。見たことのないジャンルだったし、期待値も特に上げずに再生ボタンを押した。ところが序盤の数話で、思っていたより骨があるなと座り直すことになる。19世紀のスコットランド、妖精が見える少女、そして嘘しかつかない男。雰囲気だけの話かと思いきや、関係性の駆け引きが妙に生々しい。2回目に見たときのほうが、エドガーという男の食えなさが効いてくる作品だった。
妖精が見える少女と、嘘しかつかない男——“信じてもらえない”者同士の話
この作品を、王子様に見初められる少女漫画として見ると、たぶん物足りなく終わる。核にあるのはもっと地味で、もっと厄介なテーマだ。リディアは妖精が見える。妖精医として、見えないものの言い分を聞き、橋渡しをして生きてきた。けれど周りの人間は誰も彼女の能力を信じない。せいぜい変わり者扱い、悪くすれば嘘つき扱いだ。彼女はずっと「本当のことを言っているのに信じてもらえない」側の人間として生きてきた。
対するエドガーは、その逆をいく。青い騎士伯爵を名乗り、口を開けば甘い言葉が出てくるが、その大半が方便で、過去には触れさせない。彼は「嘘ばかりつくのに、なぜか信じさせてしまう」男だ。
信じてもらえない少女と、信じさせる嘘つきの男。この二人が組むという構図が、ただのラブコメに収まらない緊張感を生んでいる。リディアにとってエドガーの言葉は、どこまでが本当か常に測れない。でも彼女には、妖精の言い分を信じてきた経験がある。目に見えないもの、証拠のないものを信じる訓練を、彼女だけは積んできた。だからこそ、嘘の塊みたいなこの男の、ほんのわずかな本音を拾える。単なる「ツンデレ少女がイケメンに落ちる話」ではなく、信用というものをどう手探りで築くか、という話として見ると、急に解像度が上がる。秘密と感情が隠されている、というあらすじの一文は、飾りではなくこの作品の背骨そのものだ。
特に刺さったシーン
個人的にいちばん効いたのは、エドガーの従者レイヴンの存在感だ。杉田智和が演じているのだが、普段の杉田さんの引き出しからするとかなり抑えた、感情をほとんど表に出さない声で、これがいい。寡黙な刃物みたいな男が、主のためなら淡々と物騒なことをやる。その静けさが、口の達者なエドガーの危うさを裏側から照らしている。
それと、敵か味方か最後まで読めない水妖ケルピーが出てくると画面が締まる。子安武人の声が乗ると、人ならざるものの優雅さと薄ら寒さが一気に立ち上がって、リディアに言い寄る場面の妙な色気に、思わず再生を止めて巻き戻した。釘宮理恵の声が拾う妖精のやり取りも、軽妙さの中に芯があって、序盤の何気ない会話シーンほど後で効いてくる。声の配置だけで世界の層が増えていくタイプの作品だ。
読んで見たくなったら——『伯爵と妖精』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 言葉の裏を読む、信用の駆け引きみたいな関係性が好きな人
- 19世紀ヨーロッパの空気感、妖精伝承や民間信仰の手触りに弱い人
- 強引だけど食えない男と、流されない芯のあるヒロインの組み合わせが好きな人
- 杉田智和・子安武人・神谷浩史・宮野真守あたりの声を、配役の妙として味わいたい人
合わない人
- 主人公の言動にまっすぐな誠実さを求める人(エドガーは基本的に信用できない)
- 派手なバトルや明快な勝ち負けで話が進んでほしい人
- 2008年の作画・テンポに、いまの基準で身構えてしまう人
次に見るなら
「見えないものを信じてもらえない」側の話に惹かれたなら、夏目友人帳がいい。妖が見える少年の、静かで報われない孤独と和解の物語で、リディアの抱えるものと地続きの寂しさがある。
19世紀ヨーロッパの空気と、嘘と秘密を抱えた美しい男の関係性が好きなら黒執事。トーンはもっと暗くて毒があるが、執事と主の危うい主従という意味で響くものがある。
振り回されても流されない、職業を持った強いヒロインと王道ロマンスの相性を求めるなら赤髪の白雪姫。薬師として立つ白雪の芯の通り方は、妖精医リディアと並べて見たくなる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「伯爵と妖精」は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴することができます。アニメ専門のdアニメストアはもちろん、見放題作品が豊富なU-NEXTやDMM TVでも配信されているため、ご自身の利用しているサービスに合わせて選べます。気になった方は、これらのいずれかのサービスでチェックしてみてください。
