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ハンツー×トラッシュ
| 放送年 | 2015年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Hoods Entertainment |
高校1年生の浜路陽平は、毎日ぐうたらして目的もなく生きている。勉強についていけず、運動も苦手で、何も長続きしない。さらに女の子に拒否され続けている変態だ。先輩が彼を誘い、女の子に飛びかかって触れたい放題できるクラブに入るよう説得する。こうして彼は水球部に入部した。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校1年生の浜路陽平は、勉強も運動も長続きせず、目的のない毎日を送っている。女の子からも相手にされない残念な日々を過ごしていたが、ある先輩の誘いをきっかけに水球部へ入部することに。「女子に触れ放題」という不純な動機からスタートした水球生活だが、そこには想像以上の練習と仲間たちが待っていた。ゆるいノリとちょっとエッチな展開が続く青春スポーツコメディ。みどころ・魅力
① 不純な動機から始まるスポーツ青春
水球という本格的なスポーツを舞台にしながら、主人公の入部動機が徹底的に不純というギャップが笑いを生む。やる気ゼロの落ちこぼれ少年がどこか憎めないキャラクターとして描かれており、ゆるい笑いとスポーツの熱量が絶妙なバランスで共存している。② 過激なサービスシーンと下品な笑いの融合
原作漫画の持ち味であるエロコメ要素をOVAでも忠実に再現。際どいシーンをコメディとして昇華しており、深刻になりすぎず終始軽快なテンポで楽しめる。ラブコメ成分も加わり、ヒロインたちとの関係性の変化も見どころのひとつ。③ 水球という珍しい競技の舞台設定
アニメ作品ではほとんど取り上げられない水球をメインスポーツに据えており、新鮮味がある。プールという開放的な空間がサービスシーンとスポーツシーンの両方を自然に演出する舞台として機能しており、設定の独自性が作品全体のフレッシュさにつながっている。キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 斎藤久 |
|---|---|
| 美術監督 | 永吉幸樹 |
| 音響監督 | 森下広人 |
| ED | アイリス「ハチャメチャ×ストライク」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルで察した人は正しい。「ハンツー×トラッシュ」というネーミングの時点で、おおよその射程は見えている。でもそれを承知で手を出したのは、2015年前後のOVAラッシュの中でこれだけ潔くジャンルを宣言している作品が珍しかったから、というのが正直なところだ。
最初に見たとき、予想より動いていることに少し驚いた。水球というスポーツを選んだのが意外と機能していて、プール・水着・接触プレイという文脈を全部「競技」という名目で正当化しているのはある種の巧みさだと思った。コメディとして笑えるかどうかはまた別の話だが。
2回目で気づいたのは、主人公の浜路陽平が徹底的に「報われないキャラ」として設計されていること。欲望が動機で始まったはずが、スポーツの文脈に落とし込まれることで都度ツッコミを食らう構造になっている。問題作というより、問題の輪郭を最初から全部見せてくれる作品だった。
欲望をスポーツに包むと、どういうわけかギャグになる
この作品が単なるエロ目的のOVAかというと、それだけでは少し足りない説明になる。核心にあるのは、「不純な動機でスポーツを始めた人間がどういう目に遭うか」というコメディの古典的な構造だ。
浜路陽平の設定は、あまり弁護の余地がない。女の子に触れたいから水球部に入る、という動機を正面から出しているのは、ある意味で誠実さとも取れる。多くの作品が主人公の欲望を「偶然」や「誤解」でソフトランディングさせるのに対して、これはそこを隠さない。そのかわりに、欲望を正直に持った人間がどれだけ痛い目を見るかをひたすら描く。
内田雄馬が演じる浜路は、欲望と惨敗のサイクルを繰り返す。内田雄馬はこの手の「がんばってるのに報われないダメ男」を声で表現するのが本当にうまくて、情けなさと微妙な誠実さが同居した質感がある。声だけ聞くと「このキャラ、もしかして愛せるかも」という気になる瞬間があるのが不思議だった。
伊藤静が演じる美好まなみはそのカウンターとして機能していて、圧倒的な存在感で主人公を制圧する。内田真礼の萩原千聖は弾けた声質でコメディのテンポを作っていて、久保ユリカの篠崎舞衣は整ったトーンで場面を締める役割。キャスティングとして、ちゃんと計算されていると感じた。
OVAというフォーマットが、この作品の内容との相性を決定している。TVシリーズで毎週流すような内容ではないし、コアなファン向けの「わかってて見る」という契約が最初から成立している。その契約の上で楽しめるかどうかが、すべてを決める。
特に刺さったシーン
序盤の水球練習シーンで、浜路が「これならいける」と前のめりになった直後に完全に空振りして水を飲むところが、このOVAの基本文法を一番よく表していた。欲望と失敗が同時に来るリズムがそこに凝縮されていて、内田雄馬の「うわあああ」という崩れ方の声が妙に生々しくて笑った。
中盤以降、千聖を演じる内田真礼のはっちゃけ具合が増してくるところがもう一つの見どころで、このキャラクターは明らかに「ツッコミ役なのにどこかずれてる」という設計になっている。内田真礼の声がそのズレを絶妙に表現していて、まじめにやっているのか遊んでいるのかわからないような声のトーンが、コメディとして機能していた。
全体を通じて、「やりたいことを正面からやっている」清潔感(という言葉が正しいかは置いておいて)があって、それがこの作品の一番の武器だと思った。
読んで見たくなったら——『ハンツー×トラッシュ』はAmazonプライムビデオで視聴できる(30日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2010年代エロコメOVAのジャンルを把握していて、その文脈で楽しめる人
- 「問題作とわかって見る」という鑑賞スタイルに慣れている人
- 内田雄馬・内田真礼の「崩れた演技」が好きな人
- 水球という珍しい舞台装置に面白みを感じられる人
- Amazonプライムかんたん消費で「短いやつを一本」という気分のとき
合わない人
- 主人公の動機に最初から無理がある作品に乗れない人
- ラブコメに感情的な積み上げを求める人
- 「許容できるラインを超えてる」と感じるタイプ(感じ方は人による)
- OVAとしてのストーリー完結性を期待する人(エピソード的な構成)
次に見るなら
同じエロコメ×スポーツの文脈で2010年代前後を掘りたいなら、みるタイツよりも先にToLOVEる -とらぶる-のOVAを押さえておくと、このジャンルの「許容範囲の設計」がどう機能しているか比較できる。本編より踏み込んだ内容でジャンルの基準点になっている。
ダメ男主人公の欲望コメディが好きで、もう少し感情面も乗っかってくるものを見たいならガンダム Gのレコンギスタは全然違うが、「欲望に正直な主人公」という意味でノーゲーム・ノーライフが近い。天才型になるが、動機の倫理を問わず応援できる構造は同じだ。
同時期の問題作OVAという括りでは、監獄学園(プリズンスクール)のOVAがかなり近い射程にある。あちらはストーリーとしての完成度が段違いに高いので、「これ系が好き」と確認できた人が次に行く作品としては一番おすすめしやすい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ハンツー×トラッシュ』はAmazonプライムビデオおよびHuluで視聴できます。どちらのサービスも月額サブスクリプションで利用可能ですので、すでに契約済みの方はすぐに視聴を始められます。OVA作品のためエピソード数も少なく、気軽に楽しめる一作です。