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ヘタリア World Series
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 48話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio DEEN |
ヘタリア アクシスパワーズの第3・4シーズン。最初の2シーズンの続編で、新しいタイトルで放映されている。ひまわりやひでかずのウェブコミックを原作とする。第1次世界大戦と第2次世界大戦の間(1915~1939年)のヨーロッパを舞台にした「皮肉なギャグ」作品で、異なる国々の誇張されたキャラクター描写が特徴である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『ヘタリア World Series』は、人気作『ヘタリア アクシスパワーズ』の続編にあたる第3・4シーズンです。世界の国々を擬人化したキャラクターたちが、第一次世界大戦から第二次世界大戦の間(1915〜1939年)のヨーロッパを舞台に繰り広げる、皮肉とユーモアたっぷりのギャグストーリー。イタリア、ドイツ、日本の枢軸トリオを中心に、それぞれの国民性を大げさにデフォルメしたキャラクターたちが、歴史のひとコマをコミカルに描き出します。1話数分のショートアニメ形式で、世界史を笑いながら楽しめる一作です。
みどころ・魅力
① 国を擬人化したキャラクターたちの個性
最大の魅力は、各国を人間として描いたキャラクターたちの強烈な個性です。お調子者のイタリア、生真面目なドイツ、礼儀正しい日本など、国民性をユーモラスに誇張したやり取りが次々と展開。歴史や地理の知識がなくても、キャラクター同士の掛け合いだけで十分に笑える作りになっています。
② 世界史をネタにした皮肉なギャグ
戦間期のヨーロッパを舞台に、実際の歴史的出来事や国家間の関係を皮肉たっぷりのギャグへ昇華しているのが本作の真骨頂です。重くなりがちな題材をあえて軽妙に描くことで、世界史に親しみを感じられる入り口にもなっています。クスッと笑いながら歴史の雰囲気を味わえます。
③ テンポの良いショートアニメ形式
1話あたり数分のショート形式で構成されているため、すき間時間に気軽に楽しめるのも嬉しいポイント。テンポよくオチへ向かう展開はリズミカルで、つい次の話も観たくなる中毒性があります。長編アニメを腰を据えて観る時間がない人にもおすすめできる手軽さです。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | ボブ白旗 |
|---|---|
| 音楽 | コーニッシュ |
| OP | コニッシュ「ヘタリアの大いなる世界」 |
| ED | 浪川大輔「Marukaite Chikyuu (Italy version)」 |
| ED | 高橋広樹「Marukaite Chikyuu (Japan version)」 |
| ED | 高遠 康広「Marukaite Chikyuu (Russia version)」 |
| ED | 甲斐田 裕子「Marukaite Chikyuu (China version)」 |
| ED | 小野坂昌也「Marukaite Chikyuu (France version)」 |
| ED | 浪川大輔「Hatafutte Parade」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
国を擬人化したやつ、くらいの認識でずっと放置していた。タイトルとキャラの顔は知っているのに、最後まで通して見たことが一度もない。そういう作品って意外とあって、これもその一本だった。今回ちゃんと腰を据えて見始めたのは、正直「短いし一話完結っぽいから消化が楽だろう」という不純な動機だったと白状しておく。ところが見始めたら、一本数分のくせに密度がやけに高い。世界史の教科書の脚注を、悪友同士の楽屋話に置き換えたような速度で笑わせにくる。最初は名前と国の対応を覚えるだけで手一杯だったのが、2回目に見たときには、ギャグの裏に挟まれた史実の影みたいなものが急に見えてきて、印象がまるで変わった。
重い歴史を、悪友の内輪ノリに翻訳してしまう発明
この作品が面白いのは、単なる国別あるあるネタの寄せ集めではなく、近代史のいちばん扱いにくい時期を、わざと軽口で処理してみせるところにある。舞台は第一次大戦と第二次大戦のあいだ、ヨーロッパが次の破局へじわじわ傾いていく1915年から1939年あたり。本来なら重苦しくなるしかない時代を、この作品は同盟だの対立だのを「気の合う/合わない友達の距離感」へ丸ごと翻訳してしまう。ドイツがイタリアの世話を焼いて振り回される構図なんて、軍事同盟の話だと身構えれば一気に重たくなるのに、ここでは部活の先輩後輩みたいな温度で流れていく。
たぶんこの距離感こそが発明で、国民性という、一歩間違えればただの偏見になりかねない素材を、悪意のない誇張へ変換するための緩衝材として機能している。茶化してはいるけれど、見下してはいない。どの国にも愛嬌と面倒くささが等しく配られていて、誰か一人を悪者にして安心する作りにはなっていない。皮肉なギャグと紹介されることが多い作品だけれど、私が2回目に受け取ったのはむしろ、歴史を怖がらせずに入口まで連れていってくれる手つきの優しさだった。笑いながら、気づいたら背景の年号を調べている。そういう副作用を持った作品は、そう多くない。
特に刺さったシーン
ドイツとイタリアのやり取りに尽きる。安元洋貴のドイツが、生真面目さを限界までこじらせた低い声で正論を並べていくほど、浪川大輔のイタリアがその横でへらへらとパスタの話に持っていく。終盤の、緊張感を出すべき場面でイタリアが例によって白旗のノリを発動したとき、思わず吹き出してしまった。ツッコミ役が本気で疲れているのが声から伝わるほど、ボケの理不尽さが効いてくる。あの噛み合わなさの設計が見事だった。
もう一人挙げるなら小西克幸のアメリカで、序盤の自己主張の塊みたいな登場シーンからして声量が違う。ハンバーガー片手に場の空気を全部持っていく強引さを、あれだけ嫌味なく出せるのは声の力が大きい。脇でいうと、杉山紀彰のイギリスの、皮肉と面倒見の悪さが同居した喋りも好きだ。紅茶の国らしい斜に構えた声が、賑やかな連中の中でいいアクセントになる。朴璐美のスイスが見せる、誰とも群れない硬質な中立っぷりも、声のトーンひとつで一発で伝わってくる。短い尺の中で、声優の手数だけで国の性格を立ててくる作品だった。
読んで見たくなったら——『ヘタリア World Series』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 世界史、とくに近代ヨーロッパの勢力図に少しでも覚えがある人
- 一話数分の短編をテンポよく消化したい人
- キャラ同士の関係性と内輪ノリを楽しめる人
- 声優の演じ分けで「国の性格」が立つ瞬間が好きな人
合わない人
- 国民性のデフォルメ表現そのものに身構えてしまう人
- 連続したストーリーや起承転結を求める人
- 史実をシリアスに扱ってほしい人
次に見るなら
擬人化で世界の仕組みを笑いながら飲み込ませる手つきが好きなら、体内を国家みたいに描くはたらく細胞がはまる。役割を背負ったキャラがわちゃわちゃ動くうちに、いつのまにか知識が残っている感覚が近い。
短い尺で歴史上の人物や有名どころを容赦なく茶化すノリが楽しめたなら、ギャグマンガ日和。一本数分の理不尽な笑いの密度はこちらが元祖格で、史実の脇をくすぐる感じが地続きだ。
クセの強い面々の関係性と内輪ノリにハマったなら、おそ松さんもいい。大人数のキャラを声優の力で一気に立ててくる賑やかさは、ヘタリアの楽しみ方とそのまま重なる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ヘタリア World Series』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4サービスで配信されており、いずれかに登録していれば視聴できます。複数の主要サービスでそろって配信されているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。これから選ぶ場合は、アニメ作品数の多いdアニメストアやU-NEXTを検討するのがおすすめです。
よくある質問
まとめ
『ヘタリア World Series』は、dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluの4サービスで配信されており、いずれかに登録していれば視聴できます。複数の主要サービスでそろって配信されているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。これから選ぶ場合は、アニメ作品数の多いdアニメストアやU-NEXTを検討するのがおすすめです。