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フラ・フラダンス
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Bandai Namco Pictures |
福島県いわき市の高校生・日和は、卒業後の進路に悩んでいた。かつて姉が働いていたスパリゾートハワイアンズのポスターを見かけ、衝動的にフラダンサーの新人募集に応募する。経験がないにもかかわらず採用された日和は、その仕事を始めることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
卒業後の進路に悩む福島県いわき市の女子高生・日和は、ある日姉がかつて働いていたスパリゾートハワイアンズのポスターを目にし、衝動的にフラダンサーの新人募集へ応募する。まったくの未経験ながら採用された日和は、個性豊かな仲間たちとともに本番を目指してフラダンスの練習に取り組んでいく。みどころ・魅力
① 実在のスパリゾートハワイアンズを舞台にした本格フラダンス
舞台となるスパリゾートハワイアンズは、旧炭鉱の地・常磐に実在する大型リゾート施設。本作のフラダンスシーンは実際のダンサー監修を受けており、衣装や振り付けの本格感が映像としての見応えを高めている。② 未経験の少女たちが一歩ずつ成長する青春ストーリー
ダンス経験ゼロから始まった日和が、挫折や葛藤を乗り越えながら仲間と絆を深めていく過程が丁寧に描かれている。ひたむきに努力するキャラクターたちの姿が、爽快な感動を生み出している。③ 福島・いわきの風土と音楽が織りなす温かい世界観
地域の歴史や文化が作品の根底に流れており、南国の雰囲気を持つフラダンスと東北の土地柄が独特のコントラストを生んでいる。劇中音楽も含めた心地よい空気感が、日常系・音楽系ファンの心をつかむ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 綿田慎也 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 矢口弘子 |
| 音楽 | 大島ミチル |
| 美術監督 | 日野香諸里 |
| 音響監督 | 木村絵理子 |
| ED | フィロソフィーのダンス「Sunflower」 |
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感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「フラダンスの映画」と聞いて、正直なめていた。ハワイアンズっていわきのスパリゾートだよな、と。観光PRアニメ的な匂いがしたし、そもそも日常系×スポーツの劇場版って、大体は原作ファンへのご褒美で終わることが多い。そういう先入観で見始めた。
ところが序盤から、主人公・日和のあのぼんやりした感じが妙に刺さってくる。進路を決められないまま流れで応募して流れで採用された、という入口の無計画さが、逆にリアルで。「夢に向かって!」じゃなくて、「なんとなく始めた」から始まる話として見ると、一気に解像度が変わった。2回目に見たとき気づいたのは、この映画が意図的にその「なんとなく」を引き伸ばして、そこから先に何が育つかを描いていることで、最初に感じた「軽さ」はたぶん設計だったんだと思う。
「選んだ理由がない」から始まる人間が、それでも続ける話
この映画が描いているのは、たぶん「選択の正当化」ではなく「選択の事後的な意味づけ」だと思う。日和は最初から明確な動機があってフラダンサーを志したわけじゃない。姉の影を追いかけるような、衝動的な応募。その「根拠のなさ」をこの映画は恥ずかしがらずに描いていて、むしろそこが出発点として機能している。
いわきのスパリゾートハワイアンズという場所自体、もともと炭鉱の閉山後に地域が生き残るために作ったという歴史がある。それを知った上で見ると、この映画の「追い詰められてから始める」という構造が、単なるキャラクターの話ではなくて、もっと土地に根ざした話として響いてくる。選ばざるを得なかった人たちの話であり、それでも選んだことに誇りを持てるようになった人たちの話だ、と。
日常系と呼ぶには少し重いし、スポーツものと呼ぶには競争色が薄い。ジャンルをまたぐような位置に立っているこの作品が結局何をやりたかったかというと、「動機が薄くても、続けることで動機は後からついてくる」という、あまりにもシンプルで、でも実際そうじゃないかという体験的な真実を、フラダンスというモチーフで丁寧に解凍してみせることだったんだと思う。劇場の音響で聞くフラの音楽が、その「続けること」の感覚を身体ごと連れてきてくれる。ここは映画館で見た意味が確かにある。
特に刺さったシーン
序盤、日和が初めて本番衣装をつけて鏡の前に立つ場面。それまでどこかよそよそしかったキャラクターが、ほんの少し表情を変える瞬間がある。台詞は少ないし派手な演出もない。でも早見沙織の声の質がその一瞬だけ微妙に変わって、「あ、この人今何かを感じてる」とわかる。早見さんはこういう、感情を言語化する前の段階の演技がずば抜けていて、台詞がない数秒でキャラクターの内側が見えてしまう。
それと上坂すみれ演じるカピリナなずなの存在感が終始おかしい。ツッコミ役のようで実は一番芯がある、みたいなキャラクターで、上坂さんが普段持ってるちょっとした毒気と知性がこのキャラに妙に合っている。深夜のMCで積み上げてきたあの「間」の感覚が、コメディシーンで存分に発揮されていた。三木眞一郎の父役は出番は多くないが、少ないシーンで父娘関係の歴史をきちんと背負わせてくる。さすがのキャリアだと思った。
読んで見たくなったら——『フラ・フラダンス』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「なんとなく選んだこと」が後になって自分の軸になった経験がある人
- 早見沙織・上坂すみれの演技を声で追うのが好きな人
- 地方を舞台にした作品の「土地の匂い」を大事にして見る人
- 競争や勝敗より、キャラクターの内側の変化を追うのが好きな人
- 劇場の音響で音楽体験をしたい人(フラの演奏・歌が要所で効く)
合わない人
- スポーツものとして王道の「成長と勝利」の快感を求めている人
- キャラクターの行動に明確な動機・論理を求める人
- 展開のテンポが速くないと乗れない人
- アイドルアニメ的なステージ演出と熱量を期待して見る人
次に見るなら
花は咲く:HUGっと!プリキュア……ではなく。「地方×若者×なんとなくの始まり」という文脈なら、サマーウォーズよりもおおかみこどもの雨と雪のほうが近い気がする。人生の選択を衝動で決めて、後からそれを肯定していく構造が似ている。細田守の映画の中ではいちばん「動機が薄い人間」を丁寧に描いている一本。
女性が集団で何かを作り上げていく、というラインで見るならSHIROBAKOが鉄板。アニメ制作という別ジャンルだが、「なんとなく好きだったものに向き合いながらプロになっていく」という空気感が重なる部分がある。長丁場だが見始めると止まらない。
フラダンスという身体表現にフォーカスして引っ張られたなら響け!ユーフォニアムシリーズも合う。競争の描き方は全然違うが、「練習の反復が人間を変えていく」という観察眼の細かさは共鳴する。劇場版が複数あるのでフラ・フラダンスのあとに映画館感覚で続けて見るのもいい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『フラ・フラダンス』はDMM TVで配信中です。アカウントがあればすぐに視聴を始められます。青春・音楽・スポーツの要素が詰まった劇場版アニメとして、幅広い層におすすめできる作品です。
