もういっぽん!

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2023もういっぽん!

もういっぽん!

★ 3.4 / 5.0日常系スポーツ
放送年2023年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作漫画
制作BAKKEN RECORD

柔道の大会で恥ずかしい敗北を喫したミチは、柔道をやめることを決意する。高校の学園生活と受験勉強で忙しくなるため、愛する柔道に時間を割く余裕がない。古い趣味を手放すのは成長の一部だが、柔道への思いは心に残っていた。そして新しいクラスメイトとの出会いをきっかけに、その想いが再び大きく蘇る。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

柔道の大会で惨敗を喫した安里道着(あさとみち)は、このまま柔道を続けることへの迷いを抱えながら高校へ進学する。受験と新生活を言い訳に引退を決意していたが、ひょんなことから柔道部の先輩・荻原知恵(おぎわらちえ)と出会い、眠っていた闘志が静かに目を覚ます。ゆっくりと仲間との絆を積み重ねながら、柔道と向き合い直す少女たちの青春を描く作品。

みどころ・魅力

① 「やめた子」が戻ってくるリアルな感情描写

主人公・みちが柔道と距離を置く葛藤は、部活経験者なら誰もが共感できるリアリティを持つ。挫折や恥ずかしさから逃げた自分を直視する過程が丁寧に描かれており、スポーツものとしては珍しい「再入門」の物語が新鮮な感動を生む。

② 試合より「人間関係」に重きを置いた穏やかな空気感

派手な必殺技や熱血バトルより、部員同士のゆるやかなやりとりや日常の積み重ねが作品の軸。日常系アニメとしての心地よさとスポーツものの緊張感がほどよくブレンドされており、のんびり観られる心温まる一作に仕上がっている。

③ 柔道の魅力をわかりやすく伝えるビジュアル演出

技の細かさや組み手の駆け引きが丁寧にアニメーション化されており、柔道未経験者でも試合の流れが直感的に伝わる構成になっている。競技の奥深さと面白さを再発見できる演出が随所に施されている。

キャスト・声優一覧

南雲安奈
南雲安奈
メイン
稗田寧々
滝川早苗
滝川早苗
メイン
安齋由香里
園田未知
園田未知
メイン
伊藤彩沙
氷浦永遠
氷浦永遠
メイン
三浦千幸
白石亜実
白石亜実
サブ
小原好美
小田桐華
小田桐華
サブ
大西沙織
堂本恵
堂本恵
サブ
ファイルーズあい
エマ・デュラン
エマ・デュラン
サブ
関根明良
姫野紬
姫野紬
サブ
永瀬アンナ
夏目紫乃
夏目紫乃
サブ
内山夕実
天音恵梨佳
天音恵梨佳
サブ
古賀葵
妹尾緑子
妹尾緑子
サブ
長縄まりあ

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スタッフ

監督荻原健
シリーズ構成皐月彩
キャラクターデザイン武川愛里
音楽成田旬
美術監督西山正紀
音響監督亀山俊樹
OPサブウェイ・デイドリーム「Stand By Me」
EDサブウェイ・デイドリーム「Stand By Me」
ED青葉西高校柔道部「いっぽんみち」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

スポーツ×女の子系は外れが少ない、という経験則だけで見始めた。柔道という題材もわりと好みで、あまり期待値を上げずに1話を再生した。最初の印象は「丁寧だな」だった。主人公ミチが試合に負けて柔道をやめようとしている、その「やめたい理由」の描き方が浅くない。恥ずかしさとか敗北感とか、そういう感情の解像度が高くて、1話の段階で思ったよりも引き込まれた。2回目に見たとき気づいたのは、ミチが柔道を「嫌いになったわけじゃない」というニュアンスを、台詞ではなくキャラクターの動きと間で伝えていること。脚本で説明しない分、こちらに余白が残って、それがじわじわ効いてくる。スポーツものを見慣れているとどうしても「ここで燃えて復活するやつ」という期待値で見てしまうけど、この作品はそのテンポが独特で、最初はそこに戸惑った記憶がある。

「やめた」と「やめていない」は、本人にしかわからない

この作品が描いているのは、スポーツで勝つ話ではなく、「一度やめた人間が、何かを取り戻す過程」の話だ。そしてそこが、ただの部活ものと一線を画している部分だと思う。

ミチは柔道をやめると決意する。それは逃げでも弱さでもなく、高校生として現実的な判断をしたというだけの話だ。勉強もある、受験もある、青春の時間は有限で、恥をかきながら続けるより綺麗に手放したほうがいい——そういう論理は、見ていてリアルに刺さる。多くの人が通ってきた「好きだったものを諦める瞬間」の記憶と重なる。

ところがこの作品は、やめると決めた人間の「でも心から離れない感情」を丁寧に描く。やめたのに道着を捨てられない。やめたのに試合の話を聞くと少し胸が痛む。そういうグレーゾーンの感情を、感動的に演出せずにそのままの温度で置いておく。これが良かった。

新しいクラスメイトとの出会いが火付け役になるわけだが、その「再起」もまたドラマチックに描かれない。誰かに背中を押されて「よし、もう一度やる!」という展開ではなく、気づいたら戻っていた、に近い。その自然さが、説得力につながっている。

ファイルーズあいが演じる堂本恵というキャラクターが、この作品のトーンをかなり規定していて、無邪気なのに芯がある、という絶妙なバランスを声で作っている。ファイルーズあいはエネルギーの高い役でも低い役でも均一に「存在感」があるのだが、ここでは少し力が抜けた演技をしていて、それがミチとの対比として機能している。内山夕実演じる夏目紫乃は落ち着きがありつつも感情の揺れが繊細で、2人の掛け合いを聞いているだけで世界観が成立する。

特に刺さったシーン

試合のシーンより、試合前後の「静止している時間」の描き方のほうが印象に残っている。柔道の試合というのは一瞬で決まるから、そこに至るまでの緊張感と、終わった後の空白が作品の肝になる。この作品はその「余白」を、台詞でつぶさずにいる。

個人的に刺さったのは、ミチが久しぶりに畳に立ったときの序盤のシーン。体が覚えているのに、心がついていっていない、というあの状態——スポーツ経験者なら誰でも一度は感じたことがあるはずで、作画がその「身体の記憶と感情のズレ」を動きで見せていた。大西沙織演じる小田桐華が絡む場面での温度差も良くて、大西沙織のわずかな間のとり方で「この子はミチのことをどう見ているか」が一発でわかる。長年いろんな作品で聞いてきた声優だけに、こういう細かい芝居の積み重ねは信頼感がある。古賀葵の天音恵梨佳も、クールに見えて内側に熱を持っているキャラクターで、声のトーンが役に合っていた。

読んで見たくなったら——『もういっぽん!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 過去に部活やスポーツを「やめた」経験がある人
  • 熱血展開よりも、感情の揺れを静かに描く作品が好きな人
  • 女性スポーツアニメのファン(柔道というニッチさも含めて)
  • キャラクター同士の関係性の積み上がりをじっくり楽しめる人
  • ファイルーズあい大西沙織内山夕実のファン

合わない人

  • 試合・勝利・逆転のカタルシスを求めてスポーツアニメを見る人
  • テンポが遅めの日常系描写に集中力が続かない人
  • 柔道のルールや雰囲気に全く興味がない人

次に見るなら

しばいぬ——は違う。新テニスの王子様でもない。似た温度感でいうと、ハイキュー!!よりもあまんちゅ!のんのんびよりに近い視聴体験だが、スポーツの文脈で探すなら——

弱虫ペダルではなく、スキップとローファーが近い。スポーツではないが、「新しい環境で自分を取り戻す」という構造と、感情の解像度の高さが似ている。日常系×成長もの好きなら重なる部分が多い。

メダリストも合う。フィギュアスケートものだが、「競技への向き合い方」と「心理描写の丁寧さ」が『もういっぽん!』と同じ方向を向いている。競技の熱さと日常の柔らかさが両立しているタイプの作品が好きなら、そのまま移行できる。

球詠も選択肢に入る。女子野球という珍しい題材で、スポーツ×キャラクター関係性の積み上げという構造が近い。試合のカタルシスよりも、チームが形成されていく過程を楽しむタイプの視聴者に向いている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「もういっぽん!」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始めることができます。柔道部の日常と青春を描いた本作を、ぜひお気に入りのサービスでお楽しみください。

よくある質問

Q. もういっぽん!はどこで視聴できますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信されています。各サービスの無料期間を利用して視聴するのもおすすめです。
Q. 柔道を知らなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。本作は柔道の技術より登場人物の感情や人間関係が中心なので、競技未経験の方でも自然と物語に引き込まれる構成になっています。
Q. 熱血スポーツアニメ寄りですか?日常系寄りですか?
A. 日常系寄りです。激しいバトルより部活の穏やかな日常や仲間との交流が作品の軸で、ほのぼのとした雰囲気の中に柔道の魅力が散りばめられています。
Q. 2期はありますか?
A. 2023年放送の1期終了後、続編については公式からの発表をご確認ください。原作漫画は連載が続いており、今後の展開に期待が集まっています。

まとめ

「もういっぽん!」は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで視聴できます。複数のサービスで配信されているため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始めることができます。柔道部の日常と青春を描いた本作を、ぜひお気に入りのサービスでお楽しみください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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