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ピコ太郎のララバイラーラバイ (TV)
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 9話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | DLE |
ピコ太郎は監督・谷口による挿絵からインスピレーションを受け、それに基づいた3分間のおとぎ話をアドリブで語る。各話は「おやすみなさいのおはなし」として構成され、ピコ太郎が「マッチ売りの少女」「赤ずきん」など有名なおとぎ話の主人公たちを訪れる。ピコ太郎は自身と番組内の全キャラクターの声を担当する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「ピコ太郎のララバイラーラバイ」は、世界的な話題を呼んだピコ太郎が贈る就寝前のショートアニメ。各話は「おやすみなさいのおはなし」として構成されており、監督・谷口が描いた挿絵からインスピレーションを得て、ピコ太郎がアドリブで3分間のおとぎ話を語る。「マッチ売りの少女」「赤ずきん」など誰もが知る名作童話の世界にピコ太郎が迷い込み、独特のキャラクターで物語を展開。登場するすべてのキャラクターの声をピコ太郎一人が担当している点も見どころのひとつです。みどころ・魅力
① 台本なし!アドリブで紡がれる予測不能なおとぎ話
監督の挿絵を見ながらアドリブで語られるストーリーは毎回展開が読めない。綿密な台本なしに3分間の物語を即興で作り上げるピコ太郎の発想力と即興センスが全編を通して光る、他にはないユニークなアニメです。② 一人何役!全キャラクターをピコ太郎が演じ分け
主人公から脇役まで、物語に登場するすべてのキャラクターをピコ太郎一人がこなします。声色を自在に変えながら繰り広げる一人芝居の妙は、通常のアニメ作品とは一線を画すパフォーマンスの面白さがあります。③ 親しみやすい童話モチーフとピコ太郎流アレンジの融合
「マッチ売りの少女」「赤ずきん」など世界中で知られる名作童話をベースに、ピコ太郎独自の解釈と笑いでアレンジ。原作への親しみを持ちながら、まったく新しい世界観として楽しめるのが本作の魅力です。スタッフ
| 監督 | 谷口崇 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 谷口崇 |
| ED | 古坂大魔王「ララバイラーラバイ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「ピコ太郎がアニメになってる」という情報を得たとき、正直1秒考えた。PPAP以外で何をやるんだ、と。YouTubeで世界的にバズったあの芸風はアニメになって何になるのか、まったく想像がつかなかった。
見始めてすぐわかったのは、予想してたものとは全然違うということだった。PPAPみたいなナンセンスをアニメで反復するわけじゃなくて、おとぎ話の世界にピコ太郎が乱入するというコンセプト。3分間という制約の中で「マッチ売りの少女」や「赤ずきん」の世界に突っ込んでいく構成は、最初は「なるほどそういう方向性か」と半信半疑で見ていた。2周目で気づいたのは、谷口監督の挿絵からアドリブで話を作るという構造の奇妙な緊張感で、あれは即興コントをアニメに閉じ込めたものとして読むと見え方が変わってくる。
おとぎ話の「型」を壊すことで生まれる、子ども向けコメディの自由さ
この作品が本質的にやっていることは、古典的なおとぎ話の構造を「知っている人間」に向けた解体ショーだ。「マッチ売りの少女」も「赤ずきん」も、大人も子どもも結末を知っている。そこにピコ太郎という異物を投入することで、「お約束」が崩れる瞬間を楽しむフォーマットになっている。
一見すると子ども向けのおやすみ前のコンテンツに見えるが、実はこの構造は大人にとってのほうが機能する。おとぎ話の「型」を知っているからこそ、それが崩れるときの快感がある。子どもにはただの面白いおじさんに見えているかもしれないが、大人が一緒に見ると「ああここが崩れポイントね」という読み方ができる二重構造になっている。
ピコ太郎がすべてのキャラクターを自分一人で声当てしているという事実も、この作品のテーマと無関係じゃない。谷口監督の絵という「外部の制約」からアドリブで物語を展開し、しかもその世界の住人全員の声を自分でやる。一人の人間がおとぎ話の世界をまるごと支配しながら、同時に物語に乱入する外部者でもあるという奇妙な構造が、3分という短さの中に詰まっている。単なるコメディとして消費するより、「即興と型の衝突」として見るとこの作品の輪郭が少し変わる。
特に刺さったシーン
ピコ太郎が既存のおとぎ話のキャラクターに話しかける場面の間が好きで、あそこだけ何度か見返した。相手キャラクターの声も本人がやっているので、一人二役の掛け合いになるわけだが、そのわずかなテンポのズレが妙に味になっている。プロの声優が複数人で作る「綺麗な掛け合い」ではなく、一人の人間が即興で作ったものの手触りが残っているというか。
谷口監督の挿絵に触発されてアドリブで語るという設定が実際の収録プロセスにどこまで反映されているかは知る由もないが、語りの中に「次どこに転がすか考えている人間」の気配が感じられる瞬間がある。そこが3分コンテンツとして異常に濃い。
読んで見たくなったら——『ピコ太郎のララバイラーラバイ (TV)』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ピコ太郎のコンセプト自体が好きで、PPAPの外側にも興味がある人
- おとぎ話の構造を知った上でそれを崩す笑いが好きな人
- 3分以内で完結するショートコンテンツを隙間に消費したい人
- 即興コント・一人コントの芸風に耐性がある人
合わない人
- PPAPのようなリズム系のナンセンスを期待して見る人(方向性が違う)
- ストーリーの連続性や成長を求める人(各話完全独立で積み上がらない)
- 声優の演技に強いこだわりがある人(芸人声が主体)
次に見るなら
だがしかしは毎話一人のキャラクターが「語り」で引っ張るコンテンツ消費ショートアニメとして構造的に近い。特定の知識(駄菓子)を持っている人向けのネタの崩し方が似たノリを持っている。おとぎ話の「型崩し」が好きなら入りやすい。
おそ松さんは既存の古典キャラクターを現代に引き剥がして別の文脈に放り込む点でアプローチが近い。こちらは30分尺・複数話の積み上げがあるので、ピコ太郎のラーラバイラーバイで「型の破壊」に面白さを感じた場合の次のステップとして機能する。
ポプテピピックはナンセンスの暴力的な密度と、視聴者の「知っている」を前提とした笑いの構造において、この作品の延長線にある。3分の短さで成立するコメディとしての系譜を辿るなら避けて通れない。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「ピコ太郎のララバイラーラバイ」はdアニメストアで配信されています。1話3分のショートアニメなので、就寝前や隙間時間にいつでも気軽に視聴できます。ピコ太郎の独自ワールドが凝縮されたユニークな作品を、ぜひdアニメストアでお楽しみください。
