佐々木と宮野ー卒業編ー

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2023佐々木と宮野ー卒業編ー

佐々木と宮野ー卒業編ー

★ 4.1 / 5.0コメディラブコメ日常系
放送年2023年
フォーマット劇場版
話数1話
原作漫画
制作Studio DEEN

宮野はBL漫画の世界に魅了されていたが、ある日偶然から佐々木と出会い、その世界が現実になる。佐々木は宮野と過ごす時間を何より大切にし、常に彼のそばにいたいと願う。本作は「卒業編」を描く劇場版作品で、二人の関係がどのように進展していくかを描いている。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

BL漫画をこよなく愛する高校生・宮野由美は、ふとしたきっかけで先輩の佐々木秀鳴と出会い、少しずつ距離を縮めていく。佐々木は宮野と過ごす時間を何より大切に思い、いつもそばにいたいと願っていた。やがて佐々木の卒業が近づくにつれ、二人はこれからの関係と向き合うことになる。本作「卒業編」は、照れくさくも甘い二人の歩みと、離れても変わらない想いを丁寧に描く劇場版作品。一歩ずつ進んでいく恋の行方を、優しい筆致で見届けられる一作です。

みどころ・魅力

① 卒業を前にした二人の関係の行方

先輩・佐々木の卒業という転機を軸に、これまで積み重ねてきた二人の距離感がどう変化していくのかが最大の見どころ。離れる不安と前へ進みたい気持ちが交差する繊細な心理描写が、TVシリーズからのファンの胸に静かに響きます。

② コメディとラブコメが溶け合う空気感

強面に見えて優しい佐々木と、純粋でBL好きな宮野。二人のかみ合っているようでズレている掛け合いが、終始やわらかな笑いを生みます。甘い場面と思わずクスッとくる場面のバランスがよく、肩の力を抜いて楽しめる作風です。

③ 劇場版ならではの映像と余韻

背景や光の表現、登場人物の細やかな表情など、劇場版にふさわしい丁寧な作画と演出が魅力。何気ない日常の一コマが美しく切り取られ、見終わったあともしばらく余韻に浸れる、ファンへのご褒美のような一本に仕上がっています。

キャスト・声優一覧

宮野由美
宮野由美
メイン
斉藤壮馬
佐々木秀鳴
佐々木秀鳴
メイン
白井悠介
平野大河
平野大河
サブ
松岡禎丞
小笠原次郎
小笠原次郎
サブ
小野友樹
半澤雅人
半澤雅人
サブ
内田雄馬
暮沢丞
暮沢丞
サブ
新井良平
田代権三郎
田代権三郎
サブ
市来光弘
鍵浦昭
鍵浦昭
サブ
島﨑信長

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スタッフ

監督石平信司
キャラクターデザイン藤井まき
音楽澁江夏奈
EDミラクル・チンパンジー「MARCH」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

最初は、劇場版の続編なんてだいたい総集編に少し足しただけだろう、と斜に構えて席についた。テレビシリーズも特別編も追ってきた身としては「卒業編」という単語の重さは分かっているつもりだったし、どうせ泣かせにくるんでしょう、くらいに身構えていた。ところが上映が始まってすぐ、構えていた力がふっと抜けた。佐々木が先輩で、宮野が後輩。つまりこの二人にはいつか必ず「先に出ていく側」と「残される側」が訪れる——そんな当たり前の事実を、暗いスクリーンの中で改めて差し出されると、思っていたよりずっと静かに効いてくる。安心して見ていられる、というのが第一印象だった。そして見終わってから、その安心の裏に貼りついた寂しさのほうが長く残った。

「卒業」がふたりに引く、いちばん優しい締め切りの話

この作品はもともと、宮野が大好きなBL漫画のフィルター越しに自分たちの関係を読み解こうとして、その実、佐々木のまっすぐな好意のほうが先を歩いている、というズレで成り立っていた。漫画の「お約束」をなぞって照れたり慌てたりしているうちは、二人はずっと安全な温室の中にいられた。学校という箱が、そのぬるさを許してくれていたからだ。

だが卒業編は、その温室にちゃんと終わりの日付を書き込む。佐々木が学校を出ていくということは、毎日なんとなく顔を合わせられる距離が、意識して会いに行く距離に変わるということだ。これは単なる甘いラブコメではなく、「同じ時間を当たり前に共有できる期間」には締め切りがある、という話だと思う。しかもこの作品が偉いのは、その締め切りを悲劇として煽らないところにある。距離が開くこと自体は止められない。止められないと分かったうえで、それでも一緒にいる側を選ぶ——そのささやかな決意を、声を荒げずに描く。卒業を「別れ」ではなく「関係の更新」として置き直してみせるのが、この劇場版の芯だ。だからこそ泣かせにくる場面でも湿っぽくならず、見終わったあとに残るのは喪失感ではなく、妙にあたたかい覚悟のほうになる。

特に刺さったシーン

終盤、佐々木がいつもの調子で軽口を叩こうとして、一拍だけ言葉に詰まる展開がある。斉藤壮馬が演じる宮野の、その一拍を受けてから返す声のトーンが絶妙だった。慌てもしない、泣きもしない、ただ少しだけ普段より低くなる。あの「気づいてしまったけど気づかないふりをする」みたいな声の置き方を聞いた瞬間、思わず背筋が伸びた。台詞で全部説明しないからこそ、二人がこれまで積み上げてきた時間の厚みが効いてくる。脇を固める面々も良くて、小野友樹が演じる小笠原のような、二人をからかいつつ実はいちばん見守っている友人たちの存在が、卒業という出来事を「世界が終わる」ではなく「日常がひとつ進む」スケールに留めてくれる。序盤のなんでもない教室のシーンが、終盤に効いてくる構成も含めて、二度目はそこばかり見ていた。

読んで見たくなったら——『佐々木と宮野ー卒業編ー』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 派手な事件より、表情と間の芝居で語る関係性の機微を味わいたい人
  • BLというジャンルに身構えず、丁寧で穏やかな恋愛劇として楽しめる人
  • 卒業や進路で「当たり前の距離」が変わった経験を覚えている人
  • 斉藤壮馬をはじめ、声の微妙なトーンの差を聞き取るのが好きな人

合わない人

  • 強い起伏や衝撃的な展開がないと退屈に感じてしまう人
  • 恋愛描写にもっと踏み込んだ進展を期待している人
  • 日常系のゆっくりした時間の流れthat自体が苦手な人

次に見るなら

ギヴン——好意の重さや距離感を、台詞より沈黙で語るのが好きならこれ。音楽を軸にした繊細な関係の描き方が、佐々木と宮野の「言わないことで伝わる」呼吸と地続きに感じられるはず。

やがて君になる——気持ちの正体を慎重に確かめながら進む恋を見たいなら。相手をBLや恋愛の「お約束」に当てはめてしまう怖さと、それでも本物にしていく過程が響くなら間違いない。

ヲタクに恋は難しい——オタク的なフィルター越しに恋愛を読み解いてしまう可笑しさと愛おしさが好きなら、こちらの大人版コメディもおすすめ。テンションは違うが、根っこの体温は近い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

「佐々木と宮野ー卒業編ー」は、現在dアニメストアとHuluで視聴できます。どちらも定額制の配信サービスなので、加入していれば追加料金を気にせずじっくり楽しめます。二人の物語の締めくくりを、ぜひお好みのサービスでご覧ください。

よくある質問

Q. 「佐々木と宮野ー卒業編ー」はどこで配信されていますか?
A. 現在はdアニメストアとHuluで視聴できます。いずれも定額制の配信サービスなので、加入していれば追加料金なしで楽しめます。
Q. TVシリーズを観ていなくても楽しめますか?
A. 本作は佐々木と宮野の関係の積み重ねを描く「卒業編」のため、TVシリーズを先に観ておくと心情の機微までより深く味わえます。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. コメディとラブコメ、そして日常系の要素を併せ持つ作品です。やわらかな笑いと甘酸っぱい関係性を、肩の力を抜いて楽しめます。
Q. 劇場版ならではの見どころはありますか?
A. 丁寧な作画と光や表情の繊細な演出が魅力です。何気ない日常の一コマが美しく描かれ、見終わったあとも余韻に浸れます。

まとめ

「佐々木と宮野ー卒業編ー」は、現在dアニメストアとHuluで視聴できます。どちらも定額制の配信サービスなので、加入していれば追加料金を気にせずじっくり楽しめます。二人の物語の締めくくりを、ぜひお好みのサービスでご覧ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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