キングダム

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2012キングダム

キングダム

★ 3.7 / 5.0アクションドラマ
放送年2012年
フォーマットTVアニメ
話数38話
原作漫画
制作Studio Pierrot

低い身分の召し使い少年・ピアオとシンは、世界最高の戦将になることを目指していた。しかし王を倒そうと企む二人の貴族の争いに巻き込まれる。ピアオが秦国の正当な君主を守って殺されると、シンは復讐のため戦場へ向かう。背中に標的を付けながらも、戦火の中で自らの道を切り開いていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

時は中国・春秋戦国時代。奴隷として生きる少年シンは、幼馴染のピアオとともに「天下の大将軍」になる夢を誓い合っていた。しかしピアオが秦国の宮廷へ召し出されたある日、王位継承をめぐる権力闘争に巻き込まれ、瀕死の状態でシンのもとへ戻ってくる。ピアオの死を無駄にしないため、シンは秦の若き王・エイセイとともに反乱軍に立ち向かう。身分も力もない少年が、戦場という極限の場で己の道を切り開いていく骨太の歴史大河アニメ。

みどころ・魅力

① 一騎当千の戦場アクションと圧倒的スケール

春秋戦国時代の大規模合戦を舞台に、武将同士の一騎打ちから数万規模の軍団戦まで描かれる。シンが雑兵から頭角を現していくサクセスロードは純粋に熱く、戦術・策略が絡み合う戦場描写はシリーズが進むほどスケールを増していく。

② 個性豊かな武将たちの人間ドラマ

王翦・蒙武・李牧など史実に名を残す武将が次々と登場し、それぞれの信念や野望をぶつけ合う。敵将にも確固たる哲学があり、単純な善悪では割り切れない重厚な人間ドラマが展開する。歴史上の人物が「生きている」感覚で描かれているのが本作の大きな魅力だ。

③ 「天下統一」という壮大な目標に向かう長期叙事詩

TVアニメは2012年の第1シリーズから続く長期シリーズ作品。エイセイの中華統一という歴史的事業とシンの成長が並走する構成で、視聴者は数百話をかけて積み上げられる伏線や関係性の変化を追う楽しさを味わえる。一度ハマると抜け出せない中毒性がある。

キャスト・声優一覧

羌瘣
羌瘣
メイン
日笠陽子
河了貂
河了貂
メイン
釘宮理恵
嬴政
嬴政
メイン
福山潤
李信
李信
メイン
森田成一
李牧
李牧
サブ
森川智之
成蟜
成蟜
サブ
宮田幸季
バジオウ
バジオウ
サブ
新垣樽助
尾到
尾到
サブ
高塚正也
呉慶
呉慶
サブ
赤城進
肆氏
肆氏
サブ
高瀬右光
蔡澤
蔡澤
サブ
千田光男
赵庄
赵庄
サブ
津田健次郎

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スタッフ

監督神谷純
シリーズ構成荒川稔久
キャラクターデザイン戸部敦夫、大竹紀子、波間田正俊
音楽関美奈子
美術監督東潤一
音響監督高桑一
OPナッシングス カーブド イン ストーン 「Pride」
ED若井友希「Voice of Soul」
ED蛇足 「Destiny Sky」
ED石田匠「Never Ending」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「中国の戦国時代もので、全◯話」と聞いた瞬間、正直ひるんだ。100話超えのシリーズをいまさら掘り起こす体力が自分にあるのかという問題と、ファンの熱量が異様に高いコンテンツ特有の「今更感」が重なって、ずっと後回しにしてきた作品だった。

見始めたきっかけはそれほど大したものではなく、福山潤が嬴政を演じていると聞いてちょっと確認するか、という程度のもの。1話目の作画が荒削りなのは知っていたので覚悟していたが、シンとピアオの関係性の描き方が予想よりずっと真っ当で、気づいたら3話まで見ていた。

2周目で気づいたのは、序盤の「なぜ戦将を目指すのか」という動機づけが、後半の戦場描写の重みに直接つながっていること。最初は熱血少年ものの文法で読んでいたのが、2回目は戦争の話として見えてくる。同じ映像がまったく別のものに見える体験は、なかなかない。

「天下の大将軍」という夢は、生き残ることへの言い訳だった

キングダムを「夢に向かって突き進む少年の成長譚」として読むのは、半分正しくて半分ずれている。シンが「天下の大将軍になる」と言い続けるのは確かだが、物語が進むにつれてその言葉の機能が変わっていく。それは目標というより、目の前で仲間が死んでいく現実を前にして正気を保つための呪文に近い。

戦場は美しくない。指揮官が判断を誤れば部隊が消える。策略と暴力と運が混在する場所で、「夢がある」という事実だけが人間を人間のままでいさせる。シンが叫ぶ「大将軍」という言葉の重さは、それを聞いた視聴者側がどれだけ消耗しているかで変わってくる。

もうひとつ、この作品が丁寧に描いているのは「器」の話だ。嬴政というキャラクターは、王として振る舞うことを求められながら、まだそれが何を意味するのか分かっていない段階から始まる。福山潤の演技がここで効いていて、セリフの重さとわずかな揺れのバランスが、「完成した王」ではなく「なろうとしている人間」を一貫して示している。シンと嬴政は夢の大きさが違うように見えて、どちらも「自分がそれにふさわしいかどうか」を問い続けている点で同じ構造をしている。

李牧というキャラクターに関しては、登場した瞬間から森川智之の声が持つ「知性と余裕が同居した静けさ」がそのまま役の怖さになっている。台詞量より沈黙の使い方で格を見せるキャラクターで、この配役の精度は高い。

釘宮理恵が演じる河了貂は、序盤と中盤で別人のように変わる。釘宮理恵がこういう「成長の傷つきかた」を演じると、他の声優と比べて妙にリアルな痛みが出る。得意な領域なのは分かっているが、それでも毎回更新される。

特に刺さったシーン

序盤、シンがピアオを失うくだりを最初に見たとき、「ここまでやるのか」と思った。少年漫画的な文法でここまで引っ張っておいて、あの決着のつけかたは予告なしに食らうと堪える。音楽の使い方が抑制されていて、盛り上げにかかっている演出ではないのが余計に重い。

日笠陽子演じる羌瘣が初めて戦う場面は、「声優と夜あそび」でのあの人と同一人物とはとても思えない凄みがある。日笠陽子はもともと振れ幅が広い人だが、羌瘣の「感情を削り落としたような静けさの中にある殺意」は特別で、2回目に見ると呼吸の間の置き方まで設計されているのが分かる。

津田健次郎が演じる赵庄は出番こそ限られるが、画面に出るたびに空気が変わる。これは声の質というより存在感のコントロールで、どこか映像全体を引き寄せる引力がある。

読んで見たくなったら——『キングダム』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 長い物語をじっくり積み上げて読むのが好きな人。序盤の投資が中盤以降に返ってくる構造なので、「すぐ面白くなるやつ」を期待すると合わない
  • 戦略・政治・人間関係の絡み合いに興味がある人。純粋な武力だけで解決しない展開が続く
  • 声優の演技で作品の奥行きが変わることを体感したい人。キャスティングの精度が高い
  • 歴史ものが好きで「史実とフィクションの混在」を楽しめる人

合わない人

  • 序盤の作画クオリティが気になる人。慣れるまでに離脱するリスクは正直ある
  • 話数の多さにプレッシャーを感じる人。長期視聴の覚悟は必要
  • 後味の良い話だけを求めている人。仲間の死が物語の燃料になる構造なので、消耗感は避けられない
  • ファンコミュニティの熱量に当てられやすい人。原作ファンの期待値管理が激しいジャンルなので、フラットに見たければ情報を入れすぎないほうがいい

次に見るなら

アルスラーン戦記が好きなら試してほしい。架空の古代国家を舞台に、王位継承と戦争と政治が絡み合う構造はキングダムと近い。こちらは田中芳樹原作で荒川弘がコミカライズした版のアニメ化なので、歴史ロマンの空気感は重なる。

戦場で人が死ぬことの重さをフィクションで体感したいならベルセルク(1997年版)は外せない。三浦建太郎の原作に忠実な旧アニメ版は、「夢と裏切り」の話として構造が似ていて、キングダムのシリアスな部分が刺さった人には響くはず。

もう少し現代的な作画で同じ「長期戦争もの」を見たいならマヴェラよりも天空侵犯進撃の巨人が近い。進撃は「組織と個人の関係」「戦略と犠牲」の描き方でキングダムと共鳴する部分が多く、両方見ていると互いの解像度が上がる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『キングダム』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluと、主要な配信サービスで広く視聴可能な作品です。無料・有料を問わずさまざまなプラットフォームに対応しているため、自分のサービスに合わせて手軽に第1シリーズから追いかけられます。長期シリーズをまとめて一気見したい場合も、配信環境が充実しているので安心です。

よくある質問

Q. キングダムはどこで見られますか?
A. ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Netflix、Huluで配信されています。サービスによって配信シリーズ数が異なる場合があるため、視聴前に最新の配信状況をご確認ください。
Q. 何シリーズまで放送されていますか?
A. 2012年の第1シリーズから始まり、第5シリーズまで制作・放送されています。シリーズごとに原作の異なる章が描かれており、長期にわたって楽しめる大河アニメです。
Q. 原作漫画と内容は同じですか?
A. アニメは原作漫画(原泰久著)をほぼ忠実にアニメ化しています。原作未読でもアニメから入りやすく、アニメを見た後に漫画で続きを読む楽しみ方をする視聴者も多いです。
Q. 歴史の知識がないと楽しめませんか?
A. 知識がなくても十分楽しめます。作中で時代背景や人物関係が丁寧に描かれているため、春秋戦国時代を初めて知る方でもスムーズに物語へ入っていけるのが本作の魅力の一つです。

まとめ

『キングダム』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluと、主要な配信サービスで広く視聴可能な作品です。無料・有料を問わずさまざまなプラットフォームに対応しているため、自分のサービスに合わせて手軽に第1シリーズから追いかけられます。長期シリーズをまとめて一気見したい場合も、配信環境が充実しているので安心です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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