※本ページはアフィリエイト広告を含みます。
2011

日常の0話
★ 3.6 / 5.0コメディ日常系
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Kyoto Animation |
タイトルは平凡な学校生活を連想させるが、内容はその逆である。校長が鹿と相撲を取ったり、ロボットの腕がロールケーキを隠したりするという奇妙な学校が舞台。しかし、カードで城を作ったり、勉強していないテストを受けたりするといった普通の話も含まれている。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
「日常」というタイトルは、どこにでもある平凡な学校生活を連想させます。しかし、その中身は予想を軽やかに裏切るものばかり。校長先生が突然あらわれた鹿と本気で相撲を取り、ロボットの腕がなぜかロールケーキを隠してしまう——そんな奇妙な出来事が当たり前のように起こる学校が舞台です。一方で、トランプでカードの城を積み上げたり、勉強していないまま抜き打ちテストに挑んだりと、誰もが身に覚えのある「ごく普通の一日」も描かれます。非日常と日常が同じ温度で同居する、独特の空気感を味わえる一編です。みどころ・魅力
① 「日常」シリーズの世界観を凝縮したプロローグ
本作はTVシリーズに先駆けて作られた0話的な位置づけのOVAです。後の物語につながるキャラクターたちの掛け合いや、突拍子もない出来事が淡々と起こる空気感がぎゅっと詰まっており、シリーズ全体の入り口として最適な一本に仕上がっています。② 緩急の落差が生むシュールな笑い
校長と鹿の相撲やロボットの腕といった荒唐無稽な場面と、テスト勉強やトランプ遊びといった等身大の日常が、同じテンションで並べられます。この振り幅の大きさこそが「日常」流の笑いの核。何気ない一瞬が突然爆発するテンポ感を堪能できます。③ 作画とテンポで魅せるコメディ表現
表情の崩しや大げさなリアクション、間の取り方など、アニメならではの動きで笑わせる演出が光ります。短い尺の中に小さなエピソードが詰め込まれており、テンポよく次々と展開するため、最後まで飽きずに楽しめる構成になっています。キャスト・声優一覧

メイン
›


メイン
›


メイン
›


メイン
›


メイン
›


メイン
›

スタッフ
| 監督 | 石原立也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 花田十輝 |
| キャラクターデザイン | 西屋太志 |
| 音楽 | 野見祐二 |
| 美術監督 | 鵜ノ口穣二 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| ED | 佐々木沙耶香「日常の0話」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
0話って何、ってなる。手を出したきっかけは、ほぼそれだけだった。TVシリーズを通しで見終えて、あの常識がじわじわ壊れていく感触が抜けなくて、関連するものを片っ端から漁っていたら行き着いた一本。ナンバリングを「0」と振られると、本編の前日譚なのか、外伝なのか、それとも単に最初に作られたから0なのか、再生する前から落ち着かない。先に結論を言ってしまうと、これはTVシリーズの予告編にして、もう完成しきった一話みたいな立ち位置だ。本編を知らないと半分も笑えないし、知っていると冒頭の数秒で頬がゆるむ。2回目に見たとき、ここで放り出された壊れ方が後で律儀に全部回収されていくのか、と妙なところで感心した。補完というより、最初の地ならし。そういう種類のOVAだと思う。「日常」というタイトルが、いちばんの嘘でいちばんの真実だという話
タイトルは平凡な学校生活を約束してくる。なのに中身は、校長が鹿と相撲を取り、ロボットの腕がロールケーキを隠す。詐欺だと言いたくなるが、ここで踏みとどまって考えると、この作品の核心はまさにその「嘘」のつき方にある。 面白いのは、奇天烈な事件と、本当にどうでもいい出来事が、まったく同じ温度で並べられていることだ。鹿と取っ組み合う校長のシーンも、カードを一枚ずつ積んで城を作る場面も、勉強していないテストを受けて青ざめる瞬間も、画面はどれも同じ重さで描く。キャラクターたちにとっては全部が等価なのだ。非日常的な事件のほうが大ごとで、テスト勉強のほうが些事、という当たり前の序列がここには存在しない。むしろカードの城が崩れる一瞬のほうに、世界の終わりみたいな本気の絶望が宿る。 つまりこの作品は「変な学校のドタバタ」を描いているのではなく、日常と非日常を仕切っている線そのものを最初から消している。だから「0話」という枠が効いてくる。普通こういう番号は「奇妙さが始まる前」を期待させるが、ここには起点がない。鹿と相撲を取る前の正常な校長なんて存在しないし、ロボットが家族に紛れ込む前の普通の食卓もない。最初から、ずっとこうだった。その「始まりのなさ」を0という数字でそっと示しているのが、地味に怖くて、地味に優しい。 笑いの作品として消費して終わってもいいけれど、何度か見ると、これは「特別な一日なんて来ない、来たところで明日にはまた日常に飲まれる」という、わりと身も蓋もない肯定の話に見えてくる。タイトルの嘘が、いちばんの真実だった。特に刺さったシーン
序盤の、ごく小さな物を隠そうとする一連の流れ。スケールで言えば本当にどうでもいい、ロールケーキ一切れぶんの攻防なのに、京都アニメーションがそこに全力の作画を注ぎ込んでくる。動きの一拍一拍が無駄に滑らかで、無駄に表情が豊かで、その「無駄」の物量に最初に見たとき声を出して笑った。ここで力を入れるのか、と。 逆に終盤の、誰が見ても事件としか言いようのない大暴走の場面では、キャラクターの反応が妙に淡白だったりする。この緩急の付け方が、テンポではなく価値観のズレで笑わせにきていて、2回目はそこを意識して見た。声の芝居も、叫ぶべきところで叫ばず、なんでもないセリフを必要以上の真剣さで言う。その間の取り方が全部おかしい。派手な一発ではなく、こういう「重みの配分が壊れている」瞬間にいちばん刺さるタイプの作品だと、改めて思った。読んで見たくなったら——『日常の0話』はHuluで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを通しで見て、あの世界にもう一度ほんの少しだけ浸りたい人
- オチや物語の起伏より、間とテンションのズレで笑えるタイプの人
- どうでもいい場面に全力の作画が注がれている、その「無駄づかい」を愛せる人
- 意味を求めず、ナンセンスをナンセンスのまま受け取れる人
合わない人
- 0話なら本編を知らなくても入れるはず、と入口として期待してきた人
- 1話完結でもいいから、起承転結のある物語が欲しい人
- ギャグの理由や設定の整合性を説明してほしい人
- 短いOVAに、本編を超える大きな見せ場を求めている人
次に見るなら
学校を舞台にしたナンセンスの先祖を辿りたいならあずまんが大王。淡々とした日常の隙間から脈絡のないボケが噴き出す呼吸は、この作品の体質に近い。脱力系の会話劇が好きならまず外さない。 価値観のズレや「重みの配分の壊れ」をもっと過激に浴びたいならポプテピピック。意味を投げ捨てる潔さは段違いで、ナンセンス耐性を上げてから戻ってくると本作の繊細さが逆に見えてくる。 同じ京都アニメーションの日常ものとしてけいおん!も。テンションは正反対のゆるさだが、「特別な事件が起きない時間」を画面いっぱいの作画で肯定する姿勢は地続きで、両方見ると京アニの日常観がよく分かる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
OVA「日常の0話」は、現在Huluで視聴することができます。シリーズの入り口として手軽に楽しめる一本ですので、配信に対応したデバイスがあればすぐに再生して、独特の世界観に触れることができます。気になった方は、Huluでチェックしてみてください。


