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七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Marvy Jack |
ライオネス王国が魔族を倒してから14年。王子トリスタンは、父メリオダス(七つの大罪の団長で怒りの龍罪)の魔族の力と、母エリザベスの女神族の力という二つの強大な力を制御できず苦悩していた。エリザベスの生命が脅かされたとき、トリスタンは王国を逃げ出す。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ライオネス王国が魔神族との聖戦に勝利してから14年。平和を取り戻した王国では、メリオダスとエリザベスの子である王子トリスタンが成長していました。しかしトリスタンは、父から受け継いだ魔神族の力と、母から受け継いだ女神族の力という二つの相反する強大な力を制御できず、苦悩を抱えていました。ある日、母エリザベスの生命が突如として脅かされる事態が起こります。自らの力に向き合えないまま、トリスタンは母を救う手がかりを求めて王国を飛び出すのでした。新世代の主人公が、自分自身と向き合いながら旅立つ物語の幕開けです。みどころ・魅力
① 新世代の主人公トリスタンの誕生
本作の主役は、メリオダスとエリザベスの息子であるトリスタン。両親から受け継いだ魔神族と女神族という二つの力に翻弄される姿は、かつての父メリオダスとはまた異なる葛藤を描きます。次世代へと物語が受け継がれていく、シリーズの新たな一歩を見届けられる作品です。② 二つの力をめぐる葛藤のドラマ
相反する力を制御できず苦しむトリスタンの内面が、物語の軸として丁寧に描かれます。力を持つがゆえの孤独や、母を救いたいという切実な想い。アクションだけでなく、若き王子の成長と自己受容のドラマとして見応えのある人間模様が展開されていきます。③ おなじみの世界観で描かれる新章
ライオネス王国や七つの大罪といったシリーズおなじみの世界を舞台にしつつ、聖戦から14年後という新たな時間軸で物語が進みます。原作ファンには懐かしさを、新規視聴者には入りやすさを届ける構成で、前編・後編の二部作として一つの冒険が完結する点も魅力です。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | ボブ白旗 |
|---|---|
| ED | 澤野弘之「LEMONADE」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「本編を最後まで見ていない人間が続編に手を出していいのか」という、うっすらした後ろめたさから入った。正直に言うと、七つの大罪の本編はどこかの大きな決戦あたりで脱落している。長い。区切りが見えなくて、ある晩に録画リストを眺めて「これ全部見るのか」と静かにウインドウを閉じた記憶がある。だからエジンバラ編も、最初は流し見のつもりだった。ところが舞台が14年後で、しかもメリオダスとエリザベスの息子が主役だと知って、椅子に座り直した。親世代の物語を完走できなかった自分が、その子供の話で引き戻されるとは思っていなかった。2回目に見たときはむしろ、本編を全部知らないほうが、この「親が大きすぎる」という主人公の距離感を素直に飲めるのかもしれない、とぼんやり考えていた。
英雄の血を継いだ子が、その血に押し潰される話
この前編を、単なる「人気作のスピンオフ・アクション」として片付けると、たぶん芯を取りこぼす。トリスタンが抱えているのは、父メリオダスから受け継いだ魔族の力——怒りの龍罪——と、母エリザベスから受け継いだ女神族の力。本来なら世界を救った二人の最強の遺産が、息子の体の中では制御不能の爆弾になっている。ここがいい。親は世界を救ったのに、子はまだ自分一人すら御せない。継承というと普通は「託される」とか「乗り越える」みたいな前向きな言葉が並ぶけれど、この作品が描くのはその手前、もっと生々しい段階だ。受け継いだ力が、本人の意思とは無関係に暴れる。守りたい相手——母の生命が脅かされた瞬間にこそ、その力が一番危険な形で噴き出してしまう。
逃げる、という選択も象徴的だと思う。王子が王国を捨てて出ていくのは、勇気とか覚悟ではなく、まず「自分が傍にいると壊してしまう」という恐怖から来ている。強さが、誰かを守る手段ではなく、誰かを傷つけるリスクとして本人にのしかかる。これは本編で父が長い時間をかけて引き受けてきた業を、世代を変えてもう一度、しかもまだ子供の肩に乗せ直す構図だ。最初に見たときはアクションの派手さに引っぱられて見落としていたけれど、2回目で気づいたのは、この物語が「強さの獲得」ではなく「強さとの折り合い」を真ん中に置いているということ。父親が大きければ大きいほど、その影で子は自分の輪郭を見失う。エジンバラという土地で、トリスタンが探しているのは敵を倒す力ではなく、たぶん「自分の力を自分のものだと思えるようになる感覚」のほうだ。
特に刺さったシーン
力が言うことを聞かなくなる、序盤の暴走シーン。ここで村瀬歩のトリスタンが、ぐっと喉を絞ったような、抑えようとして抑えきれない声を出す。叫びでも泣きでもない、その手前で引きつっている感じ。あの一声で「ああ、この子はまだ自分の体を操縦できていないんだ」と一発で伝わってきて、思わず画面に顔を近づけた。継いだ力の重さを、台詞の意味より先に声質で背負わせてくる芝居がうまい。対して、終盤に絡んでくるランスロットを演じる内山昂輝が、徹底して温度を低く保っているのも効いている。熱くなる側と、冷たく見極める側。二人の声の温度差が、そのまま「制御できない者」と「制御している者」の対比になっていて、並べられると残酷なくらいトリスタンの未熟さが際立つ。ONAという尺の短さもあって、本編のような溜めはない。けれど映像のキレと声の生々しさで、短い時間に感情を詰め込んでくる。配信オリジナルらしい密度の高さだと思う。
読んで見たくなったら——『七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本編の14年後、という時間の飛び方にロマンを感じる人
- 「強さを手に入れる話」より「強さに振り回される話」が好きな人
- 親世代が偉大すぎて影が濃い、次世代主人公にどうしても感情移入してしまう人
- 福山潤のキング、能登麻美子のネロバスタ、梶裕貴のメリオダスといった本編の声を、別の文脈でまた聴けることに弱い人
合わない人
- 本編未見で、登場人物の関係性を一から説明してほしい人(前提知識がそこそこ要る)
- 前編なので、当然ながら話が途中で切れる。きれいに完結しないと落ち着かない人
- 七つの大罪のコメディ寄りのノリを期待していて、シリアスな葛藤多めだと肩透かしに感じる人
次に見るなら
遠回りに思えても、結局おすすめしたいのは七つの大罪の本編だ。エジンバラ編で「親が大きい」と感じた人ほど、その親が何を背負ってきたかを知ると、トリスタンの逃避がまるで違う重さで響いてくる。長さは保証つきだけれど。
受け継いだ力・体の中の魔族と折り合う葛藤が刺さったならブラッククローバー。内に宿す力との付き合い方そのものが物語の軸になっていて、暴走と制御のテーマが地続きで楽しめる。
「英雄の子供が、親の影の下で自分を探す」構図そのものに惹かれたならBORUTO -NARUTO NEXT GENERATIONS-。偉大すぎる父を持った次世代主人公の居心地の悪さを、別の世界観で長く描いてくれる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「七つの大罪 怨嗟のエジンバラ 前編」は、ABEMA・dアニメストア・Netflixの3つのサービスで視聴できます。複数の配信プラットフォームに対応しているため、普段お使いのサービスに合わせて気軽に楽しめます。後編とあわせて、トリスタンの冒険を一気に追いかけてみてはいかがでしょうか。












