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ばなにゃ ふしぎななかまたち
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Gathering |
宇宙にはまだ多くの謎の生き物が存在する。遠い惑星に「バナーニャ」という謎の種族が生まれた。彼らはどんな惑星から来たのか、どのような生活を送っているのか。そしてもしも彼らがいつか地球へやってくることを夢見始めたら—。
作品概要・あらすじ
あらすじ
宇宙には、まだ人類が知らない謎の生き物がたくさん存在している。遠い惑星に誕生した謎の種族「バナーニャ」——バナナの中に住む不思議な猫たちだ。彼らはいつか地球へやってくることを夢見ながら、仲間たちとにぎやかな日々を送っている。個性豊かなバナーニャたちのゆるくてかわいい日常を、ショートアニメならではのテンポで描く癒し系コメディ。
みどころ・魅力
① バナナの中に猫が住むという唯一無二のキャラクター設定
バナナの皮をまとった猫「バナーニャ」というキャラクター造形は、見た瞬間に思わず笑ってしまうシュールさと、なんとも言えないかわいさを併せ持つ。ぷにっとした見た目と無邪気な行動が、見るたびに癒しをもたらしてくれる。グッズ展開も豊富で、コレクター心をくすぐる作品でもある。
② 個性豊かな仲間たちが織りなすゆるいコメディ
主人公のバナーニャをはじめ、チョコバナーニャやアカチャンバナーニャなど、バリエーション豊かなキャラクターたちが登場。それぞれの個性がぶつかり合うほのぼのとしたやりとりは、クスッと笑えるテンポの良さが魅力。1話数分のショートフォーマットで、すき間時間に気軽に楽しめる。
③ ナレーションが誘うファンタジックな世界観
不思議な惑星を舞台に、バナーニャたちの生態や暮らしをまじめに解説するナレーションのギャップが笑いを生む。シュールな設定をあえてドキュメンタリー風に描くことで独特の世界観が成立しており、大人も子どもも一緒に楽しめるファンタジックなコメディ作品に仕上がっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 矢立恭 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 長野明代 |
| 音楽 | 立山秋航 |
| 音響監督 | 阿部信行 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「バナナの中に猫が住んでる」という一文で、もう説明は終わっている。そういう作品だった。最初に見たとき、タイトルと絵面のギャップに少し身構えたのを覚えている。TV_SHORTの1話数分という尺もあって、半信半疑でとりあえず流してみた。流し終わっても、何か解決したわけでも、何かが始まったわけでもない。ただバナナの中の猫が存在していた。2回目を見て気づいたのは、この作品が最初から「何も説明するつもりがない」という態度を取っていることだった。宇宙から来た謎の種族バナーニャ。彼らがバナナに住んでいる理由は教えてくれないし、聞いてもいない。それでいい、という気持ちに自然となっていた。
「なぜ」を手放したとき、かわいさは最大出力になる
この作品が単なる癒しコンテンツかというと、そうでもないと思っている。もう少し意地悪な構造をしている。
バナーニャたちには目的がない。敵もいない。成長もない。彼らはバナナに住んでいて、ふしぎな仲間たちと何かをして、それで終わる。あらすじには「地球へやってくることを夢見始めたら」と書かれているが、夢見ているかどうかも正直よくわからない。存在していること自体が完結している。
現代のアニメというのは、説明が多い。キャラクターが動機を語り、世界観が丁寧に構築され、感情の起伏がわかりやすく演出される。それ自体は悪いことではないけれど、毎週それを受け取り続けていると、「理解する」という行為がアニメを見ることの前提条件になっていく感覚がある。
バナーニャはその前提を静かに蹴り飛ばしてくる。「なぜバナナなのか」「なぜ猫なのか」「彼らの社会はどうなっているのか」——そういう問いへの回答を一切用意していない。あるのは、画面の中でバナナに住んでいる猫の事実だけだ。
そしてその潔さが、逆説的にかわいさを解放している。説明によって薄められていないかわいさ、というか。理由のない存在がそこにいる、という状態がそのままコンテンツになっている。これは計算なのか偶然なのかわからないが、少なくとも2回3回と見ていくうちに「なぜ見ているのかわからないけど見てしまう」という体験が成立し始める。
バナーニャが地球を夢見ているとしたら、それは目的への渇望ではなく、もっと漠然とした、ただそこにいたいという感覚に近いのかもしれない。そして見ている側も、理由なくこの画面に引き寄せられている。構造として対称になっている。
特に刺さったシーン
梶裕貴がほぼ全キャストをひとりでやっているという事実に、序盤は少し笑ってしまった。ばなにゃ、長老ばなにゃ、翻訳機、海賊ばなにゃ、ロボットにゃんこ——出演作338本のキャリアを持つ声優が、バナナに住んでいる猫たちを全方位でカバーしている。
ただ、笑ってから気づいたのだが、梶裕貴がやるとこの無意味さが妙に品を保つ。感情を乗せすぎない絶妙な温度感で、ばなにゃの「特に何も考えていなさそうな存在感」が出ている。長老ばなにゃとロボットにゃんこを同一人物が演じているという事実が、見ているうちに気にならなくなるのは、演じ分けのうまさというより、この作品全体の「細かいことを気にしない空気」に引っ張られているからだろうと思う。
特に終盤の宇宙を見上げるようなシーンで、翻訳機の声がふと静かになる瞬間がある。梶裕貴の低いトーンが、それまでのゆるい雰囲気を少しだけ止めるような感じがあって、そこだけ妙に頭に残った。本人はそんなこと意識していないかもしれないが。
読んで見たくなったら——『ばなにゃ ふしぎななかまたち』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 深夜に何も考えずに5分だけアニメを見たい人
- 「かわいい」に理由を求めない人
- 梶裕貴の声が生活に組み込まれている人
- 説明過多な作品に疲れてきた人
- ゆるいキャラクターグッズを眺めるのが好きな人
合わない人
- ストーリーの起承転結を必要とする人
- キャラクターへの感情移入を軸にアニメを見ている人
- 「意味があるもの」にしか時間を使えない人
- 1話完結でも何かしら解決してほしい人
次に見るなら
もふもふを召喚したい夜に——ねこねこ日本史。歴史上の人物が全員猫になっているという、説明すると怪しいが見ると意外とちゃんとしているショートアニメ。バナーニャ同様「なぜ猫なのか」を聞いてはいけない。dアニメストアなどで配信中。
何も起きない日常に安心感を覚えるなら——干物妹!うまるちゃん。ゆるくて短くて繰り返し見られる点が近い。ただしこちらはキャラクターへの解像度が高く、感情移入もできる。バナーニャより少し「物語」があるので、ゆる系からの入り口にもなる。
「存在しているだけのかわいさ」を更に追うなら——たまこまーけっと。鳥が喋るという無茶な設定をさらりと受け入れてもらいながら、日常の積み重ねで成立させている。バナーニャとは尺も密度も異なるが、「理由のない愛着」という軸は共通している。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ばなにゃ ふしぎななかまたち』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluで配信中です。いずれも月額サブスクで見放題の対象となっており、好みのサービスからすぐに視聴を始められます。短編アニメのため全話通しても短時間で完走できますので、ちょっとした気分転換にもぴったりです。


