小林さんちのメイドラゴン

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2017小林さんちのメイドラゴン

小林さんちのメイドラゴン

★ 3.9 / 5.0コメディファンタジー日常系
放送年2017年
フォーマットTVアニメ
話数13話
原作漫画
制作Kyoto Animation

小林さんちのメイドラゴン 酔った勢いの約束から、小林さんの人生は一変する。現れたトールは、メイド兼ドラゴンとして彼女の家に住み着く。小林さんは思いがけない同居生活を始めることに。やがてトールを探すため、わがままな小ドラゴンのカンナも現れ、気付けば小林さんの家はドラゴンで溢れてしまう。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

プログラマーの小林さんは、酔った夜に山でドラゴンの少女・トールと出会い、その場の流れでメイドとして自宅に招き入れてしまう。翌朝、本当に人間の姿でやってきたトールは、慣れないながらも懸命にメイドとして奮闘する。やがてトールを追って幼いドラゴンのカンナも現れ、三人の奇妙な共同生活がスタート。異世界のドラゴンたちと平凡なOLの、笑いあふれる日常が描かれる。

みどころ・魅力

① トールとカンナのキャラクターが圧倒的にかわいい

強大な力を持ちながら小林さんに一途なトール、無邪気で純粋なカンナ——二人のドラゴンのギャップが本作最大の魅力。特にカンナは登場シーンのたびに愛らしさが炸裂し、見ているだけで顔がほころぶ。人間社会に戸惑いながらも全力で馴染もうとする姿が微笑ましい。

② 「異種族の日常」という設定が生む独特のユーモア

ドラゴンの常識と人間の常識がぶつかるたびに生まれるズレが笑いのエンジン。洗濯・料理・学校生活など平凡なシーンでも、ドラゴン視点が加わることで予測不能な展開に。京都アニメーションの繊細な作画が日常の温度感をさらに底上げしている。

③ ほっとする「家族の温かさ」が根底に流れている

血のつながりも種族も違うのに、気づけば家族になっていく三人の関係性は、笑いの裏に静かな感動を宿している。特に小林さんとカンナの親子のような絆の描写は繰り返し見たくなる。コメディでありながら「帰る場所」の大切さを問いかけてくる作品だ。

キャスト・声優一覧

トール
トール
メイン
桑原由気
小林
小林
メイン
田村睦心
カンナカムイ
カンナカムイ
メイン
長縄まりあ
才川ジョージー
才川ジョージー
サブ
後藤邑子
ファフニール
ファフニール
サブ
小野大輔
才川リコ
才川リコ
サブ
加藤英美里
ダモクレス
ダモクレス
サブ
菅生隆之
真ヶ土翔太
真ヶ土翔太
サブ
石原夏織
谷菜
谷菜
サブ
高橋伸也
曽根
曽根
サブ
高橋伸也
ケツァルコアトル
ケツァルコアトル
サブ
髙橋ミナミ
盗賊の少女
盗賊の少女
サブ
千菅春香

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スタッフ

監督武本康弘
シリーズ構成山田由香
キャラクターデザイン門脇未来
音楽伊藤真澄
美術監督渡邊美希子
OPfhána「青空のラプソディ」
EDチョロゴンズ「イシュカン・コミュニケーション」

関連作品

アニメ

書籍

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

放送当時は完全スルーしていた。「ドラゴンがメイドをやる話」というあらすじを読んで、なんとなく自分向けじゃないと判断してそのままにしていたのだ。実際に見たのは一年近く経ってから、周りがしつこく勧めてくるのに折れて、という経緯。1話を見て最初に思ったのは「思ってたのと全然違う」だった。トールが玄関に現れるあのシーンのテンション。あのノリで最後まで走り続ける作品だとわかったのは3話あたりで、そこから一気に見終わった。2回目に見直したとき、1話の段階でこの作品の「居心地の良さ」の正体が全部出揃っていたことに気づいた。最初に見たときはただ笑っていたシーンが、2周目では何かじんわりしてくる。そういう作品だった。

「帰る場所がない」者が「ここでいい」と思うまでの話

表面上はドラゴンと人間が同居するコメディだが、この作品が繰り返し描いているのは「どこにも完全には属せない者が、それでも今いる場所に留まろうとする」という話だ。トールは人間界の慣習に馴染もうとしながら、自分がドラゴンであることをやめない。小林さんは突然押しかけてきたドラゴンに戸惑いながら、どこかで「いてもいい」と思っている。この二人の関係は恋愛でも友情でもない何かで、そのあいまいさがこの作品の核心だと思う。

面白いのは、この「属せなさ」がトールだけの話ではないところだ。ファフニール(小野大輔)は人間界を「下等な世界」と言いながら結局住み着くし、才川ジョージー(後藤邑子)は人間社会に妙になじんでいる。カンナは子どもとして学校に通い、人間の友人を作る。誰もが「完全にはここに属していない」のに、「ここを離れたくない」という矛盾を抱えながら暮らしている。

小林さんというキャラクターの設計が特に巧みで、彼女は感情を表に出さない人物として描かれているのに、ドラゴンたちへの接し方だけが微妙に柔らかい。田村睦心の演技がそのグラデーションを細かく表現していて、「このひとは本当はどこかで孤独だった」と2回目に見たときに初めてはっきり気づいた。1回目は笑っていたところが、2周目では違う見え方をする。そういうつくりになっている。

日常系にファンタジー要素を持ち込んだ作品は他にもあるが、この作品が少し違うのは「ドラゴンが人間に擬態する話」ではなく「人間とドラゴンが互いに影響されながら変わっていく話」として描かれている点だ。トールが小林さんに変えられるのと同じくらい、小林さんもトールに変えられている。その双方向性が、この作品を単なるマスコットキャラ系コメディと別物にしている。

特に刺さったシーン

序盤、トールが自分の正体を隠さずに小林さんに話すシーン。「あなたは私を恐れないの」という問いに対する小林さんの返答が、この作品のトーンをすべて決定づけている。田村睦心のあの間の取り方。びっくりするほど淡々としているのに、何かが伝わってくる。

才川リコ(加藤英美里)と真ヶ土翔太(石原夏織)のやりとりも、見るたびに発見がある。加藤英美里はああいう「全力でズレたことをする」キャラの演技が抜群で、才川リコのセリフのテンポとトーンがはまりすぎていて、2回目以降はそっちに意識がいきがちになる。才川ジョージーの後藤邑子も、出番は多くないのにいる場面でしっかり存在感を残す。

ただ個人的に一番引っかかるのはトールが本来の姿に戻る場面で、あのスケールの大きさと、直後に日常に戻るギャップがこの作品のいいところをぎゅっと圧縮している。「日常系ドラゴン」というどう考えても成立しない組み合わせが、なぜか成立してしまっている。それが一番わかるのがあのシーンだと思う。

読んで見たくなったら——『小林さんちのメイドラゴン』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 日常系が好きで、そこに少しだけ非日常が入ってくる作品が好きな人
  • キャラクター全員に見せ場がある作品を求めている人
  • 感情の薄いキャラクターが実は何かを抱えている、という設計が好きな人
  • 笑えるんだけど後で何かじわじわ来る、というタイプのコメディが好きな人

合わない人

  • ドラゴンをマスコット的に扱う作品に馴染めない人(トールはかなりフィジカルに強い存在として描かれるが、それでも「かわいいキャラ」として消費される場面はある)
  • 明確な起承転結や物語の山場を求めている人。この作品に劇的な展開はほぼない
  • キャラクターの「ずれた言動」を笑いにする作品のテンポが合わない人

次に見るなら

「異質なものと一緒に暮らす日常」という感触が好きなら、ガヴリールドロップアウトも近い。天使と悪魔が人間界で怠惰に暮らすという設定で、「神聖なものが俗世に馴染む」コメディとして構造が似ている。日常系の笑いに慣れているなら違和感なく入れる。

もう少し「人間でないキャラクターが人間と共存する」設定を掘り下げたいならモンスター娘のいる日常。こちらはより設定を前面に出したつくりで、コメディとしてのテンションは高め。小林さんちほど落ち着いたトーンではないが、「種族の違いを日常に落とし込む」という点では同じ方向を向いている。

「のんびりした異世界生活」という方向に引っ張られたならスライム倒して300年、知らないうちに最強になってました。ほぼ争いのない生活を丁寧に描く作品で、日常系ファンタジーとしての満足感は近い。刺激は少ないが、見ていてしんどくならない。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『小林さんちのメイドラゴン』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluと、主要な配信サービスのほぼすべてで視聴可能です。すでに加入中のサービスがあればすぐに観られる環境が整っており、見逃していた方も今からでも気軽に楽しめます。

よくある質問

Q. 小林さんちのメイドラゴンはどこで見られますか?
A. ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluで配信中です。すでに契約しているサービスからすぐに視聴できます。
Q. 何話ありますか?シーズン2はありますか?
A. 第1期は全13話(2017年)、第2期『小林さんちのメイドラゴンS』は全12話(2021年)です。どちらも同じ配信サービスで視聴可能なので、続けて楽しめます。
Q. 子どもと一緒に見られますか?
A. 基本的には日常コメディで暴力表現も少なく、小学生以上であれば一緒に楽しめる内容です。ただし一部の描写が気になる方は事前に確認することをおすすめします。
Q. 原作漫画と内容は同じですか?
A. 原作は「月刊アクション」連載の漫画で、アニメは原作に沿いながら京都アニメーションが映像ならではの演出を加えています。どちらから入っても楽しめる作品です。

まとめ

『小林さんちのメイドラゴン』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluと、主要な配信サービスのほぼすべてで視聴可能です。すでに加入中のサービスがあればすぐに観られる環境が整っており、見逃していた方も今からでも気軽に楽しめます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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