BANANA FISH

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2018BANANA FISH

BANANA FISH

★ 4.2 / 5.0アクションドラマサイコロジカルスリラー
放送年2018年
フォーマットTVアニメ
話数24話
原作漫画
制作MAPPA

美貌に恵まれたアッシュ・リンクスは、育成により冷徹な殺し屋となった。養父パパ・ディーノ・ゴルツィーネの跡継ぎにして性奴隷として育てられた逃亡者アッシュは、17歳の反抗期を迎え、悪魔である養父が築いた王国から身を引く。だが、兄をベトナムで狂わせた恐ろしい秘密がパパの野心的な手に落ちてしまい、それはまさに…

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

ニューヨークのストリートギャング「ライオン」を束ねる17歳の少年、アッシュ・リンクス。美貌と卓越した戦闘能力を持つ彼は、マフィアのボス・ゴルツィーネに性奴隷として育てられながらも、その支配からの脱出を企てていた。ある日、アッシュは瀕死の男から「BANANA FISH」という謎の言葉を受け取る。それはベトナム戦争で兄を廃人にした禁断の薬物の暗号名だった。取材のため来米した日本人・奥村英二と出会ったアッシュは、巨大な陰謀の渦中へと引き込まれていく。

みどころ・魅力

① 硬派なクライム・サスペンスと少年たちの絆

麻薬・マフィア・政治的陰謀が絡み合う骨太なストーリーは、少女漫画原作とは思えない緊張感を持つ。その核心にあるのはアッシュと英二の純粋な信頼関係。互いに異なる世界を生きる二人の間に育まれる絆が、作品全体に感情的な深みを与えている。

② 容赦のない展開と高い完成度の映像・音楽

制作はMAPPA。現代のニューヨークを舞台に置き換えた設定で、息詰まるアクションシーンとキャラクターの心理描写を緻密に映像化。YOSHIKIによるOPテーマをはじめ、劇中音楽も世界観を強く後押しする。全24話、最後まで目を離せない展開が続く。

③ 30年以上愛され続ける原作の持つ普遍的なテーマ

吉田秋生による原作は1985年〜1994年の連載作品でありながら、権力による搾取・トラウマ・自由への渇望といったテーマは今も色あせない。2018年のアニメ化は原作ファンから新規視聴者まで幅広い支持を集め、現在も語り継がれる名作として高く評価されている。

キャスト・声優一覧

アッシュ・リンクス
アッシュ・リンクス
メイン
内田雄馬
奥村英二
奥村英二
メイン
野島健児
ブランカ
ブランカ
サブ
森川智之
スキップ
スキップ
サブ
村瀬歩
エドアル ・L・フォックス
エドアル ・L・フォックス
サブ
堀内賢雄
ジェンキンズ
ジェンキンズ
サブ
小形満
ディノ・フランシス・ゴルツィネ
ディノ・フランシス・ゴルツィネ
サブ
石塚運昇
マイケル
マイケル
サブ
富田美憂
サブ
志村知幸
ジェシカ・ランディ
ジェシカ・ランディ
サブ
深見梨加
フレデリック・オーサー
フレデリック・オーサー
サブ
細谷佳正
アレクシス・ドースン
アレクシス・ドースン
サブ
宇垣秀成

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スタッフ

監督内海紘子
シリーズ構成瀬古浩司
キャラクターデザイン林明美
音楽大沢伸一
美術監督水谷利春
音響監督山田陽
OPサバイブ・セッド・ザ・プロフェット「found & lost」
OPブルーエンカウント「FREEDOM」
EDサバイブ・セッド・ザ・プロフェット「Prayer X」
EDサヴァイブセッドザプロフェット「RED」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

正直に言うと、ずっと避けてた。「泣ける」って聞くたびに、なんとなくBL寄りの作品かなと思って後回しにしてたやつ。でも複数のアニオタに「そういう目線で見なくていい、普通に面白い」と言われ続けて、ある夜、なんとなく1話を再生した。

10分で「あ、これちゃんとした作品だ」とわかった。80年代の少女漫画が原作というのも見てから知ったくらいで、冒頭のニューヨークの描写、内田雄馬の声で話すアッシュのテンションから、これはアクション・スリラーとして見ていい作品だという確信があった。2回目に見たとき気づいたのは、1話の時点ですでにあらゆる伏線が仕込まれていること。最初は流れで聞いてたセリフが、あとになってズシっと重くなる。

美しすぎることの呪い——逃げられない人間が、それでも誰かと出会う話

BANANA FISHを「BLアニメ」と呼ぶのは、タイタニックを「船の映画」と呼ぶくらい何かを見落としている。アッシュ・リンクスというキャラクターが持っているのは、美貌という一見ポジティブな属性だが、この作品ではそれが徹底的に呪いとして機能する。幼少期から性的に搾取され、殺し屋として育てられ、堀内賢雄が演じるゴルツィーネという怪物に「所有」されてきた男が主人公だ。

アッシュが持つ怒りは、ただの復讐劇の燃料ではない。自分の体を自分のものとして持ったことがないという、根本的な喪失への怒りだ。この作品が描いているのは「自由」という概念で、しかもその自由が、どれだけ戦っても永遠に完全には手に入らないかもしれないという重さを持って提示される。

英二というキャラクターの役割は、そこにある。日本から来たカメラマンのアシスタントで、ストリートの論理も暴力の文法も知らない外側の人間。アッシュにとって英二は、「自分を汚染されていない目で見てくれる唯一の存在」として機能する。この関係性を恋愛と呼ぶかどうかは見る人によるが、そんな分類よりも「互いがいないと自分の輪郭が見えない」という種類の繋がりとして描かれているのは確かだ。

2018年版のアニメが更新した舞台設定(原作は1980年代だが、現代に置き換えている)も、この主題を強化している。SNSが存在する時代に置き直されたことで、孤立の可視化と不可視化が同時に起きる現代的な孤独感が乗っかってくる。80年代の少女漫画的な濃い人間描写と、現代の閉塞感が奇妙にうまく合っている。

「泣ける」という評判は嘘じゃないが、それは感動的なハッピーエンドの涙じゃない。何かが壊れて、何かが届いて、それでも世界は続くという種類の話だ。見終わったあと、しばらく別のアニメを再生する気になれなかった。

特に刺さったシーン

内田雄馬の演技について語らないと不誠実な気がする。アッシュというキャラクターは表面的には冷徹で計算高い。でも内側に積み上がってきた傷の重さをセリフの端々に乗せる演技が上手い。感情を爆発させる場面より、静かに何かを諦めるような間のある演技のほうが、個人的には刺さった。

序盤、アッシュが英二と初めて腹を割って話すシーン。あそこで村瀬歩演じるスキップの存在感が伏線として機能していることを、1回目には全然気づかなかった。2回目で「ああ、だからあの描写があったのか」と思ったとき、この作品の組み立ての丁寧さが理解できた。

森川智之が演じるブランカのシーンは、敵とも味方とも取れない複雑な立ち位置が声に出ている。年季の入った声優が持つ「言葉と感情が微妙にズレる」演技で、ブランカというキャラクターの底が見えない感じが出ていた。細谷佳正のフレデリック・オーサーも、威圧感と余裕のある悪役の声として記憶に残っている。

終盤の展開は、予告なしに見ることを強く勧める。知ってから見るのと、知らないまま受け取るのとでは、まったく別の話になる。

読んで見たくなったら——『BANANA FISH』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ダークな設定でも「人間の繋がり」を主題にした作品が好き
  • 性的搾取・トラウマ・権力構造をちゃんと描いたフィクションに耐えられる
  • 「報われない美しさ」の話が好きな人(終わり方への覚悟がある人)
  • 80〜90年代の少女漫画的な濃いキャラクター造形が好き
  • 声優の演技を主軸に楽しみたい人(内田雄馬目当てでも十分ついていける)

合わない人

  • 暴力・性的暴力の描写に強いストレスを感じる(描写は抑制されているが、テーマとしては正面から扱われる)
  • スカッと解決する話が見たい人
  • 終わり方に明確な「答え」を求める人(余韻で終わる作品が苦手なら注意)
  • BLと思って見ると期待と違う、でもBLじゃないと思って見ても感情が追いつかない可能性がある——とにかく「そのまま受け取れる人」向け

次に見るなら

BANANA FISHの「逃げ場のない環境で生きるキャラクターと、それでも人と繋がる話」が好きなら、91 Daysも合うと思う。禁酒法時代のアメリカを舞台にしたマフィア復讐劇で、主人公が抱える怒りの重さとラストの後味はBANANA FISHと並べて語られることが多い。終わり方が刺さる人は刺さる。

「美しい映像と残酷な内容の組み合わせ」として見るなら、DEVILMAN crybabyが近い。湯浅政明監督の映像で描かれる人間の本質へのえぐり方と、2人の主人公の関係性の結末は、刺さり方の種類がよく似ている。どちらも「見てよかった」と「もう一度見たくない」が同時に来る。

アクション・組織・キャラクターの掛け合いが軸でもOKなら、文豪ストレイドッグスも候補。雰囲気は明るめだが、組織同士の政治的な駆け引きと、過去を引きずるキャラクター群という構造が共通している。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『BANANA FISH』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluにて視聴可能です。主要な動画配信サービスに幅広く対応しているため、すでに契約しているサービスからすぐに視聴を始められます。無料トライアル期間を活用すれば、全24話を無料で一気見することも可能です。

よくある質問

Q. BANANA FISHは全何話ですか?
A. 全24話です。2018年7月から12月にかけて放送されました。1クール分を2クールかけてじっくり描いた構成で、原作のストーリーをほぼ網羅しています。
Q. 原作漫画を読んでいなくても楽しめますか?
A. はい、アニメ単体で十分楽しめます。ただし原作を先に読むことで、アニメの演出や省略された描写への理解が深まります。どちらから入っても問題ありません。
Q. 暴力・性的描写はどの程度ありますか?
A. 性的搾取や暴力を題材にした大人向けの作品です。直接的な性描写は抑えられていますが、精神的に重いシーンが多く含まれます。視聴対象は中学生以上を目安にしてください。
Q. 続編や関連作品はありますか?
A. アニメとしての続編はありませんが、原作者・吉田秋生による短編集『私の青春に後悔はない』や外伝的作品があります。またNetflixではドラマ化の情報も過去に話題になりました。

まとめ

『BANANA FISH』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluにて視聴可能です。主要な動画配信サービスに幅広く対応しているため、すでに契約しているサービスからすぐに視聴を始められます。無料トライアル期間を活用すれば、全24話を無料で一気見することも可能です。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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