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バクマン。 スペシャル「デラマン。」
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 2話 |
第1話:前の2シーズンのあらすじを振り返る。第2話:多くの漫画家の作品を紹介し、主要キャストが「バクマン。」のどの作品がアニメ化されてほしいかについて語る。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『バクマン。』のスペシャル作品。第1話では、これまでのシーズン1・2のストーリーを振り返るダイジェスト構成で、真城最高と高木秋人が漫画家を目指す軌跡を改めて辿る。第2話では、作中に登場する数多くの漫画家・作品を紹介する特集パートに加え、主要キャストが「『バクマン。』のなかでアニメ化してほしい作品はどれか」をテーマに語り合うトークパートを収録。ファン必見の特番となっている。
みどころ・魅力
① シーズン1・2の物語を一気におさらいできる総集編
第1話はこれまでの2シーズンを凝縮したダイジェスト構成。本編を観た人には懐かしく、初見の人にも流れが掴めるよう丁寧に構成されており、シーズン3への入門としても機能する親切設計になっています。
② 作中に登場する数多くの架空漫画作品をまとめて紹介
第2話では「バクマン。」世界に登場するキャラクターたちが描く個性豊かな架空の漫画作品を一挙紹介。設定や絵柄が丁寧に作り込まれた架空作品の数々を改めて眺めるだけでも、この作品の世界観の広がりを実感できます。
③ キャスト本人がアニメ化してほしい作品を語るトークが必見
メインキャストが「バクマン。」内の架空作品からアニメ化希望を語るトークパートは、ファンにとってたまらないコンテンツ。声優陣の素の反応や本音が垣間見え、コメディタッチで楽しめる特別感のある構成です。
キャスト・声優一覧




感想・評価
最初に見たとき——「デラマン。」って何?という混乱から始まった
「デラマン。」というタイトルを見たとき、正直なんのことかわからなかった。バクマン。のスペシャルらしいとわかっても、配信はどこにもない。dアニメもU-NEXTもNetflixも全滅で、たどり着いたのがAmazon DVDという2012年の空気感。これが最初の洗礼だった。
届いたDVDを再生して、まず第1話が総集編だと気づいた瞬間に「あ、これはそういう作りか」と少し身構えた。だが2話目に入ったところで、構成の意図が見えてくる。バクマン。という作品の中に登場する無数の漫画作品——主人公たちが実際に描いた、あの架空の漫画群——を、キャスト陣が「アニメ化してほしい」という形で語っていく。そこでようやく、これは普通のスペシャルじゃないと気づいた。
架空の漫画にアニメ化を願う——「メタ的な愛着」がこの特番の核にある
バクマン。という作品には、作中作が異様なほど丁寧に作り込まれている。PCP、エイジの描く作品、サイコー&シュージンが手がけてきた数々の漫画——それらはあくまで「物語の中の漫画」なのに、読んでいると(見ていると)本当に存在するような感覚になってくる。それほど設定と描写が具体的だ。
そのキャラクターたちを演じてきた声優陣が、「どの作中作をアニメ化してほしいか」を語る。日野聡が高木秋人として、あるいは日野聡自身として——この境界が曖昧になる瞬間こそが、この特番の一番おもしろいところだと思う。阿部敦の語り口にしても同じで、真城最高というキャラクターへの愛着と、声優としての自分の感覚が混ざり合った発言が出てくる。
「自分たちが作った架空の作品に、アニメ化を願う」という構造は、普通に考えると変な話だ。存在しない漫画のアニメ化を望んでいる。でもそれが成立してしまうのは、バクマン。という作品が、作中作を「ただの設定」として扱わなかったからだろう。作中で漫画が進化し、打ち切られ、復活し、読者を得ていく過程があったから、キャスト側も視聴者側も、あの漫画たちに感情移入できている。
このスペシャルは、その蓄積の上に成立している。TVシリーズ3期を見ていない人間にはほぼ意味をなさないが、逆に言えば3期まで完走した人間には、ある種のファンレター的な楽しさがある。「このキャラ、こんなふうにあの作品を見ていたんだ」という発見の連続。それが2話分の内容だ。
特に刺さったシーン
第2話の、キャスト陣がそれぞれの「アニメ化希望作」を挙げていくくだりで、日野聡のチョイスと理由が妙に具体的で笑ってしまった。「高木秋人を演じてきた人間」としての目線が入っているのが透けて見えて、声優という仕事が役と一緒にものを見るようになる感覚がちらっと出てくる。
阿部敦の方はもう少し静かな語り口で、真城最高という寡黙なキャラクターとの親和性を感じた。どちらの演者も、3年近く演じてきたキャラクターを通してバクマン。の作中世界を語っているから、インタビューともコメンタリーとも違う、特殊な距離感がある。
第1話の総集編パートは、見る前は「飛ばしていいかな」と思っていたが、改めて1期・2期の流れを圧縮して見ると、主人公ふたりの関係性の変化が意外とはっきりわかった。リアルタイムで見ていたときには気づきにくかった「この時期から雰囲気が変わっていた」という発見があった。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- バクマン。TVシリーズ3期まで見終えて、余韻に浸りたい人
- 日野聡・阿部敦のトークが好きで、素の反応に近い声優コンテンツを楽しめる人
- 作中作(PCP・エイジの作品など)に独自に愛着が湧いてしまった人
- スペシャルや番外編を「ファンへのボーナストラック」として享受できる人
合わない人
- TVシリーズを見ていない、または途中で離脱した人(前提知識がないと意味をなさない)
- 総集編コンテンツに価値を感じない人
- 配信で手軽に見たい人(全プラットフォーム配信なし、DVD入手必須)
- しっかりした「物語」を期待する人(作中作品の紹介+トーク構成のため、ドラマ性はほぼない)
次に見るなら
アニメ制作の現場を舞台に「作ること」の重さと喜びをリアルに描いたSHIROBAKOは、バクマン。でものを作る側の人間に共感できた人にそのまま刺さる。架空の職場で実在感のある人間たちが葛藤する構造が近い。
漫画家を目指す高校生の話という軸でいえばまんが道(藤子不二雄Ⓐ原作のアニメ版)も参照先になる。バクマン。が少年漫画的なテンポで駆け抜けるのに対して、こちらはもっとじっくりとした時間の流れで描く。同じ「漫画家になる話」でもこれだけ温度が違う。
作中作へのメタ的な視点を楽しんだのであれば月刊少女野崎くんも悪くない。漫画家と漫画制作という題材をコメディに振り切った作品で、「バクマン。の真剣さが少し重かった」という人には逆にちょうどいい角度から刺さる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では『バクマン。 スペシャル「デラマン。」』を配信している公式サービスは確認されていません。視聴を希望する場合は、DVDやBlu-rayなどのパッケージ購入・レンタルをご検討ください。今後配信サービスへの追加が行われる可能性もあるため、各プラットフォームの最新情報を随時チェックすることをおすすめします。