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どーにゃつ
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
21世紀の夏、東京の新宿は謎の大惨事により人間が消滅した荒廃地と化していた。そこに残されたのは、猫とドーナツの合成生物「ドニャツ」や、猫とベーグルの合成生物「ベガル」といった奇妙な生き物たちだけだった。
作品概要・あらすじ
あらすじ
21世紀のある夏、東京・新宿は正体不明の大惨事によって人間が忽然と消滅し、荒廃した街へと変貌してしまった。人の気配が消えたその場所に生き残ったのは、猫とドーナツが融合した奇妙な合成生物「ドニャツ」と、猫とベーグルが合体した「ベガル」たち。彼らは誰もいなくなった都市の廃墟をそれぞれのペースで生きている。人類滅亡後の世界を舞台に、不思議な生き物たちが織りなす静かでシュールな日常を描いたポストアポカリプス作品。
みどころ・魅力
① 「猫×食べ物」という唯一無二のシュールなキャラクター造形
ドーナツと猫が合体した「ドニャツ」、ベーグルと猫が合体した「ベガル」など、食べ物と動物を掛け合わせた前代未聞のキャラクターデザインが最大の個性。ビジュアルのインパクトは抜群で、「なぜそうなったのか」という謎がじわじわと気になる構成になっている。
② 人類滅亡後という重いテーマをのんびりした空気感で包んだ独自の世界観
荒廃した新宿という舞台設定はディストピア的だが、作品全体のトーンは重苦しくない。誰もいなくなった都市で奇妙な生き物たちがひっそりと生きている様子には、不思議な静けさと哀愁が漂う。ポストアポカリプスをほのぼのとした視点で描く希有なバランスが光る。
③ 短編SPならではのコンパクトな尺で楽しめる気軽さ
スペシャル作品として制作されているため、長大なシリーズに比べて気軽に視聴できる。独特な世界観と設定を短時間でギュッと体験できる点は、普段アニメを多く見るユーザーにとっても新鮮な箸休めになる。マニアックな一作を探している視聴者にもおすすめしやすい。
キャスト・声優一覧














スタッフ
| 監督 | まんきゅう |
|---|---|
| ED | 椎名ぴかりん「とろあまちゅ」 |
| ED | スタイリップス「NOVAレボリューション」 |
感想・評価
最初に見たとき——「どーにゃつ?」という顔のまま見終えた話
タイトルを見て一瞬止まった。「どーにゃつ」。ドーナツと猫の合成生物が廃墟と化した新宿を歩き回るという話らしい。ジャンル不明。2013年のSP。これは何だ、という状態で再生ボタンを押した。
最初に見たとき、この作品の正体がつかめないまま終わった。かわいいのか怖いのか、コメディなのかポスト・アポカリプスのシリアスものなのか。廃墟の景色はどこか息が詰まるような静けさがあって、そこを丸っこいドーナツ猫が歩いている。2回目で気づいたのは、その落差が意図的だということだ。かわいい見た目と荒廃した世界のミスマッチが、この作品の核になっている。「あ、これはそういう話か」と気づいてからは、全然違う速度で見られた。
人間が消えた世界で、かわいいまま生きていることの奇妙さ
この作品を単純な「かわいい系ショートアニメ」と呼ぶのは正確じゃない。舞台は21世紀の新宿、謎の大惨事で人間が消滅した廃墟だ。そこに残ったのがドーナツと猫の合成生物「ドニャツ」、ベーグルと猫の合成生物「ベガル」という連中で、見た目だけ聞いたらゆるキャラ系の話に聞こえる。
だが実際は違う。廃墟の新宿という設定には、明確な意志がある。人間という秩序の中心が消えた後、世界はどんな顔をしているのか。答えとしてこの作品が出してくるのが、ドニャツたちの「なんとなく続く日常」だ。目的があるわけでも、何かを再建しようとしているわけでもない。ただそこにいて、動いている。
田村ゆかりが演じるどーにゃつは、その「目的のなさ」を体現するようなキャラクターだ。田村ゆかりの声は、どんな状況でも不思議な浮遊感があって、それがこの廃墟の空気とかみ合っている。藤原啓治のベーガルは対照的に重心が低くて、2人(2匹?)の会話が噛み合ったり噛み合わなかったりするやりとりに、奇妙な生活感が出てくる。
人間がいなくなった後にも「なんかこういう空気で誰かが生きている」という感覚——これが、この作品が本当に描こうとしているものだと思う。終末設定を使いながら、絶望を描かない。かといって希望の物語でもない。ただ世界は続く、という態度。それをかわいい見た目の生き物に担わせているところに、作り手のひっかかりがある。
特に刺さったシーン
廃墟の街中でどーにゃつとベーガルが何でもないことを話しているシーンが、ずっと頭に残っている。会話の内容自体は大したことではない。でも田村ゆかりの声のトーンと、藤原啓治の返しの間合いが、廃墟という背景から不思議に浮いていて、それが逆にリアルに感じられた。
間島淳司のバームクーガーが絡んでくる場面も面白かった。間島淳司は抑えた演技の中にじわじわくるおかしさを出してくる人で、荒唐無稽な世界観の中で一番地に足がついているように聞こえた。福山潤のロボ崎はそれとは逆のベクトルで、出てきたときの存在感がそれまでの空気を少し変える感じがある。SPという短い尺の中で声優陣がそれぞれのポジションをきちんと持っているのが、見ていて心地よかった。
読んで見たくなったら——『どーにゃつ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「かわいい」と「不穏」が同居しているコンテンツが好きな人
- ポスト・アポカリプスものに倦んでいて、重さのないものを探している人
- 田村ゆかり・藤原啓治のファン。声優ありきで入っても十分楽しめる
- 短尺でさっと見られるが、2回目に発見がある作品を好む人
- 意味や結論を求めず、雰囲気として消費できる人
合わない人
- ストーリーの起承転結や、明確なカタルシスを期待する人
- 設定の細部や世界観の整合性を気にしながら見るタイプ
- ゆるさや脱力系のテンポが苦手な人
- 終末設定に重さやシリアスな問いを求める人
次に見るなら
廃墟で繰り広げられる奇妙な日常という質感が好きなら、少女終末旅行は外せない。荒廃した世界をゆるやかに旅する2人の少女の話で、どーにゃつと同じく「目的のない継続」を描いている。こちらはもう少し文学的な重みがあって、見終わった後の余韻が深い。
かわいい見た目と不条理な設定の組み合わせが刺さったなら、宇宙よりも遠い場所ではなくフリップフラッパーズの方向を勧めたい。2016年のアニメで、世界観のルール無視度合いがどーにゃつに近い。「なんでそうなるんだ」という展開を楽しめる人向け。
SPの尺感や脱力した会話劇に引っかかりを感じたなら、スペース☆ダンディも選択肢に入る。毎話リセットされる構造と、意味をわざと手放した会話のテンポが、どーにゃつの空気と遠からぬところにある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『どーにゃつ』はdアニメストアで視聴できます。猫と食べ物が合体した個性的な生き物たちが人類滅亡後の新宿を生きる、他では味わえないシュールでほのぼのとした雰囲気の作品です。短編スペシャルなので気軽に試せる一作として、ぜひdアニメストアでチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『どーにゃつ』はdアニメストアで視聴できます。猫と食べ物が合体した個性的な生き物たちが人類滅亡後の新宿を生きる、他では味わえないシュールでほのぼのとした雰囲気の作品です。短編スペシャルなので気軽に試せる一作として、ぜひdアニメストアでチェックしてみてください。