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Gのレコンギスタ Ⅱ ベルリ 撃進
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Sunrise |
「ガンダム Gのレコンギスタ」のTV シリーズをコンパイルした第2の映画作品です。
作品概要・あらすじ
あらすじ
富野由悠季監督が手がけるガンダムシリーズ最新作のTVシリーズを再編集した劇場版第2弾。宇宙へと飛び出したベルリ・ゼナムは、万能モビルスーツ「Gセルフ」を駆り、宇宙海賊アマテラスや宇宙軍との激しい戦闘に身を投じていく。それぞれの思惑が交錯するなか、ベルリ自身の出生の謎と、宇宙世紀を超えた新たな人類の在り方が問われていく。
みどころ・魅力
① 進化するGセルフが魅せる圧巻の宇宙戦
劇場版ならではの映像クオリティでリマスターされたモビルスーツ戦が見どころ。宇宙空間を縦横無尽に動き回るGセルフの戦闘シーンは、TV版より密度を増した演出でアクションファンを満足させる仕上がりとなっている。
② 複雑な勢力図が生むドラマの深み
キャピタル・アーミィ、宇宙海賊アマテラス、ザンクト・ポルト——それぞれの利害が絡み合う群像劇として物語が展開する。富野監督独特のセリフ回しと情報量の多さが、見るたびに新たな発見をもたらしてくれる。
③ ベルリの成長と「出生の秘密」が加速する
第2章ではベルリ自身のルーツにまつわる衝撃的な真実が明かされ始め、物語の核心へと踏み込んでいく。少年が宇宙の現実を目の当たりにしながら変化していく過程は、シリーズ通しての最大の見どころのひとつです。
キャスト・声優一覧


















スタッフ
| 監督 | 富野由悠季 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | 吉田健一 |
| 音楽 | 菅野祐悟 |
| ED | ドリームズ・カム・トゥルー「G」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「難解で有名な富野ガンダム」という情報だけ頭に入れて劇場に座った。正直、構えていた。Gのレコンギスタ自体、テレビ放送のときに数話で脱落した記憶があって、「劇場版になって整理されたなら今度こそ」という動機だった。
序盤の情報密度に、やっぱりか、と思う。固有名詞と世界観の説明が怒濤のように流れてくる。でも不思議なことに、スクリーンの大きさと音響のせいか、テレビ版よりも映像に引っ張られる感覚が強い。キャラクターが何を言っているかよりも、何を感じているかが先に体に入ってくる。
2回目に見たとき、初見で聞き流していた台詞がいちいち引っかかってきて、「ああ、これは設定の難解さとは別に、ちゃんと感情の話をしていたんだ」と気がついた。
戦争を「知らずに始めてしまう」若者たちの話
Gのレコンギスタの核心をひとことで言うなら、「無自覚に戦争に巻き込まれ、それでも止まれない若者たちの話」だと思っている。ベルリは決して好戦的なキャラクターではない。むしろ最初は理性的で、状況を理解しようとしている。なのに気がつけば戦場の中心にいて、人を殺し、それでも笑顔で仲間と話している。その「温度差」が、この作品の最大の怖さだ。
富野監督の作品全般に言えることだが、Gレコはその傾向がより露骨というか、意図的に「戦争の悲劇を悲劇として描かない」ように作られているように見える。キャラクターたちはシリアスな場面でも軽口を叩くし、死の描写もどこかあっさりしている。これを「感情移入できない」と受け取る人も多いが、逆に言えば、それこそが戦場の実相に近いのかもしれない——感傷に浸る間もなく、状況だけが前に進んでいく。
第2作の副題「ベルリ 撃進」が示すとおり、この映画ではベルリが受け身から能動へ転換していく過程が描かれる。その転換がどこか不穏なのは、「自分の意志で戦う」という状態が、必ずしも「正しい戦いをしている」を意味しないからだ。クリム・ニック(逢坂良太)という存在はその対比として機能していて、逢坂さんの芝居がどこか「明るい危うさ」をまとっているのが効いている。カリスマとして画面を支配するときの声の重心の置き方が、後の展開を見越したときに別の意味を持って聞こえてくる。
「Reconguista(レコンギスタ)」という言葉自体が「再征服」を意味する。誰かが誰かから何かを取り戻そうとする構造が、あらゆるレイヤーで繰り返される。それは歴史の反復であり、個人の執着であり、世代から世代への継承でもある。テレビシリーズ全体を通して見てもそうだが、劇場版はそのテーマをより凝縮した形で提示している。1本の映画として飲み込みやすくなった分、問いかけの鋭さが増している気がした。
特に刺さったシーン
終盤の戦闘シーン、G-セルフが追い詰められた状況で反撃に転じるくだりは、劇場の音響で体験すると別物になる。モビルスーツの駆動音と楽曲の絡み方が、映像の密度を体感として押しつけてくる。ああ、これは配信で見ても半分も伝わらないやつだ、と思いながら座っていた。
ノレド役の寿美菜子さんの芝居は、シリアスな文脈でも台詞に「生活感」がある。感情的な場面でわずかに声が揺れる瞬間があって、そこだけ画面に空気が通る。ノレドというキャラクターの温度感は彼女の演技で決まっている部分が大きいと思う。
アイーダ(嶋村侑)がベルリと正面から向き合う場面、言葉の応酬というより「お互いが何者であるかを探り合っている」緊張感があって、何度見ても引っかかりが変わる。初見では単なる対立構造に見えたものが、2回目だと関係性の変化を先読みしながら見ることになる。
読んで見たくなったら——『Gのレコンギスタ Ⅱ ベルリ 撃進』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 富野ガンダムをある程度通ってきた人(ダンバイン・Zガンダム・逆シャア)
- 「説明されない設定」を自分で補完しながら見るのが苦にならない人
- 劇場の音響でロボットアニメのアクションを体感したい人
- キャラクターよりも世界観・テーマの方が刺さるタイプ
- テレビ版を途中で断念したが、もう一度試してみたい人
合わない人
- キャラクターへの感情移入をドラマの入口にする人(感傷的な描写は少ない)
- 固有名詞と設定の整理が終わるまで物語に入れないタイプ
- 第1作を見ていない状態で単体鑑賞しようとしている人(シリーズ順が前提)
- 「わかりやすい勧善懲悪」を期待している人
次に見るなら
機動戦士Ζガンダムが好きなら、同じ富野監督作品の中でも「若者が戦争に飲み込まれていく過程」という点でGレコと地続きの感覚がある。あちらの方が感情的な振れ幅は大きく、見る前後でのダメージも正直きつい。Gレコを入口にしてからΖを見ると、富野演出の変化が面白い角度で見えてくる。
蒼穹のファフナーは世界観の難解さとキャラクターへの感情的な縦糸という点でGレコとは真逆のアプローチだが、「特定の文明構造の中で戦わざるを得ない若者たち」というテーマは重なる。劇場版シリーズが複数あるので、Gレコで劇場での体験に目覚めたなら続けて追いやすい。
キルラキルは作風も雰囲気もまるで違うが、「理解する前に体が反応する」情報密度でスクリーンを埋め尽くすアプローチが近い。Gレコで「設定より感触で引っ張られた」という体験をした人には、そのモードで見るとかなりはまる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『Gのレコンギスタ Ⅱ ベルリ 撃進』は、U-NEXTで視聴できます。劇場版5部作の第2弾として、TVシリーズの宇宙編をダイナミックに再編集した作品ですので、第1章と合わせて続けて視聴するのがおすすめです。富野監督ならではの独特の世界観を、ぜひ大画面でお楽しみください。
よくある質問
まとめ
『Gのレコンギスタ Ⅱ ベルリ 撃進』は、U-NEXTで視聴できます。劇場版5部作の第2弾として、TVシリーズの宇宙編をダイナミックに再編集した作品ですので、第1章と合わせて続けて視聴するのがおすすめです。富野監督ならではの独特の世界観を、ぜひ大画面でお楽しみください。





