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少女週末授業
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio PuYUKAI |
終末旅行のショートアニメ。文明が存在していた時代、学校がどのような場所だったのかを探る内容。チトとユーリが教室を舞台に、のんびりとした学園生活を送る様子を描いている。カドカワ公式YouTubeチャンネルで配信されている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
文明が滅びた世界を旅するチトとユーリが、廃墟となった学校の教室に迷い込む。かつてそこに通っていた子どもたちが、どのような日常を過ごしていたのかを二人がゆるやかに探っていく。TVアニメ『少女終末旅行』の世界観を引き継いだショートアニメで、カドカワ公式YouTubeチャンネルにて無料配信されている。会話劇を中心にした短編ながら、終末世界の静けさと二人のほっこりした掛け合いが凝縮された作品。みどころ・魅力
① 終末世界の「学校」という異質な舞台
文明崩壊後の世界に残された教室を探索するという設定が独特。黒板や机といった見慣れた学校の風景が、どこか遠い過去の遺物として映り、独特のノスタルジーと哀愁を生み出している。日常と非日常が同居した空気感が本作最大の魅力。② チトとユーリの軽妙な掛け合い
真面目なチトとマイペースなユーリのコンビが生み出す会話劇は、本編ファンにはおなじみのテンポ感。短編フォーマットながらも二人のキャラクターが丁寧に描かれており、クスッと笑えるやりとりが随所に散りばめられている。③ 無料で気軽に視聴できる公式配信
カドカワ公式YouTubeチャンネルで配信されており、登録不要・無料で視聴できる手軽さが魅力。本編の補完作品としてだけでなく、短時間でさっと楽しめる入門作品としても最適で、シリーズ未視聴者にもおすすめできる。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 芦名みのる |
|---|---|
| キャラクターデザイン | たけはらみのる |
| 音楽 | 末廣健一郎 |
| 音響監督 | 明田川仁 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見たら、何の作品かまるで読めない。「少女週末授業」。学校もの? 週末学習塾の話? 情報量ゼロ。きっかけは少女終末旅行の本編を2周した後、「もっとチトとユーリが見たい」という単純な飢えだった。スピンオフの存在を知って、カドカワのYouTubeチャンネルを探したときの第一印象は「あ、ショートアニメか」だった。
本編の、あの廃墟に立ち込める静寂と全滅感はここにはない。代わりにあるのは、文明があった時代の「学校」という場所で繰り広げられるコメディだ。チトとユーリが制服を着てデスクに座っている。それだけで最初は笑えた。2回目に見たとき気づいたのは、このシュールさの根っこにあるものだ——文明が消えた世界の住人が、教室という「意味を失った空間」を解凍しようとする奇妙さ。本編の重さを知っていると、この軽さが二重底になる。
「学校ごっこ」の中に透けて見える、失われた日常への解像度
少女終末旅行の本編は「文明の残骸を旅する話」だが、この週末授業は「文明の残骸の中で、かつての日常を再現しようとする話」だ。似ているようで、向いている方向が逆転している。
チトとユーリが教室で授業の真似事をする。でも彼女たちは「授業」が何のためにあったかを知らない。知識を詰め込んで、社会に出て、仕事をして、老後を——そういうサイクルごと消滅した世界で、形式だけが残っている。授業という行為の「様式」はわかっても、その「目的」は参照先ごと消えている。
このシリーズが単純な日常コメディと違うのは、その笑いがつねに空虚さを纏っているからだ。ユーリが黒板に落書きしても誰も怒らない。チトが教科書を読んでも試験はない。ショートアニメという形式の軽さが、逆にその「意味のなさ」を際立てている。
水瀬いのりのチトは、本編同様に「理解しようとする側」のキャラクターとして機能していて、その律儀さがコメディの起点になっている。ちゃんと授業を受けようとするチトと、根本的にどうでもいいユーリ。この非対称が、「日常の様式を守ることに意味はあるのか」という問いを笑いのフォーマットで繰り返し提示する。本編でも散々やっていた問いを、今度はギャグとして展開しているわけで、製作者の底意地の悪さは一貫している。
石田彰のカナザワや花澤香菜のヌコといった顔ぶれが加わったとき、本編ファンには「あのキャラクターがこの文脈に入ってくる」という重ね合わせが生じる。配信がどのプラットフォームにも乗っていないのは惜しいが、このショートアニメはAmazonでDVD購入という形でしか今は手に入らない。本編を持っているなら、一緒に手元に置く価値はある。
特に刺さったシーン
チトが真面目に教科書を開いて、書かれていることを音読しようとする場面。内容は、もう誰も必要としていない知識で、ユーリはほぼ聞いていない。それでもチトは読む。三石琴乃のイシイが関わる場面では、あの声の重厚さがショートアニメの軽い枠に入ってきて、微妙なバランスの狂いが笑いになっている。豪華な声優陣がショートアニメの尺に収まっている落差は、ある種の贅沢さというか無駄遣いの快楽があった。
梶裕貴の自律機械が絡む場面は、2回目に見てやっと「ああ、この対比は意図的だな」と思った。感情を持たない存在が学校という感情的な記憶の場所にいる。最初に見たときは普通にギャグとして流していたが、本編の文脈と重ねると少し違って見えた。一発ネタのように見えて、一応構造がある。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 少女終末旅行の本編を見終えて、チトとユーリの日常をもっと見たい人
- ショートアニメの気軽さで終末世界のキャラクターと再会したい人
- 本編のシリアスさを知った上でギャップコメディを楽しめる人
- 豪華声優陣の掛け合いをニヤニヤしながら見たい人
合わない人
- 少女終末旅行の本編を未視聴で、この作品単独から入ろうとしている人(コンテキストがないと半分以上は機能しない)
- ショートアニメ形式に物語の密度を求める人
- 配信プラットフォームで手軽に見たい人(現状、Amazon DVD購入のみ)
次に見るなら
まず当然だが少女終末旅行(本編TVアニメ)を見ていないなら、そちらが先だ。このショートアニメはいわば本編を知っている人への余韻で、順番を逆にすると何も刺さらない。本編の静かな終末描写と、2人のやり取りの積み重ねを体に入れてから戻ってくると、週末授業の軽さが別物に見える。
終末的な世界観をもう少し違うテイストで摂取したいならヨコハマ買い出し紀行がある。静かな終わりかけの世界を、焦らず歩いていく感覚は少女終末旅行と構造的に近い。こちらはOVA形式で尺が長く、少女終末旅行よりもさらにゆったりしたペースで進む。
ショートアニメのギャグコンテキストで豪華声優陣を楽しみたいならてーきゅうシリーズが一つの選択肢になる。話の密度より「この掛け合いを見せたかっただけ」という清潔な目的のショートアニメとして、少女週末授業と並べると視聴体験の輪郭が見えやすい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『少女週末授業』はカドカワ公式YouTubeチャンネルにて無料で公開されており、サブスクリプション契約なしでどなたでも視聴できます。短編作品のため気軽に楽しめるほか、本編『少女終末旅行』の世界観に触れる入り口としてもおすすめです。

