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BURN THE WITCH #0.8
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Colorido |
ロンドンの裏側「リバース・ロンドン」に住む者たちだけが知る真実がある。古来より伝説と思われていた「ドラゴン」は実在し、実は異次元的存在である。ロンドン市民の多くの死亡事件はドラゴンによるものだが、一般市民はその存在さえ知らない。リバース・ロンドンの住民のみが彼らの姿を見ることができ、この秘密の世界の実態が明かされていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ロンドンの裏側に広がるもうひとつの街「リバース・ロンドン」。そこでは伝説の存在とされてきた「ドラゴン」が実在し、人々の暮らしと隣り合わせに息づいています。表ロンドンに生きる一般市民はその真実を知らず、市内で起こる数々の死亡事件の裏にドラゴンの存在があることにも気づきません。リバース・ロンドンの住民だけが彼らの姿をとらえることができ、ドラゴンを保護・管理する魔女たちの活躍によって、この秘められた世界の均衡は保たれています。本作はその知られざる日常と、二つのロンドンが交わる境界で起こる出来事を描き出していきます。みどころ・魅力
① 「BLEACH」久保帯人が描く新たな世界観
『BLEACH』の作者・久保帯人が手がけるダークファンタジー。緻密に設計された「リバース・ロンドン」の設定と、洗練されたキャラクターデザイン、独特のセンスが光るアクション描写など、原作者ならではの魅力が凝縮されています。短編ながら世界観の奥行きを存分に味わえる一本です。② 個性が際立つ二人の魔女コンビ
ドラゴンを管理する組織に所属する魔女たちが物語の中心。性格も戦い方も対照的な二人のかけ合いはテンポがよく、コミカルさとクールさが絶妙に同居しています。それぞれの個性が際立つやり取りは、本作ならではの大きな見どころです。③ 圧巻のアニメーションと映像表現
スタジオコロリドが手がける映像は、流麗な作画と色彩設計が魅力。ドラゴンが舞うファンタジックな空間と、現実のロンドンを思わせる街並みが融合した独特のビジュアルは、画面に釘付けにさせる完成度。アクションシーンの迫力も見逃せません。キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 川野達朗 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 山田奈月 |
| 美術監督 | 稲葉邦彦 |
| 音響監督 | 三好慶一郎 |
| ED | ニル「PROVE」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
きっかけは番号だった。#0.8。0でも1でもない、この半端な数字が妙に気持ち悪くて、逆に放っておけなくなった。もとの三話と劇場版をひと通りなぞったあとだったから、「で、0.8ってどこに挟まるんだ」と首をかしげながら再生した。最初は箸休めの小品くらいに構えていた。リバース・ロンドンの空気をもう一回吸わせてくれれば御の字、と。ところが見終わって、気づいたら頭から流し直していた。二回目でわかったのは、これが「本編の隙間を埋める話」ではなく「本編が普段わざわざ映さない時間」を撮っている、ということ。そこは後でちゃんと書く。とりあえず第一印象を一行で言うと——相変わらず、色がいい。久保帯人の引く線と、その線に乗る発色が、短い尺でも一切ぶれていなかった。
ドラゴンを「退治」せず「管理」する世界の、妙に生活くさい手触り
BURN THE WITCHという作品の芯にあるのは、たぶん「非日常を職業にしている人たちの、日常」だと思っている。普通のファンタジーなら、ドラゴンは斬る対象だ。倒して、街を救って、拍手で終わる。けれどこの世界のドラゴンは保護対象であり、管理対象であり、要するに自然保護区の野生動物みたいな扱いを受けている。ノエルとニニーが所属するウィング・バインドは、ヒロイックな討伐組織というより、許認可と縄張りと書類の匂いがする役所に近い。ここが、何度見ても効いてくる。
#0.8は、その「役所の手触り」を一番濃く出してくる一本だった。事件の規模はそんなに大きくない。世界の命運がどうこう、という話でもない。代わりに描かれるのは、見えている者と見えていない者の世界がどれだけ地続きで、どれだけ断絶しているか、という線引きの感覚だ。ロンドン市民は隣で人が竜に喰われていることを知らないまま生きていて、リバース・ロンドンの住人はそれを淡々と片づける。この非対称が、派手な演出ではなく、登場人物のちょっとした口ぶりや段取りで滲んでくる。
だから単なる「ブリーチのオシャレな西洋版」では終わらない。久保帯人がやっているのは、超常を超常のまま放置せず、そこに労働と手続きと縄張り意識を流し込むことだ。竜が空を舞う絵の下に、勤務シフトみたいな生活の地面がちゃんと敷いてある。半端な番号がついた小品が、本編より雄弁にその地面を見せてくる——個人的には、そこに一番唸った。
特に刺さったシーン
序盤、事態がまだ転がり出す前の、ただの会話だけで持っている場面がある。ここで木村昴のセルビーが入ってくると、空気の温度が一段変わる。軽口を叩いているのに芯のところが冷えている、あの絶妙な距離感を、力ませずに置いてくる。声優と夜あそびのMCで見せる軽さとはまた別の引き出しで、ふざけているはずの台詞に、ちゃんと裏地がついている。二回目に見たとき、笑っていたはずの台詞が急に怖く聞こえた瞬間があって、思わず巻き戻した。
そして終盤、場の重心がぐっと下がる展開で平田広明の声が入ってくる。これがずるい。台詞量がどうという話ではなく、低く据えられた一声で画面の地面が固まる感じがある。若い登場人物たちがどれだけ跳ねても、この人の声が一本通っているだけで世界が逃げない。派手な見せ場で泣かせにくる作品ではないぶん、こういう声の置き方ひとつに作り手の信頼が出ていて、そこにいちいち反応してしまった。
読んで見たくなったら——『BURN THE WITCH #0.8』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズと劇場版を通っていて、リバース・ロンドンの世界にもう一度浸りたい人
- 派手な討伐より、超常を「仕事」として扱う設定の手触りに惹かれる人
- 久保帯人のデザインと配色だけで三十分もつ、と本気で思える人
- 木村昴・平田広明の、力を抜いた芝居の機微を拾うのが好きな人
合わない人
- 本編未見で、ここから入ろうとしている人(前提知識ありきで進む)
- 短い尺に明確な決着と大きなカタルシスを求める人
- 世界観の説明を丁寧に積み上げてほしいタイプの人
- 番号の半端さに意味を求めず、ただ気になって終われない人
次に見るなら
まずは素直にBLEACH 千年血戦篇。同じ久保帯人の線と発色が、長尺でどこまで化けるかを見届けたくなる。リバース・ロンドンの空気が気に入ったなら、出自の本流をたどる楽しさがある。
現代の街の裏側に超常がぴったり貼りついている感覚が好きならノラガミ。神や妖が日常のすぐ隣で「仕事」をしている手触りが、ウィング・バインドの役所くささと地続きに感じられるはず。
魔女という入り口から広げたいならリトルウィッチアカデミア。トーンは正反対に明るいけれど、魔法を制度や学びの側から描くという点での裏返しとして並べると面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『BURN THE WITCH #0.8』は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで配信されており、複数のサービスから視聴できます。多くの主要サービスに対応しているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。短編作品なので、空いた時間にじっくり世界観へ浸れる一本です。



