ブラッドラッド 我輩は猫ではない

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2013ブラッドラッド 我輩は猫ではない

ブラッドラッド 我輩は猫ではない

★ 3.4 / 5.0アクションコメディ超自然
放送年2013年
フォーマットOVA
話数1話
原作漫画
制作Brain’s Base

東魔界のボスである吸血鬼スタズは、日本のカルチャーを愛するオタク。ある日、人間の少女・冬実が迷い込んでくるが、魔物に食べられ幽霊になってしまう。スタズは冬実の蘇生を決意し、彼女を生き返らせるため魔界を奔走する。クールなキャラクターたちが繰り広げるシュールバトルアクションです。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

東魔界のとある区を仕切るボス、吸血鬼のスタズ。魔界の主でありながら、その中身は日本のサブカルチャーをこよなく愛する筋金入りのオタクです。ある日、彼の縄張りに人間の少女・柳冬実がひょんなことから迷い込んできます。憧れの「人間」に大興奮するスタズでしたが、目を離した隙に冬実は魔界の食人植物に襲われ、命を落として幽霊になってしまいます。彼女を生き返らせると決意したスタズは、蘇生の手がかりを求めて魔界を奔走することに。クールで脱力系のキャラクターたちが繰り広げる、シュールでスタイリッシュなバトルアクションが幕を開けます。

みどころ・魅力

① オタク吸血鬼スタズの脱力系キャラ

魔界の実力者でありながら、戦いよりも人間界のアニメや漫画に夢中なスタズ。強さとオタク気質のギャップが本作最大の魅力です。シリアスな場面でも飄々とした態度を崩さないクールさが、独特の空気感を生み出しています。

② スタイリッシュなシュールバトル

魔力を駆使した派手なアクションが見どころのひとつ。それでいて全体に漂う気だるくシュールなトーンが、よくあるバトルものとは一線を画します。緊張と脱力が同居する独特のテンポを楽しめます。

③ TVシリーズへの導入として最適

本OVAは2013年放送のTVアニメに先駆けて制作されたエピソード。スタズや冬実の出会い、世界観の雰囲気をコンパクatに味わえるため、シリーズ入門の一本としてもぴったりです。

キャスト・声優一覧

ブラッド・チャーリー・スタズ
ブラッド・チャーリー・スタズ
メイン
逢坂良太
柳冬実
柳冬実
メイン
野水伊織
サム
サム
サブ
桐本拓哉

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スタッフ

監督宮繁之
キャラクターデザイン藤崎賢二
音楽林ゆうき
OPMay’n「ViViD」
ED南里 侑香「BLOODY HOLIC」

関連作品

アニメ

書籍

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

ブラッドラッドのOVAがあると知ったのは、TV本編を見終わってしばらく経ってからだった。「我輩は猫ではない」ってサブタイトルを見て、まず引っかかったのがそこ。漱石なのか、猫が出てくるのか、見る前から情報が渋滞している。何なんだ、このタイトル。結局その「何なんだ」が気になって再生ボタンを押したわけで、製作側の勝ちだと思う。

本編を追った人間としては、これは続きでも完結編でもない、明確な外伝・おまけの位置づけだと最初の数分で分かる。物語を前に進める気はあまりなくて、キャラがゆるく動いているのを眺める回。最初は「補完エピソードか?」と身構えて見始めたら、思っていたより肩の力が抜けた一本だった。2回目に見たときは、もう構えるのをやめて、スタズが好き勝手やってるのをただ眺めていた。

最強クラスの吸血鬼が、いちばん人間に憧れているという皮肉

ブラッドラッドという作品の芯は、結局のところ「東魔界のボスである吸血鬼が、人間界のオタク文化に首ったけ」というたった一行のねじれにある。本編でもそうだったけれど、このOVAはストーリーの重みを削ぎ落とした分、その構造がむき出しで見える。スタズは魔物としては相当に強い側の存在で、序盤からその気になれば大抵のことは力で片付く。なのに、彼が本気で欲しがっているのは強さでも支配でもなくて、人間界のグッズだったりカルチャーだったりする。

これは単なる「オタクキャラのギャグ」では終わらない。手の届く範囲に何でもある立場の存在が、自分の世界にないものにだけ価値を見出している——という、わりと身に覚えのある話だと思う。隣の芝が青いんじゃなくて、自分が住んでいる魔界そのものが、本人にとってはずっと退屈なのだ。冬実という人間の少女が迷い込んできて、彼女を生き返らせるために奔走するという本筋も、突き詰めれば「人間界への憧れが、ひとりの人間への執着に形を変えた」話として読める。

OVAというフォーマットはコアファン向けで、初見の人がここから入るのはあまりおすすめしない。ただ、本編を通った人間がこの一本を見ると、強さの描写よりも、スタズの「ここではないどこか」を向いた眼差しのほうが印象に残る。バトルアクションの体裁をしているのに、根っこにあるのは退屈と憧れの話。そこが、この作品をただのシュールギャグから一段引き上げている。

特に刺さったシーン

刺さったのは、戦闘の派手さよりも、スタズが普段のクールな顔から一瞬でオタクモードに切り替わる落差のところ。逢坂良太の芝居がここで効いている。低く乾いたトーンで淡々と喋っていたのが、好きな対象の話になった途端、声の温度が一段上がって早口になる。あの温度差の付け方が上手くて、終盤の盛り上がりよりもむしろ、こういう何でもない数秒のほうを巻き戻して見てしまった。

冬実まわりも良かった。野水伊織の声は、幽霊になってもどこか芯が残っていて、ただ守られるだけのヒロインに聞こえない。スタズの暴走に呆れる時の間の取り方が地味に絶妙で、ボケとツッコミの呼吸がちゃんと成立している。サブタイトルの「猫」が何を指すのかは見てのお楽しみとして伏せておくけれど、その辺のくだりで思わず吹いた。力の入れどころと抜きどころが分かっている、という意味で、おまけにしては芝居が丁寧な一本だった。

読んで見たくなったら——『ブラッドラッド 我輩は猫ではない』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • ブラッドラッドのTV本編を見終えて、もう少しこのキャラたちを眺めていたい人
  • スタズの「強いのに残念」なギャップそのものが好きな人
  • 逢坂良太のクールと早口オタクの落差芝居を堪能したい人
  • 話を前に進めるより、ゆるい外伝の空気を楽しめる人

合わない人

  • ブラッドラッドをまったく知らない状態でここから入ろうとしている人
  • OVAに本編級のストーリー進展や決着を期待している人
  • シュールでテンポの速いノリが体質的に苦手な人

次に見るなら

はたらく魔王さま!——魔界の住人が人間界に出てきて妙に馴染んでしまう話。強い存在が日常に降りてきたときの可笑しさという点で、スタズのオタク性と地続きの笑いがある。コメディ寄りの異種交流が好きなら。

鬼灯の冷徹——地獄を舞台にした、テンション低めで乾いたユーモアのコメディ。淡々とした口調でとんでもないことを言うノリが好きなら、こちらの間合いもハマるはず。

血界戦線——人間と異界の住人が同じ街で雑に共存している世界観と、スタイリッシュなバトルの絵作り。異種混在の街でキャラが好き勝手動くのを眺めたいなら、相性がいい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
「ブラッドラッド 我輩は猫ではない」は、dアニメストアで配信されており、現在視聴することができます。スタズと冬実の物語の入り口を手軽に楽しみたい方は、dアニメストアをチェックしてみるとよいでしょう。月額制で対象作品が見放題になるため、続けてTVシリーズも追いやすい環境が整っています。

よくある質問

Q. 「ブラッドラッド 我輩は猫ではない」はどこで見られますか?
A. dアニメストアで配信されており、視聴可能です。アニメ作品が豊富に揃った定額制サービスなので、本作を見たい方はチェックしてみてください。
Q. この作品はどんなジャンルですか?
A. アクション・コメディ・超自然を軸にした作品です。魔界を舞台にしたシュールなバトルと、オタク吸血鬼スタズのコミカルな魅力が同居しているのが特徴です。
Q. TVシリーズを見る前に視聴したほうがいいですか?
A. 本作は2013年公開のOVAで、TVシリーズに先駆けて作られたエピソードです。世界観やキャラクターの雰囲気を先に味わえるので、シリーズ入門として視聴するのもおすすめです。
Q. どんな人におすすめの作品ですか?
A. クールでシュールな雰囲気のバトルアクションが好きな方や、脱力系のコメディを楽しみたい方にぴったりです。個性的なキャラクターたちの掛け合いを味わいたい方にもおすすめできます。

まとめ

「ブラッドラッド 我輩は猫ではない」は、dアニメストアで配信されており、現在視聴することができます。スタズと冬実の物語の入り口を手軽に楽しみたい方は、dアニメストアをチェックしてみるとよいでしょう。月額制で対象作品が見放題になるため、続けてTVシリーズも追いやすい環境が整っています。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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