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本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第2期
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Ajiado |
本文のみ マインが神殿の秘宝がマナを必要としていることを知ると、自分の命に関わるマナ障害を治す機会だと考える。豊富な図書館を見た彼女は、神殿に身を委ね修道士になることを懇願する。彼女のサービスと並外れて豊富なマナの供給と引き換えに、彼女は治療を受けることになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
本が大好きな少女マインは、神殿に足を踏み入れ、そこに広がる豊富な蔵書に心を奪われる。同時に、自身の命を脅かすマナ障害を治す手がかりが神殿にあることを知り、神殿に身を委ねて修道士となることを決意する。青髪の巫女見習いとして新たな生活を始めたマインは、豊富なマナと引き換えに治療を受けながら、理想の図書館を夢見て奮闘していく。
みどころ・魅力
① 神殿という新たな舞台が広げる世界観
第1期の平民街から一転、神殿という閉鎖的ながらも文化的に豊かな空間が舞台となる。厳格な身分制度や宗教的しきたりが絡み合う中で、マインが持ち前の知恵と行動力でじわじわと居場所を作っていく過程は、世界の奥行きを感じさせる。
② マインの成長と人間関係の深化
修道士や神官たちとの関係を通じて、マインの人物としての幅がぐっと広がる。フェルディナンドをはじめとする複雑な人物たちとの丁々発止のやりとりは、単なる日常系に留まらないドラマを生み出しており、先が読めない展開が続く。
③ 本への愛と創意工夫が生む発明劇
「本が読みたい」という純粋な欲求から生まれるマインの発明や交渉は、第2期でも健在。限られた環境の中で次々と知恵を絞り出す姿は痛快で、ファンタジー世界における「文化の芽吹き」を体感できる本作ならではの醍醐味だ。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 本郷みつる |
|---|---|
| シリーズ構成 | 國澤真理子 |
| 原作 | 香月美夜 |
| 原案キャラデザ | 椎名優 |
| キャラクターデザイン | 海谷敏久、柳田義明 |
| 音楽 | 未知瑠 |
| 美術監督 | 木下了香 |
| 音響監督 | 渡辺淳 |
| OP | 諸星すみれ「つむじかぜ」 |
| ED | 鈴木みのり「エフェメラをあつめて」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を見始めたのは「本が好きな女の子が異世界で本を作ろうとする話」というざっくりした情報だけだった。それがまあ、予想の3倍くらいまじめに「本への執着」を描いていて、気づいたら止められなくなっていた。2期に入って神殿編が始まると、雰囲気ががらっと変わる。1期の「粘土板に字を書こう」みたいな手作り感から、神殿という閉じた権力構造の中でマインがどう立ち回るかという話になる。2回目を見たとき気づいたのは、マインが「本を読みたい」という欲求を起点にしながら、気づけば周囲の人間関係を動かしてしまっているという構図がこの2期で完成されているということだ。1期は生存の話、2期は交渉の話だと思った。
本への執着は、弱者が世界を動かす唯一の武器だった
この作品を「転生もの」として見ると少し的を外す。本当のジャンルは「欲望の話」だと思っている。マインが欲しいのはただ本だ。魔法も権力も強さも、彼女にとっては本を手に入れるための手段にすぎない。神殿に入ることを決意するのも、そこに豊富な図書館があるとわかったからだ。マナ障害の治療という切実な理由があっても、彼女の目がいちばん輝くのは本棚の前だという点が2期を通じてずっとブレない。
この「欲望の純粋さ」が、この作品を他の異世界ものから遠ざけている理由だと思う。マインは世界を救おうとしていないし、最強になりたいわけでもない。ただ本が読みたいだけなのに、その一点の執着が神殿の力学を変え、フェルディナンドとの奇妙な信頼関係を生む。欲望が純粋であればあるほど、それは逆説的に強い。
速水奨が演じるフェルディナンドというキャラクターは、この作品の「大人の論理」を体現している。合理的で冷淡に見えて、マインの純粋さに対して静かに動かされていく。速水奨の声の使い方が絶妙で、台詞の端々に「この男、本当はマインのことを認めている」という感情が滲む。感情を見せないキャラクターの感情を声だけで伝える技術は、やはりこの人でないと成立しなかったと思う。
一方、子安武人演じるベンノの存在が1期から続く「地に足のついた商人」として機能している。神殿という非日常に足を踏み入れるマインを、現実の経済論理から支える役割。子安武人の声は権威と親しみが同居していて、ベンノという複雑な立場の人物をちょうどいい温度に収めている。
神殿編でマインがぶつかるのは「システム」だ。身分制度、宗教の権威、マナの格差。これらはどれも個人の力でひっくり返せるものではないのだが、マインは正面突破しない。代わりに「本が必要」という一点から交渉し、サービスを提供し、少しずつ居場所を作る。弱者が巨大な制度に対してできることの、リアルな描き方だと感じた。
特に刺さったシーン
神殿の図書室をマインがはじめて目にするシーンは、2回見ても3回見ても同じところで喉が詰まる。本が好きな人間があの顔をするのがわかる、という感じ。井口裕香の演技がここで光る。普段から感情を前面に出す演技スタイルだけど、このシーンだけは一瞬言葉を失う間があって、その「無音」の使い方が正確だった。「声優の演技」と「キャラクターの感情」がこれほどきれいに重なる瞬間は、本数を見ていてもそう多くない。
田村睦心演じるルッツが、マインの神殿入りを知って複雑な感情を見せる場面も印象に残っている。田村睦心はルッツの「子どもらしい率直さ」と「友人を失う予感」を同じ台詞の中に詰め込んでいて、単純に「悲しい」では終わらない重さがあった。マインとルッツの関係性がこの2期で大きく変化するが、その変化の重みはこの演技によるところが大きい。
読んで見たくなったら——『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第2期』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 本が好きで、「本のためなら何でもする」という感覚に共感できる人
- 異世界転生ものに食傷気味だが、日常系・スローライフ系の丁寧さが好きな人
- 権力構造や身分制度の中で主人公が頭を使って立ち回る話が好きな人
- 声優の演技を細かく聞き取る楽しみ方をしている人
合わない人
- バトルやアクションで物語が動くことを期待している人
- テンポの速い展開を好む人(この作品は意図的にゆっくり進む)
- 主人公の知識チートによる無双展開を楽しみたい人(マインはそういう方向には使わない)
次に見るなら
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…——同じ「転生した主人公が知識と個性で周囲を巻き込む」構造だが、こちらはよりコメディ寄り。本好きの「欲望の純粋さ」に笑いを求めるなら。
スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました——派手な冒険ではなく「居場所を作る」話として見ると共通点がある。ゆるやかに積み上げていく日常系の空気感が好きなら。
この素晴らしい世界に祝福を!——世界観や身分制度へのアプローチは全然違うが、主人公が「欲望に忠実」という点では近い。本好きの抑制された空気の後に、テンション高めの作品を挟みたいときに。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『本好きの下剋上 第2期』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Huluにて配信中で、主要なサブスクサービスで広くカバーされている。第1期から続けて視聴したい方も、第2期から入りたい方も、いずれのサービスからでもすぐに楽しめる環境が整っている。
よくある質問
まとめ
『本好きの下剋上 第2期』はABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・Huluにて配信中で、主要なサブスクサービスで広くカバーされている。第1期から続けて視聴したい方も、第2期から入りたい方も、いずれのサービスからでもすぐに楽しめる環境が整っている。





