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キルミーベイベー OAD
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
「キルミーベイベー」の劇場版アルバムCDに同梱されたOAD。和田慎二による原作漫画から、アニメ化されていなかった8つのエピソードを映像化した作品である。
作品概要・あらすじ
あらすじ
「キルミーベイベー」の劇場版アルバムCDに同梱された形で発売されたOAD作品。TVアニメでは映像化されなかった原作漫画のエピソード8本を収録しており、殺し屋の少女・ソーニャと天然ドジっ子の安達やすなを中心としたドタバタコメディが展開される。TVシリーズを観たファンへの”ご褒美”的な一本で、おなじみのキャラクターたちの新たなやり取りを楽しめる内容となっている。みどころ・魅力
① TVアニメ未収録エピソードが8本まとめて楽しめる
TVシリーズでは描かれなかった原作漫画のエピソードが8本一挙収録。本編を観終わったファンが「あのエピソードが動いた!」と感じられる内容で、TVシリーズの補完としても満足度が高い仕上がりになっている。② ソーニャとやすなのテンポ抜群な掛け合い
無表情で容赦ない殺し屋・ソーニャと、空気を読まずにぐいぐい距離を詰めてくるやすなの凸凹コンビが生み出すテンポ感は本OADでも健在。短編形式で次々と展開されるため、サクサク観られる軽快さが魅力だ。③ 短編ギャグアニメとしての完成度の高さ
1エピソードあたりのテンポが良く、「落ち」が明確なショートギャグが連続する構成は、TVシリーズのファンはもちろん、初めてキルミーベイベーに触れる人でも笑えるポイントが随所に散りばめられている。キャスト・声優一覧








スタッフ
| OP | やすなとソニア「キルミーのベイベー!」 |
|---|---|
| ED | やすなとソニア「ふたりのきもちのほんとのひみつ」 |
感想・評価
最初に見たとき——OADまで出てたのか、という発見
キルミーベイベーのTVシリーズは当時リアルタイムで追っていた。あの独特のテンポ、ほとんど何も起きないのになぜか見てしまう中毒性。だからこそ「OADまで出てたのか」と後から気づいたときの感触は少し特別だった。劇場版アルバムCDの同梱品という形式からして、完全にコアファン向けだとわかる。TVシリーズを全部見ていないと文脈が半分消える。逆に言えば、シリーズをちゃんと愛した人間には、アニメ化されなかった漫画エピソードが8本まとめて動くという体験になる。最初に再生したときの感覚は「帰ってきた」というより「まだあったのか」に近くて、それがまたキルミーベイベーらしいと思った。
何も起きないことを丁寧に積み上げる——無意味の完成形
キルミーベイベーというシリーズが一貫して描いているのは、「何も起きない日常の反復」を笑いとして成立させるためのギリギリの精度だと思っている。このOADもその延長線上にある。やすなが懲りずにソーニャに絡んで、ソーニャがやすなを殴り、何も解決しない。エトセトラガールが意味不明な絡み方をして去っていく。構造として見れば同じことの繰り返しなのだが、それが8エピソード分あっても飽きないのは、キャラクターの反応精度が異様に高いからだ。
赤﨑千夏のやすなは「懲りなさ」を演じるのが巧い。何度殴られても同じテンションで絡んでいく、あの軽薄さと愛嬌の混ざり具合は、下手をすると不快になるキャラクターを絶妙に愛せる存在にしている。田村睦心のソーニャは逆に「反応の小ささ」で笑いを作る。突き放すような間と、わずかに照れが滲む場面との温度差が、このOADでも健在だった。
OADという形式は補完的な位置づけになりがちだが、このOADはそういう「本編の隙間を埋める」意識が薄い。漫画の未アニメ化エピソードをそのまま動かした、というシンプルな作りで、むしろ純度が高い。TVシリーズが「これが全部か」と思っていたファンへの追加供給として機能しつつ、シリーズの核にあるものを何一つ変えていない。この不変さがキルミーベイベーの強みで、OADはその証明のような存在だ。
新井里美のエトセトラガールは、登場するだけで場の文脈を一度リセットしてくるキャラクターで、OADでの使われ方も相変わらずだった。「何をしに来たのかわからない」がそのままキャラクターの完成形になっている。出演作115本のキャリアを持つ声優でも、これほど「意味不明さ」を安定供給できる仕事はなかなかない。
特に刺さったシーン
やすなとソーニャのやり取りで、やすながいつものように無防備に距離を詰めて、ソーニャが「なんで懲りないんだ」というニュアンスで反応する場面。言葉でもセリフでも説明しないのに、田村睦心の声のトーンだけで「呆れているが完全に嫌いではない」が伝わってくる瞬間がある。2回目に見るとそこが余計に効く。最初の視聴では笑い飛ばしていたのに、見返すと「このふたり、このまま何十年でもこれを続けるんだろうな」という感触が出てきて、それがこのシリーズの本質に触れている気がした。コメディとして作られているのに、どこか長い付き合いの人間関係をのぞき見しているような気分になる。
読んで見たくなったら——『キルミーベイベー OAD』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- キルミーベイベーのTVシリーズを最後まで見た人(必須条件に近い)
- 「何も起きないのに笑える」系のコメディが体に合っている人
- 田村睦心・赤﨑千夏の掛け合いをもう少し摂取したい人
- 原作漫画を読んでいて、動く版で確認したいエピソードがある人
合わない人
- TVシリーズを未視聴で単体から入ろうとしている人(文脈が全部抜ける)
- ストーリーの進展や感情的な山場を期待している人
- OVA・OADという形式に「本編より濃い補完」を求める人
- キルミーベイベーのテンポ感が最初から合わなかった人
次に見るなら
「何も起きない日常を笑う」という感覚が合うなら、日常は外せない。あちらも「出来事の密度を下げることで笑いを作る」設計で、キルミーベイベーと同じ空気を吸っている。登場人物の反応芸という点でも近い。
女子キャラ同士のボケとツッコミの応酬が好きならまちカドまぞくも合う。こちらはストーリーが前に進む分、「何も起きない」感は薄いが、キャラクター間の温度差と噛み合わなさで笑わせる構造はキルミーベイベーと地続きだ。
声優の掛け合いそのものを楽しんでいたならスロウスタートも候補に入れていい。静かで密度の低い日常アニメとして、同じ「のんびり見る」モードで入れる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「キルミーベイベー OAD」は、dアニメストアおよびU-NEXTで現在視聴が可能です。どちらも多くのアニメ作品を配信している主要サービスですので、すでに利用中の方はそのまま視聴できます。TVシリーズと合わせて一気見するのにも最適な環境が整っています。