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日本アニメ(ーター)見本市
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 36話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Studio Khara |
「Japan Anima(tor)’s Exhibition」は、様々な監督が情熱を込めて制作したアニメーション作品を紹介する企画展示です。オリジナル企画、スピンオフ、プロモーション映像、ミュージックPV、VJ映像など多様な作品で構成されています。収録作品には、舞城麻衣城監督の「竜の歯医者」、谷アズマ監督の「ヒルクライムガール」、吉崎響監督の「ME!ME!ME!」などが含まれます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
『日本アニメ(ーター)見本市』は、スタジオカラーとドワンゴが共同で立ち上げた短編アニメーションの展示企画です。毎週1作品ずつ公開する形式で、ベテランから若手まで多彩なクリエイターが、それぞれの「やりたいこと」を凝縮した数分間の映像をぶつけ合いました。オリジナルストーリー、人気作のスピンオフ、プロモーション映像、ミュージックPV、VJ用映像など、ジャンルもテーマも作品ごとにまったく異なります。商業作品では難しい実験的な表現や、監督個人の作家性が前面に出た意欲作が並び、日本のアニメーションが持つ表現の幅広さと底力を一度に味わえる、ショーケースのような企画となっています。
みどころ・魅力
① 監督ごとに激変する「一話完結」の振れ幅
一作ごとに監督もスタッフも入れ替わるため、作風・テンポ・テーマがまるで別物。前の週はメカアクション、次の週はしっとりした音楽PV、という具合に予想がつきません。短編だからこそ味わえる、この振れ幅そのものが最大の魅力です。
② 商業ベースでは見られない実験的な映像表現
尺やタイアップの制約が緩いぶん、クリエイターが本気で振り切った映像が揃います。CGと作画の融合、独特のカメラワーク、攻めた色彩設計など、技術と作家性の実験場として見ると一本ごとの密度に驚かされます。
③ 話題作「ME!ME!ME!」をはじめとする粒ぞろいの収録作
公開当時から大きな反響を呼んだ作品も多く、強烈なビジュアルで語り草となったミュージックPVや、ファンタジー・SF・青春など多彩な短編が収録されています。気になった一本から入っても十分に楽しめる構成です。
キャスト・声優一覧
























トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初はME!ME!ME!の一本だけが目当てだった。あの映像が一時期どこを見ても流れてきて、なんだこれ、と思って元をたどったら見本市にぶつかった、というのがきっかけ。ついでに全部見るか、と軽い気持ちで開いたら、想像していた「PV集」とは全然違った。一本ごとに監督も毛色も振れ幅がでかくて、当たりはずれというより、毎回知らない部屋のドアを開けさせられる感じに近い。最初に通しで見たときはME!ME!ME!の印象だけが残ったけど、二回目は竜の歯医者の作り込みに引きずられて、三回目はもっと地味な一本でふいに手が止まった。見るたびに刺さる場所が変わる短編集って、なかなかない。
「好きに作っていい」と言われたとき、作り手の業がこぼれ出す
この企画、ひとことで言えば「アニメーターに好きにやらせたらどうなるか」の実験場だ。尺は短い、TVシリーズみたいに毎週の進行で削られることもない、スポンサーに気を遣って角を整える必要もない。普通ならその自由は「実験のための実験」、つまり技術デモで終わりがちなんだけど、見本市の面白いところは、自由を渡された人間が結局それぞれの業(ごう)みたいなものに引き戻されていくところにある。
ME!ME!ME!があれだけ語られるのは、映像のインパクトだけじゃなくて、欲望と後悔をあそこまで剥き出しで叩きつけてくる短編がそうそうないからだと思う。竜の歯医者は逆に、短い尺なのに「世界の理(ことわり)」をきっちり立ち上げてくる。同じ自由を渡されて、片方は内臓を、片方は世界の骨格を差し出してくる。この振れ幅こそが、この短編集の正体だ。
だからこれは単なる「すごい映像のショーケース」ではなくて、作り手それぞれの「これが描きたかった」が我慢できずに漏れ出したものの集積なんだと思う。整った商業作品なら落とされてしまう角が、ここでは落とされないまま残っている。見ていて時々しんどくなるのは、その人の手癖や執着がそのまま画面に出ているからだ。配信でまともに見られる場所がほぼないのが本当にもったいなくて、こういうものこそ気軽に見返せるところに置いておいてほしい。
特に刺さったシーン
ME!ME!ME!の終盤、音と色が完全に飽和して、こっちの処理能力を超えてくるあたり。初見では正直「うわ、なんだこれ」と笑うしかなかったんだけど、二回目に音量を上げて見たら笑えなくなった。曲に映像が殴りかかってくる感じで、気持ちいいのか気持ち悪いのか自分でも分からないまま終わる。あの「分からなさ」を狙って作っているのがずるい。
声まわりだと、何本かに林原めぐみが入っているのが地味に効いている。あれだけのキャリアを積んだ声が、こういう実験的な短編にふっと混ざると、画面の異物感が一段増す。聞き慣れているはずの声なのに、置かれている文脈が変だから、耳が勝手に身構える。ベテランをこういう使い方するのか、と妙に感心した。派手な一本に全部持っていかれがちだけど、こういう細部で全体の格が上がっている。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 作画や演出そのものに興味があって、誰がどう動かしたかを見たい人
- 短編・実験映像が好きで、一本の長さより一本の密度を取る人
- ME!ME!ME!を見て「他のも気になる」と思った人
合わない人
- 一本の長い物語にじっくり浸かりたい人
- 全部が均一なクオリティで揃っていないと落ち着かない人
- 説明やオチがちゃんと用意されていないと消化不良になる人
次に見るなら
監督ごとに絵も語り口もまるごと変わる短編集つながりなら、SHORT PEACE。数分の中に世界を詰め込む密度が見本市と近くて、当たりの一本を引いたときの満足感が大きい。
短い尺で世界の骨格を立ち上げる感覚が竜の歯医者あたりに刺さったなら、メモリーズ。三本立てのオムニバスで、それぞれ手触りが違うのに作りはどれも丁寧。
ひとつの世界観を複数の監督が別角度から崩していく面白さが欲しいなら、アニマトリックス。作り手が変わるたびに絵も温度も変わるのを、腰を据えて味わえる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点で確定している配信サービスはなく、定額見放題などで気軽に視聴できる状況ではありません。視聴を希望する場合は、公式の情報や各作品の取り扱い状況をこまめに確認するのがおすすめです。配信状況は変化することもあるため、最新情報をチェックしてみてください。
