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NORN9 ノルン+ノネット
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | ビジュアルノベル |
| 制作 | Kinema Citrus |
平成の小学生・鈴原奏太は、ある歌に導かれて時間を超え、教科書に出てくる明治・大正時代のような町に迷い込む。そこで出会った三人の少女と九人の少年と共に、謎の船「ノルン」に乗り込み、冒険の旅へ出かける。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平成の小学生・鈴原奏太は、ある歌声に導かれて時を超え、明治・大正を思わせるレトロな町へと迷い込みます。そこで彼が出会ったのは、不思議な力を宿した三人の少女と九人の少年たち。彼らは「ノルン」と呼ばれる謎の巨大な船に乗り込み、目的地も知らされぬまま旅を続けていました。それぞれが特別な能力と秘密を抱えるなか、選ばれた者たちの運命が静かに動き出します。出会いと別れ、そして淡い恋心が交錯しながら、世界の行く末を左右する物語が紡がれていきます。みどころ・魅力
① 個性豊かなキャラクターが織りなす群像劇
ノルンに集った若者たちは、それぞれ異なる過去や能力を抱えています。乙女ゲームを原作とする本作らしく、魅力的なキャラクターたちの関係性が丁寧に描かれるのが大きな見どころ。複数の視点が交差する群像劇として、誰に感情移入するかで物語の表情が変わります。淡く揺れる恋模様も繊細に紡がれていきます。② 能力と謎が生むSFミステリー
登場人物たちが宿す特別な力と、目的の見えない船「ノルン」の旅。なぜ彼らは集められたのか、旅の果てに何が待つのか——少しずつ明かされていく世界の仕組みと伏線が、物語に緊張感を与えます。レトロな世界観とSF要素が融合した、独特の雰囲気を味わえる作品です。③ 幻想的なビジュアルと世界観
繊細で華やかなキャラクターデザインと、大正ロマンを思わせる美しい背景が画面を彩ります。儚さと幻想性をまとった映像表現は本作ならでは。切なくも優しい音楽とあわせて、独特の没入感のある世界へと誘ってくれます。映像の美しさそのものを楽しめるのも魅力のひとつです。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 阿保孝雄 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
| 音楽 | Kevin Penkin |
| 音響監督 | 明田川仁 |
| OP | やなぎなぎ「カザキリ」 |
| ED | 織田かおり「Vid en Horisont」 |
| ED | 小田かおり「ゼロトケイ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
乙女ゲー原作、しかも男がぞろぞろ出てくるやつ。正直、タイトルを見た時点で一度は棚に戻した。こういうのは雰囲気だけ綺麗で中身は薄い、とどこかで決めつけていたんだと思う。それが、夜中に何の気なしに一話を流したら、そのまま止まらなくなった。船の上に集められた、能力持ちの少年少女。最初は誰が誰だか覚えられないし、顔がいいのは分かるけど……くらいの距離で見ていた。でも二周目で印象が変わる。序盤の何でもない会話に、後半で効いてくる引っかかりが先に置いてある。乙女ゲー原作だから、と斜めに構えていた自分を、見終わってから静かに反省した。少なくとも、ただ男を並べただけの作品ではなかった。
決められた運命の上で、それでも「選ぶ」ということ
この作品を、男がいっぱい出てくる恋愛ものとだけ呼ぶのは違う気がしている。芯にあるのはもっと冷たくて、SFの顔をした問いだ。能力を持って生まれてしまった人間が、その力ごと一隻の船に集められて、行き先も意味もよく分からないまま運ばれていく。なぜ自分なのか、なぜ選べないのか。登場人物たちはそれぞれ、力を授かったというより、力に人生を握られている。誰かを傷つけてしまう力、誰かの心を読んでしまう力——便利さの裏に、必ず孤独がついてくる。能力ものとしては珍しく、ここでは力が祝福として描かれない。むしろ重りだ。
面白いのは、その重りを抱えた人間たちに「運命はもう決まっている」と突きつけながら、作品自体は最後まで“それでも選べるかどうか”を諦めないところだと思う。決定論的な世界観の中で、それでも誰を信じるか、誰の隣に立つかは自分で決める。恋愛パートが甘いだけに見えて、実はこの「自分で選ぶ」という一点を成立させるための装置になっている。だから単なる乙女ゲーのアニメ化ではなく、選択の余地を奪われた人間が、最後に残された小さな選択を握りしめる話として見える。二周目でそこに気づいてから、序盤の静かな表情の意味が全部変わって見えた。
特に刺さったシーン
声が、この作品の体温をだいぶ決めている。室星ロンの杉田智和は、飄々としているのに芯のところで一歩引いている男を、力の抜けた喋りだけで成立させていて、序盤の何気ないやり取りで「この人は何か知っているな」と思わせる間の取り方がうまい。対して結賀駆の梶裕貴は、感情を真っ直ぐ出すぶん、終盤に声がほんの少し裏返る瞬間の生々しさがいい。思わず巻き戻した。吾妻夏彦の小野大輔の低く沈んだ声と、市ノ瀬千里の下野紘の柔らかさが画面の中で隣り合うと、それだけで関係性の温度差が伝わってくる。乙丸平士の吉野裕行も、軽さの裏の影をちゃんと残していて油断ならない。中でも刺さったのは、終盤、誰も言葉にしないまま船の空気だけが変わっていく一連の展開で、台詞より沈黙の演技で持っていかれた。顔がいいだけ、ではなかった。
読んで見たくなったら——『NORN9 ノルン+ノネット』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 恋愛ものの皮をかぶったSF・運命論的な世界観が好きな人
- キャラの数が多くても、声と関係性の機微で見分けるのが楽しい人
- 一周目より二周目で伏線に気づいて唸りたいタイプの人
- 豪華声優陣の芝居の細部を聴き分けたい人
合わない人
- テンポよく事件が動く展開を求めている人
- 主人公が一人、関係も一本道のほうが集中できる人
- 説明的な決着をきっちり提示してほしい人
次に見るなら
船や閉じた世界の謎より人間関係の機微で見せる空気が好きなら、記憶を失った主人公の視点で進むAMNESIAが近い。同じ乙女ゲー原作で、静かな不穏さの肌触りが似ている。
SFと恋愛の配合をもう少し濃くしたいなら、スチームパンクな世界で「触れれば相手を死なせる」少女を描いたCode:Realize ~創世の姫君~。力が呪いになる構図が、この作品と地続きに感じられるはず。
豪華声優陣のアンサンブルと、群像の中で誰を信じるかという緊張感が好みなら、新選組を題材にした薄桜鬼もおすすめ。乙女ゲー原作ものの完成度の一つの基準として観ておいて損はない。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「NORN9 ノルン+ノネット」は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。アニメ作品を豊富に取り揃えた両サービスなら、本作をじっくり楽しめます。気になった方は、ご自身が利用しやすい配信サービスでぜひチェックしてみてください。
